「終身雇用で社員は一生会社が面倒をみる」「働く側にも愛車精神や、協調性を重んじる」日本の企業に対し、外資系企業は「それぞれの能力を持った社員が労働し、その対価として報酬を支払う」といった契約的な考え方をもっています。
企業側も働く側もここ最近の状況は変わりつつありますが、働く側には「一生この会社で!」というよりは、自分の持つ能力を活かし、より条件の良い環境を求めて自主的に動いていくといった傾向がみられるようになりました。
外資系企業と日本の企業。
先に挙げた企業の思想的な面だけではなく、一般的な違いが見られる点としては以下のようなポイントがあるかと思います。
外資系の企業と日本の企業。一般的な違い
服装
店頭やPRスタッフなど、ブランドの顔として表に立つ職種の方の服装ですが、
外資系企業は制服として支給されたり、制服代として「クロージング手当」が支給されるのに対して、日系企業は社販にて購入が多い傾向です。
この背景には、日系企業は「物づくりをしており自社商品を体現して売って頂きたい」という気持ちがあるのです。
評価
外資系はチーム売上も評価するが、個人売上も評価の対象とします。
日系は個人売上ではなくチーム売上を重視する所が多い傾向があります。
インセンティブ
外資系は、賞与とは別途にインセンティブを支給する所が多く、日系は賞与に含まれているケースが多い。
もしくは支給なしの傾向もあります。
退職金
以前は、外資系は退職金がない傾向でした。
企業にもよりますが、現在は日系及び外資系企業ともに、退職金支給の傾向にあります。
語学
外資系は、語学力があるとキャリアアップにつながるでしょう。
マネージャークラスなど、本国とのやりとりを必要とするポジションは語学力が必須となってきます。
協調性を重視する日系と実力主義の外資系。
あなたにはどちらの働き方がフィットしそうですか?
これまでのキャリア、スキル、そして性格などを十分に自己分析した上で、見極める必要がありますね。