憧れの「外資系企業」に転職したい！やはり英語力は必須でしょうか？

外資系企業＝年収が高いイメージをお持ちの方は多いと思いますが、必ずしもそうとは限りません。まず、日系企業と外資系企業の違いを見ていきましょう。

外資系企業は給料が高い？

国内系企業の給与体系は年齢給の給与体系が一般的で、各種手当がついている事が多いです。例えば、家族手当や住宅費補助、会社積立てなど、さまざまな福利厚生の概念があります。それに対して外資系企業の給与基準は、業績や成果によるところが多く年齢給がない、個人実績や成果主義を重視した給与体系となります。

一見、給与が多く見える外資系企業の求人内容ですが、国内系企業の福利厚生でまかなえる住宅費などを考えると、自分の手元で自由になる可処分所得額は国内系企業に勤めた場合と変わらない場合もあります。また、外資系企業では成果が出なければ、解雇されるリスクは日系企業と比較して高いという現実も。リスクが高い分、成果を出せば、それに対して高い給与で還元するという仕組みになっているのです。それが「外資系は成果主義である」と言われる所以です。

一方、国内系企業では、個人の成果というよりはチームや協調性を重要視する傾向にあり、ダメだから解雇を検討したり給与をすぐ下げる、と考えるよりは、個人目標管理や評価制度を設け、結果だけではなくプロセスの評価に重きを置きます。合わせて、目標に対しての行動や上司・部下等のコミュニケーション等が取れているかも併せて評価されることが多いでしょう。

外資系と国内系の違いをよく知る

もちろん以上のようなことは一般論で、企業によって状況は異なる場合も多いです。そして、外資系企業・国内系企業どちらにもそれぞれに向き・不向きがあるのも事実です。国内系企業から外資系企業に転職し、企業風土があまりに違うことに戸惑う方も多いですし、いわゆる「外資系」的な企業風土を求めて転職したのに実際転職してみると中身が国内系とほとんど変わらなかった…など、肩を落とす人も少なくありません。

まずは転職を希望する企業について、人事制度、福利厚生、社内の雰囲気など、しっかりと調べ自分の働いている姿をイメージし、向いているのか否かをよく考えてみることが大切です。

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外資系企業では、やはり英語力は必須！

外資系企業でも、もちろん英語を必要としないポジションもありますが、基本的には「英語力は必須」と考えて頂いたほうが良いでしょう。

ポジションによっては、採用の際に本国との英語面接が必須となる場合もあります。特に「将来外資系企業でキャリアップをして行きたい！」と考える方にとって英語は絶対的に必要です。本国とのコミュニケーションは必然的に英語になり、上司が外国人の場合英語でコミュニケーションすることも必須となります。当たり前ですが、外資系企業では各種書類や社内メールも英語で書かれたものがほとんど。つまり、最低限英語の読み書きができないと仕事にならない場合が多いのです。

一般的には、TOEIC700点以上あればビジネスレベルといわれています。もし外資系企業への転職を目指されるのであれば、まずこの点数を目指し英語力を伸ばす努力が必要でしょう。今では英会話スクールや教材だけでなく、スマートフォンアプリ、WEBサービスを利用したE-ラーニングなど、忙しい合間に使えるラーニングツールも豊富です。がんばってくださいね！