アパレルの面接では、他の職種と違って「服装自由」なことが多いですよね。そのため、どんな服装で臨もう? カバンは何を持つべき? ネイルは今のままで大丈夫かな…… など、悩んでしまうことも多いもの。今回は、アパレルの面接に向けてどんな服装にすべきか悩んでいる人に向けて、適切な服装や注意したい点をご紹介します。面接前の参考にしてみてくださいね。
面接時の服装、どんなことに悩む?
まず最初に、アパレルの面接をしたことがある人に対して、面接前にどんなことに悩んだか聞いてみました。あなたもきっと、同じようなポイントで悩んでいるかも?
どんなカバンを持つべきか分からない……
「面接にちょうど良いカバンを持っていなくて、どうしたら良いのか分からず悩みました。普段使っているものではサイズが小さすぎるし、大きめのものはカジュアルなトートバッグしかない。かと言って昔使っていたリクルートカバンでは私服にマッチしないし、正解が分からなかったです。結局、小さめのショルダーバッグとトートバッグの2個持ちで向かったのですが、残念ながらそのブランドさんとは縁がなく…… 落ちてしまったのは、カバンのせいだったのかな? と考えてしまいました。お願い、正解例を教えて!」
ネイルはどこまでOKなの?
「“私服でお越しください”とあり、面接のための服装を考えていたところ、ふと自分の手元に目が行きました。ちょうどジェルネイルをしたばかりで、夏目前だったこともあり、ヴィヴィッドなオレンジにストーンが光る派手なネイル……。落ちてしまった時に、これが理由で落ちたと思うのが嫌だったので、もったいなかったのですがオフして面接に向かいました。結果は無事合格でしたが、ネイルが派手だったら変わっていたかな? と今でも思うことがあります。」
ぐるぐるの巻き髪の人がいて……
「同じ日に面接をしていた人で、ちょっとひと昔前? なんてくるくるの巻き髪をしている人がいました。その時、ふとヘアアレンジはどこまでOKなのかな? と疑問に思いました。服装自由のため、それにマッチした髪型にしたいものの、許容範囲はどこまでなのか知りたいです。」
ラグジュアリーブランドの場合はどうしたらいいの?
「現在都内セレクトショップの店員として働いていますが、ラグジュアリーブランド、ハイブランドでの経験も積みたいなと思っています。けれど、面接時にはどんな服装がいいのか分かりません。やはり、そのブランドのアイテムを身につける方が印象が良いのでしょうか? もしそうなら、頑張って貯金をしないとです。」
このように、アパレル面接に対して、服装や見た目についてどうしたら良いのか悩む声が多く寄せられました。
では、次の章にてそんな悩みや疑問に対する解答をご紹介します。
その悩み、これで解決してみて!
【1】バッグ編:A4サイズも入る綺麗めカバンを持っておくと便利
普段活用させることはもちろんですが、面接のようなTPOにもきちんと対応できるカバンを持っておくととても便利です。
1. カラー
×真っ赤やヴィヴィッドなピンクなど、目立ちすぎるカラー
○黒やベージュ、ブラウン、グレー、ネイビーなど、落ち着いていて品の良さを感じるベーシックカラー。面接以外でも、普段のコーディネートに活用させることももちろん可能。
ブランドのイメージに寄せることももちろん良いですが、面接というTPOに合わせた落ち着いた色のバッグを選ぶのがベターです。「TPOにも合わせているな」と印象付けられるかもしれません。
2. サイズ
×「ペンやノートすら持っていないの?」と思われるような小さめバッグ
○資料、履歴書がきちんと入り、出し入れもスムーズなA4対応サイズ
面接に行った際に、そのブランドや企業についての資料をもらう場合もあるためA4サイズが入るものを用意しておくと安心。例えば、レザー素材の綺麗めトートバッグなどが狙い目なので、是非参考にしてみてください。
3. デザイン
×派手、奇抜すぎる、反対にカジュアルすぎるバッグ
○綺麗めのバッグ、そしてファスナーやスナップボタンで中身が見えづらいバッグ
アパレルだからこそ、ファッションの細かいところもチェックされています。派手すぎたり、奇抜なデザインは避けたいところです。
また、面接中ちらっと見えたバッグの中身がぐちゃぐちゃの人と整頓された人とではどちらが印象が良いでしょうか?
見られない場合にも整理整頓し、かつ中身が見えないようなデザインを選んでおくと安心です。
【2】ネイル編:「清潔感」がとにかく大切! シンプルに徹して
×カラフルすぎたり、ストーンなど華美な装飾を施したもの/接客に影響が出そうなスカルプでの長さ出し
〇ペールピンクやベージュなど手指を綺麗に見せてくれるナチュラルなもの、 シンプルなフレンチネイル
アパレルの面接では、ネイルをしていくこと自体はNGではありません。しかし、どのブランドも共通してチェックしているのは「清潔感」があるかどうかです。
他にも、ジェルネイルが伸びきってしまっていたり、セルフネイルが禿げた状態もだらしない印象を与えてしまいがちなので、避けましょう。
手指を綺麗に見せてくれるナチュラルなもの、シンプルなフレンチネイルなどが良いでしょう。TPOに合わせたネイルをしていけば「細部まで意識しているのだな」と、素爪よりもかえって良い印象を与えてくれるかもしれません。
【3】ヘアスタイル編:ネイル同様「派手」になるのを避けて清潔感を演出
×色が抜けてしまっていたり、根元が伸びきってしまったようなハイトーンカラー/派手な巻き髪
○表情が分かりやすいように顔周りをすっきりさせた清潔感のあるスタイル/たダークカラーかつまとめ髪
ハイトーンでもしっかりケアをしていて、ファッションときちんと馴染んでいればOKですが、手入れを怠っているようなだらしない印象になるものは避けたいです。
また、逆に何もしていないようなボサボサヘアも印象があまり良くありません。寝癖がついていたり、手をかけていないようなパサパサヘアは日頃からきちんとケアし、面接に備えましょう。
おすすめのヘアスタイルとしては、ダークカラーかつまとめ髪。すっきりと顔を見せることで、表情も分かる上にきちんとした印象を与えることができます。ストレートのポニーテールでスタイリッシュに見せても良いですし、軽く巻いたまとめ髪でこなれ感を演出するのもおすすめです。
【4】ラグジュアリーブランド編:こだわりのアイテム選びできちんと感を醸し出して
面接時には、そのブランドのアイテムを着用してブランド愛を伝えたいものですよね。しかし、ラグジュアリーブランドとなるとなかなか金銭的にも着用するのは難しいこともあります。そんな時には、例えばアクセサリーやベルトなど、他のアイテムと比べると比較的手が出しやすいものを身につけてみてはいかがでしょうか。きっとブランド側の面接官も気付いてくれるでしょうし、好印象を与えてくれるかもしれません。
そのブランドのアイテムを身につけるのが難しい場合、ここでも「清潔感」はきちんと保つようにしましょう。ハイブランドの服でなくとも、アイテム選びとコーディネート次第できちんと感はしっかり演出することができます。
また、ブランドのシーズンコレクションを参考にしたようなスタイリングを意識することもおすすめです。
面接に向けて選びたいバッグやネイル、髪型、服装についてのあれこれをご紹介しました。おしゃれが仕事になるアパレルという職業なので、是非日頃から自身の身だしなみを整えてみてはいかがでしょうか。