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現役ファッションデザイナーに聞いた! デザイナーにとって必要な3つのスキルって?


デザインした服を世に送り届けるファッションデザイナー。華やかなイメージがあるだけに、アパレル業界の人でなくとも一度は憧れを抱いたことはある、という方も多いのではないでしょうか。今回は、レディースアパレルブランド、eimy istoireにてファッションデザイナーを務める渡久山さんに、仕事内容や求められるスキルなど詳しくお話しを伺いました。

確かなコミュニケーション力で仕事を円滑に進める

eimy istoire デザイナー/渡久山 恭世(HISAYO TOKUYAMA)

ブランド立ち上げ時より、eimy istoireのデザイナーを務める。大学卒業後、アパレル販売員を経験したのちにデザイナーへ転身。

Q. 現在のお仕事内容を教えてください
ー企画業務全般を行っています。アパレル以外にも靴やバッグなどの小物デザインも担当。また、撮影時のスタイリング組みの他、ウェブサイトの企画ページ用のスタイリング組みも行なっています。

Q. デザイナーのお仕事を始めてどのくらいですか
ー8年ほどになります。

Q. 現在のお仕事に至るまでの経緯は?
ー大学は服飾の大学ではなく、一般の大学を卒業し、アパレル業界は販売員からスタート。現在の企画業務は、実際に周りの方や取引先の方と相談しながら覚えていきました。

Q. シーズンごとに、どのようなプロセスで進行していくか教えてください
ーまず、ディレクターとの打ち合わせを重ねてシーズンイメージを作り、そこから商品に落とし込む作業を行います。作る内容が決まったら仕様書を作成し、サンプル依頼をします。サンプルが上がってきたらディレクターとの確認作業の他、企画部での検討を行い、サンプルを修正して量産進行を依頼していく流れです。

Q. デザイナーとして必要なスキルを3つ教えてください
① コミュニケーション力
私は、デザイナーをする上でコミュニケーション力が一番大事だと思っています。
知識や技術ももちろん大事ですが、作りたいものをどれだけきちんと先方に伝えられるかでサンプルの上がりが大きく変わってくるのです。
また、生産管理やMD、PRや営業部などとも連携をとっていかなければいけないので、特に大事なスキルだと思っています。

② 柔軟性、対応力
仕事を進める上で、スタートから内容が変わっていくことも多々あります。
例えば、デザインや納期の変更だったり、コストや在庫の関係で希望していた生地や付属を変更しなければいけなくなったりなど、進行する上で様々な対応が求められます。その際、スムーズに進行できるよう代替案や折衷案を考えるなど、柔軟な対応が必要になってくるかと思います。

③好奇心
これはスキルではないかもしれませんが、ファッションだけでなく色々なことに興味を持つことが大事かなと思っています。
例えば、街を歩くだけでも仕事に繋がるヒントが多く隠されています。壁や床が素敵な場所からヒントを得たり、色の組み合わせが目を引く広告など、直接ファッションに結びつかないものでも参考になるものがたくさんあります。また、旅行先でのインスピレーションや、経験したことの中にもたくさんのヒントがあると思うので、色々なことに興味を持ち、それをアイデアとしてデザインに落とし込むことも重要なスキルの一つだなと感じています。

Q. デザイナーとして働く上で、大変な面は?
ー企業内ブランドのデザイナーとして働くということは、自分の嗜好だけではなく、ブランドとして見せていきたいものやお客様の望んでいるもの、トレンドや気候など様々なことを考えてデザインをしていくことが求められます。それがやりがいでもあり大変な面でもありますね。

Q. デザイナーとして働く上で、喜びを感じるのはどんな時?
ー街で自分のデザインしたお洋服を着た方を見かけた時や、SNSなどの反応が良かった時など。また、本部や店舗のスタッフからの反応も励みになります。

Q. デザイナーとして働きたい人へのアドバイスを教えてください
ーまずは日々、幅広く情報を収集するといいと思います。
私も実際そうしているのですが、ハイブランドからヴィンテージショップまで様々なお店を回ったり、SNSやウェブサイトで国内だけでなく海外のトレンドを確認したりして、可愛いと思ったものは携帯に保存することを習慣にしています。
また、働きたいと思っているブランドがあれば、そのブランドを利用するお客様がどんな方なのか、どういうものが好まれているかなどを調べてみたり、実際に店舗に行ってみて雰囲気を感じ取ることもいいかと思います。

Q. デザイナーとしてキャリアアップしたい人へのアドバイスを教えてください
ー私自身、服飾の専門学校や大学に通っていたわけではないので、そういった知識や経験がなくても、今の自分に出来ることや求められることを一生懸命やっていけば、少しずつ出来るようになるということが経験して分かりました。チャンスがあれば積極的にチャレンジしていって欲しいなと思います。

コミュニケーション能力や柔軟性といったスキルの他にも、見るもの、触れるもの、経験したことそのものを確実にインプットし商品や企画に落とし込む力。デザイナーとして働きたい方、キャリアアップをしたい方はぜひその姿勢を参考にしてみてはいかがでしょうか。

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