テーパードやスキニー、ガウチョにスカンツ…… 形や丈感など、ボトムスには様々な種類がありますよね。名前を聞いたことはあるし、なんとなくは分かるという意見が多いですが、アパレル業界を目指したり実際に働いているのであれば、どんなものを指すのかきちんと押さえておきたいところ。ここでは、定番ボトムスの種類別に、その特徴やもたらす印象を解説しているので、ブックマーク必須です!
スリム系パンツの種類
まずは、スリム系パンツの種類をピックアップ。ちょっとしたシルエットの違いで印象が変わってくるので、コーディネートによって合わせるパンツを変えてみてくださいね。
1. ストレート
膝から裾にかけて、まっすぐなラインが特徴のストレートパンツ。定番アイテムのため、流行り廃りなくタイムレスに使うことができます。キレイめスタイルはもちろんのこと、カジュアルなど様々なテイストにマッチ。
2. スリム
ストレートよりも、全体的に細身につくられているのがスリムパンツ。すっきりとしたラインなので、ブーツやハイカットのスニーカーとも好相性。
3.スキニー
更にスリムより細身でタイトなスキニーパンツは、英語で「痩せた、とても細い」を指します。脚にぴったりと沿い、ラインを強調するため、ボリュームのあるトップスと合わせるとメリハリのあるコーディネートが完成します。
4.テーパード
「しだいに細くなる」を意味するテーパードパンツは、その名前の通り裾にいくにつれてだんだんと細くなっていくのが特徴です。腰回りはゆったり、ひざ下はすっきりとしているので、ストレスフリーで着れるのにスタイルアップも叶えられるのがポイント。
5.ベルボトム
膝上はタイトで、膝下からまるでベルのように広がっていくため、そう呼ばれるベルボトム。1970年代のヒッピーファッションの象徴アイテムの一つで、中でもデニム素材が主流です。
ワイド系パンツの種類
新しい形も誕生し、種類が豊富なワイドパンツ。ここでは、混同しがちな定番ワイドパンツをピックアップ。
1.ガウチョ
裾に向けて広がりがある、膝下〜七分丈のゆったりしたワイドパンツのこと。南米の草原地域にて牧畜をしていた人々「ガウチョ」に由来しています。動きやすく、広がった裾で通気性も高いため、春夏に特におすすめです。
2.パラッツォ
「宮殿、王宮」の意味を指すパラッツォパンツ。布がたっぷりと使われたロング丈のパンツで、一見まるでロングスカートのよう。ドレープ感があり、エレガントにキマるアイテムなので、シンプルなトップスと合わせても華やぎを添えてくれます。
3.バギー
「袋のような」という言葉を指しているように、全体で見ても太くゆとりのある形が特徴。こちらの形は、主にジーンズに多く見られます。男女ともに履かれており、ユニセックスアイテム。
4.スカンツ
スカート+パンツという造語からできたスカンツ。言葉の通り、まるでスカートのように見えるパンツのことで、足首丈までのものを指します。スカンツと混同されがちな「スカーチョ」は、スカート+ガウチョを指し、ガウチョで述べたように膝下〜七分丈となります。どちらもスカートのような見た目なのに、実際はパンツなのでより楽な着こなしが可能。
5.ボーイフレンド
彼氏や男友達から借りたような一回り大きめのストレートボトムスのことで、主にジーンズのデザインに取り入れられます。ゆったりしており、ラインを拾わないので脚元カバーを担ってくれます。ロールアップして華奢な足首を覗かせることで、メリハリのある着こなしに。
番外編/裾デザイン
最後に、ジーンズに使われる裾デザインについて2つご紹介。裾デザインが変わることによってジーンズの印象もガラリと変わるので、特徴やポイントを押さえてみてください。
1.カットオフ
ジーンズの裾に施される手法で、「切りっぱなし」を指します。ラフなニュアンスやこなれ感を演出できるので、シンプルな白T合わせでもおしゃれ感度がぐっと高まった印象に。履き倒したジーンズにカットオフリメイクを施すことで、また違った装いが楽しむことが可能。
2.フリンジカット
カットオフの一種で、裾部分の横糸を抜くことでフリンジデザインになります。フリンジの長さが長いほど、より個性派な仕上がりに。
ボトムスの種類、いくつご存知でしたか?
特徴などを押さえておくと、コーディネートを組む時に便利なので役立ててみてくださいね。