憧れのアパレル職に就きたい! ショップ店員として働きたい! そんな想いを抱えてアパレルに応募をしたけれど、書類選考に通らなかったり面接で落ちてしまった、という経験はありませんか?
本記事では、次回の面接を成功させるために意識しておきたい点を、NGな例と併せてご紹介します。
まずは書類選考から! NGな例をついやってしまっていない?
面接に繋げるためにも、まずは書類選考をしっかりクリアしたいものですよね。ここでは、ついやってしまいがちなNG例とどのように変更したら良いかをご紹介します。
志望動機や自己PR欄、張り切って沢山書いたけれど……
自分の熱量を伝えるためにPRしたいことを履歴書にびっしり書いて、これでOK! と思っていませんか? しかし、熱い想いを伝えるためには情報量が多ければ良いというわけではありません。結局何が言いたいのか分からなくなってしまう場合もあり、かえって悪い印象を与えてしまうなんてケースも。
履歴書を書く際には下記のような読み手を意識した書き方をするようにしましょう。
【1】読み手にストレスを与えないよう、文章は簡潔明瞭に
採用担当者は、あなたから以外にも沢山の履歴書に日々目を通しています。そのため、読み手にストレスを与えないように簡潔でわかりやすい文章を心がけましょう。くどくどと回りくどい文章や同じようなことを違った言葉で表現してしまっていないかなど、いまいちど確認することをおすすめします。
そうでないと、せっかく良いことを書いているのに「なんだか分かりにくいな」と好印象とは反対の印象を与えてしまうかもしれません。「分かりやすく相手に伝える」というのは仕事上でも重要な点なので、ここで良い印象を与えられるといいですよね。
【2】あなたの印象を左右する美しい文字で記入するように
「字は体を表す」と言われているように、文字はその人の性格も表しています。例えばあなたが採用担当者だとして、書かれている内容や過去の実績がほぼ同じ二人がいて、字が綺麗な人と汚い人であればどちらが良い印象を受けますか? きっと前者の方が良い印象になるかと思います。これで書類選考に落ちてしまうとは言い切れませんが通過率をアップさせるためにも美しい文字というのは意識しておきたいもの。字に自信がない人は、手書きよりもPC入力の方が安心です。
【3】読みやすいような文字の大きさを心がける
これも読み手にストレスを与えないために大切なポイントです。手書きの場合もPC入力の場合も、仕事などで普段親しみ慣れている10.5〜11ポイントくらいの大きさがおすすめです。また、ぎゅうぎゅうにならないような行間もきちんと意識しておきたいです。普段の文字のクセというのは無意識に出てしまっているので、「文字は大きすぎないか、小さすぎないか」「行間は読みやすいものになっているか」ということを押さえておきましょう。
アパレルの履歴書は写真が重要! でもその写真、NGかも?
アパレル業界の中でも、特に販売員であればそのブランドにマッチしているか判断するために履歴書の写真はとても重要ですよね。中には全身写真も送るよう指定があるアパレル企業もあります。
面接に繋げるためによく見せたい気持ちは分かりますが、こんな写真はNGと感じる採用担当者は多くいます。
【1】メイクが濃すぎる
目を大きく見せたり、印象を強くするために濃いメイクの写真を送ったとしたら、もしかしたら「清潔感がない」「ブランドに合わない」という印象を与えているかもしれません。あくまでも清潔感のある好印象なメイクを心がけましょう。また、そのブランドのイメージにマッチしているか、実際の店舗の販売員やSNSを参考にしてみるのもおすすめです。
【2】加工の節度を超えているかも……!?
肌が綺麗に見えるようナチュラルに補正する程度は問題ありませんが、目を大きくする加工や、全身写真であれば脚を長く見せる加工などは避けた方が良いです。たとえそれで書類選考に通ったとしても、面接の際に「写真と違う!」と困惑させてしまうかもしれません。
ご紹介した点を意識し取り入れるだけでも書類選考の通過率はぐっとアップするはずです。ぜひ参考にしてみてください。
いざ、面接へ! 注意しておきたいNG例とは?
書類選考が通り、ついに面接の日。志望動機や自己PRなど、面接での受け答えの準備はバッチリしているかもしれません。しかし、そうした受け答え以外にもチェックしておきたいポイントがあります。
【1】第一印象、暗くなっていない?
入室した時の挨拶や表情など、暗くなっていませんか? 人は最初の数秒の印象で「この人はこんな人なのかな」と判断していると言われています。表情が暗かったり、声が小さかったりするとあまり良い印象になりません。口角は上げ気味で、最初の挨拶はハキハキと行いましょう。
【2】服装がなんだかだらしない……
アパレル面接の場合、ブランドとマッチしているか判断する上で「服装」も大切なポイントになるため、リクルートスーツは避けた方が無難です。また、シューズやバッグといった細かいところまで気をつけましょう。汚れていたり、着古したものだとだらしない印象になってしまうかもしれません。見た目に清潔感がないと不採用にする、なんて採用担当者も多くいます。
【3】TPOをわきまえた服装ができていない
社会人として働く上で、TPOをわきまえた服装というのはとても大切です。面接では「面接という場にふさわしい服装ができているか」といったこともチェックされています。例えば露出が多かったり派手すぎる服装、反対にスニーカーやデニムパンツといったカジュアルすぎる服装はTPOに合いません。先ほど触れたように、清潔感のある好印象な服装選びを心がけましょう。
【4】ハキハキ話せている、でも担当者の話をしっかり聞けていない
話をしっかりできていても、面接官の質問が終わる前に被せるように回答をしてしまったり、質問に対する内容とは違った答えをしてしまっていませんか? こうした場合、たとえハキハキ話せていたとしてもコミュニケーション力に欠けると判断されてしまいます。面接官の質問は最後までしっかり聞き、その質問にきちんと沿った答えをしましょう。
【5】視線が下にあって、暗く見えてしまう
受け答えをする際に、視線がずっと下になってしまっていませんか? 相手の目を見ると緊張してしまう、という人もいるかと思いますが、視線が下にあることで暗く見えてしまったり、自信のなさを与えてしまいます。面接の場ではそうしたこともあると面接官は承知していますが、せっかくなら良い印象を与えたいもの。視線は面接官へ、そして笑顔でいるよう心がけましょう。
以上が面接時の受け答え以外で気をつけたいポイントになります。解答がよくてもそれ以外のところまで意識を向けていないと「内容は良かったけれど、○○がダメだったので残念ながら不採用だな」と思わせてしまうかもしれません。不安材料は全て取り除き、それでも不採用だった場合には「今回は縁がなかったのだ」と次に向けて励みましょう。
書類選考から面接までのNG例、そして意識しておきたいポイントについていかがでしたか?
その企業で働きたいと芽生えた気持ちを成就させるためにも、ご紹介した点をぜひ取り入れてみてくださいね。