アパレル業界での転職を考える際、国内アパレルと外資系アパレルでの働き方の違いや、必要な条件を気にしたことがあるのではないでしょうか。どちらも華やかな職場というイメージが強く、憧れを持つ方が多いと思います。表面的には大きな違いはなさそうですが、実際は、国内アパレルと外資系アパレルで働き方の特徴や、求められるスキルが違うと言われています。今回は、国内アパレルと外資系アパレルの特徴や、外資系で求められる語学力などの必要条件について解説します。
【目次】
・外資系アパレルブランドとは
・カジュアル系ブランドの参入
・外資系では語学スキルが必須？
・英語を学ぶメリット
・販売技術＋語学でスキルアップ
外資系アパレルブランドとは
アパレルブランドには、国内アパレルと外資系アパレルの企業が存在します。国内アパレルは生産から販売までを自社で担っている場合が多く、国内のみで流通しています。一方、外資系アパレルは海外で生産され、それを輸入して販売。日本限定アイテムなどもあるようですが、基本的には海外が拠点です。
例えば販売スタッフの働き方を上げると、自身の着こなしを販売へとつなげる自由なスタイルの国内アパレルに比べ、髪型やメイクなどにも細かいルールが設けられているなど、外資系アパレルはブランドイメージを意識したスタイルを求められることが多いようです。また、外資系は成果主義なので、個人の能力をしっかり評価してもらえるやりがいのある環境と言えるでしょう。
カジュアル系ブランドの参入
外資系アパレルは、その特徴から大きくハイブランドとカジュアルブランドに分けることができます。外資系と聞いてイメージするCHANELやLOUIS VUITTON、HERMESなどはハイブランドで、歴史が長く、直営店やオートクチュール・オーダーメイドなどの販売をメインとしています。一方のカジュアルブランドは、近年、世界中で展開されています。ハイブランドに比べると歴史は浅いですが、手に入りやすい価格帯の商品を販売しており、徹底したマーケティングを元に店舗によって商品展開などが異なるのも特徴のひとつで、GAPやH&M、ZARA、Bershkaなどが上げられます。
外資系では語学スキルが必須？
外資系でも、ハイブランドとカジュアルブランドで求める人材の傾向は異なります。ハイブランドに関しては、海外の本部で働く社員とコミュニケーションを取る機会もあるため、日常会話レベルの英語力が求められることが多くなります。カジュアルブランドでは入社時点で語学スキルが必須というブランドは少ないようです。ただ、国内アパレルに比べるとグローバルな環境であるため、触れる機会は多いと考えるべきでしょう。スピーキングのハードルは高いですが、例えば国内アパレルとは服のサイズ表記に違いがあったり、ファッションに関する専門用語は英語が多いため、ライティングができるだけでも日常的に役立ちそうです。
英語を学ぶメリット
販売スタッフであればライティングや日常会話ができるだけでも問題はなさそうですが、新型コロナウイルスが収束した際には海外からの観光客も戻ることが予想され、同じ販売スタッフでも語学力があることで、海外のお客様の割合が多い都心の店舗に優先的に派遣されるなど、仕事内容に違いが出てくるでしょう。営業職やマーチャンダイザーなど、キャリアアップを目指している場合には、本部スタッフや海外のデザイナーなどと話しをする機会が多いため、一定の語学力が必要と言えます。また、転職する際にも大きな強みとなりそうです。さらに、アジア系外資では中国語も視野に入れると即戦力として活躍できるでしょう。
販売技術＋語学でスキルアップ
外資系の企業は、細かな規定が設けられていますが、経歴や年齢に関わらず個人の能力を評価してもらえる環境で様々なことに挑戦できるため、柔軟な姿勢で、自身の目標を達成するために努力できる人には魅力的な職場です。アパレル業界で働くには、服やオシャレが好きであることはもちろん、コミュニケーション能力やブランドへの理解を深め、そのブランドのイメージを体現できることが重要で、ファッションECについての知識も外せません。外資系ブランドでのキャリアパスを考えるなら、＋語学力を身につけるのが望ましいと言えそうです。
