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接客術として活かす! アパレル店員が知っておきたい知識がこんなにある


接客の際に、お客様とどんな会話をしていますか?
定型文のような言葉しかかけられない、なかなかお客様と会話が続かないという方は、接客に活かせる知識を増やしてみるのはいかがでしょうか。お客様のためになる提案をすることで、あなた、そしてブランドそのものへの信頼感にも繋がります。ご紹介する身につけておきたい知識を参考に、接客術を高めてみてくださいね。

トレンドを知っているのは当たり前! 接客に落とし込むなら?

毎シーズン、アイテムや柄、カラーなどトレンドというものがありますよね。アパレル店員であれば、コレクションスナップやSNSをチェックして、トレンドについて熟知しておきましょう。

そして接客する中で「今年はこんなアイテムがトレンドなんです」と伝える方も多いのではないでしょうか? しかし、これだけではお客様に与える情報としては不十分。お客様がそのトレンドアイテムを購入した先のことそ想定して、更なる情報を提供していきましょう。

1. 定番アイテムとの合わせ方を提案する
トレンドアイテムを紹介するときに、お客様も持っているであろう定番アイテムとの合わせ方を勧めてみましょう。例えばTシャツやジーンズなど、お客様が想像しやすいアイテムとの組み合わせから勧めます。次に、ちょっと意外性のあるアイテムとの組み合わせも紹介すると「そんな組み合わせもできるんだ!」と興味を持ってもらえるかもしれません。
着こなし提案をするためには、自ら進んで雑誌やSNSでコーディネートの情報収集をすると、会話の引き出しも増えていきます。

着回し方法を伝える
お客様からすると、アイテムを購入するのであればどれだけ着回せるのかということも大切になってきますよね。ここでも着こなし術をいくつか紹介し、着回せることをアピールしていきましょう。

3. これから先も着られることをアピール
「シーズンものだから、なるべく安く抑えるようにしている」というお客様も多い、トレンドアイテム。しかし、トレンドの中にもタイムレスに着ることができるアイテムもあります。そういったアイテムをお客様に勧める際には、これからも先に着られることを紹介しつつ、着こなし提案も併せて行いましょう。

パーソナルカラーを最大限活用する

「パーソナルカラー診断」について聞いたことはありますか?
パーソナルカラーとは、人それぞれが持つ瞳や肌の色と調和した色のことを指します。似合う色を身につけることで、その人の持つ魅力が更に引き出されるので、アイテムを提案する際にはパーソナルカラーを会話に交えて紹介すると良いかもしれません。

例えば、上記のような色があります。どれもグリーンですが、それぞれ色味が異なりますよね。パーソナルカラーごとに見ると、その人に似合うグリーンは変わってきます。

さて、パーソナルカラーとは「スプリングタイプ」「サマータイプ」「オータムタイプ」「ウィンタータイプ」と4つの季節に分けられます。

ご覧のように、肌の色がブルーベースかイエローベースによって「春か秋」または「秋か冬」に分けられ、ソフトかハードな印象かによってそれぞれ4つの季節に分類されます。

では早速、それぞれどんな印象の人を指すのか、どんな色が似合うのかチェックしてみましょう。

【スプリングタイプ】
血色が良く、ヘルシーな黄味がかった肌の色、明るいブラウン系の瞳が特徴。フレッシュでキュートな印象の人が多いタイプで、ブライトカラーというはっきりとした色が似合います。

【サマータイプ】
肌、唇の色が血色の良いピンク色で、黒かこげ茶の瞳が特徴。優しい、上品というイメージが似合う人が多く、透明感を引き立てるようなパステルカラーが似合います。

【オータムタイプ】
イエローベースの肌で、瞳の色がダークブラウン。落ち着いていたり、ゴージャスなものがしっくりくるタイプなので、深みのあるリッチなカラーが似合います。

【ウィンタータイプ】
青みがかった肌の色で、瞳の色はくっきりとした黒やこげ茶。クールやモダンな印象の人が多いタイプで、鮮やかな純色やアイシーカラーが似合います。

上記の情報は一部なので、「サマータイプの人はどんな印象の人が多い?」や「ウィンタータイプの人は具体的にどんなカラーが似合うのか?」ということをぜひ掘り下げて、知識を溜めていってみてください。
すると、接客の際に「このお客様は瞳の色が黒で、クールな印象。ウィンタータイプに似合うカラーを提案してみよう」という思考になり、「お客様は瞳がとてもくっきりとした綺麗な黒なので、こういったカラーが魅力をより引き立ててくれますよ」といったような提案ができるようになります。説得力のある根拠を元に、お客様自身も気付かなかった似合う色を提案できるようになると、信頼感にも繋がりますよね。ぜひ試してみてください。

骨格診断で体型の悩みをカバーできる提案をする

パーソナルカラーで色の提案ができるようになったら「骨格診断」も組み合わせて更に良い提案をしてみるのはいかがでしょうか。

筋肉や骨、脂肪の付き方の特徴から、人は「ストレート」「ウェーブ」「ナチュラル」という3つのタイプの骨格に分類されます。自分がどの骨格か知ることにより、どんな形の服が似合うのか、どんな柄を身につけると気になる部分がカバーできるのかということが分かってきます。

それぞれの特徴をチェックしてみましょう。

【ストレートタイプ】
筋肉がつきやすいタイプで、全体的にメリハリのある体型が特徴です。重心が上半身につきやすいタイプ。似合う服としては、シンプルベーシックやジャストサイズのものがおすすめ。

【ナチュラルタイプ】
骨格がしっかりしており、スタイリッシュな体型であるナチュラルタイプ。手脚が長い人も多いタイプなので、ラフなカジュアルコーデもサマになります。肩周りの骨が目立ちやすい人も多いタイプなので、ロング丈のボトムスやワンピースで視線を下げると◎。

【ウェーブタイプ】
脂肪がつきやすいタイプで、骨が華奢な人が多いタイプです。重心が下半身にあることが多いので、ハイウエストなどを選ぶとスタイルアップに繋がります。

パーソナルカラー同様、骨格診断でもそれぞれのタイプの特徴を更に掘り下げていってみましょう。そうすることで、「肩周りをカバーできるこのトップスで、全体のバランスが整う」などといった提案ができるようになります。パーソナルカラー診断と組み合わせて提案すると、よりお客様のためになるので、ぜひ知識を増やしていってみてください。

採寸やお直しについての知識も持っておく

お客様の中には、ボトムスの丈感が気になったり、靴が微妙にフィットしないなど、サイズやシルエットが理由で購入を迷われる方もいますよね。
そんな時には、採寸やお直しの知識も持っておくと便利です。
自社でお直しできるのか、できない場合はおすすめの仕立屋の提案をするなど、引き出しを持っておきましょう。
また、例えば靴のフィット感に悩んでいるお客様がいるとします。ヒールだからかかとが抜けないようにジャストフィットのものを探しているのであれば、中敷を勧めるのか、かかとパッドを勧めるのか見極めていきましょう。疲れにくさを重視してフラットシューズを探しているお客様なら、つま先が痛くならないようにワンサイズ上を提案するなど、お客様の求める商品と機能性を照らし合わせて、ベストなものを提案できるようになると良いですよね。

 

いかがでしたか?
接客に活かせるファッションの知識は沢山あります。様々なことに好奇心を持って掘り下げていくことで接客の自信にも繋がるので、ぜひ引き出しを増やしていってみてくださいね。
 

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