採用側が求めるパタンナーのスキルとは？昨今のパタンナー求人に関する傾向などがあれば教えてください。

実際の業務では、すべてのパターンをCADで作成しているわけではありませんが、修正や焼き直し、グレーディングやマーキング、仕様書作成、パターンのデータ管理など付随するソフトによってCADの多様化が進んでいます。

そういった背景からも、募集される案件のほぼ9割は、CAD経験者が求められているというのが現状です。

CADの技術力以外にも、日々の業務では1つのアイテムに偏らず色々なパターンを手がけるよう常に心がけてください。もちろん1つのアイテムに対し専門的な技術力を磨くことも大切ですが、企業から求められる人材として、総合力のあるパタンナーが求められる傾向も強く、将来的なキャリアアップを目指すなら、積極的に技術の幅を広げておきましょう！

採用試験において、選考の段階で実技試験を行なうケースも多くなっています。
課題はまちまちですが、半日かけてトアル作成をする試験では、

• 限られた時間のなかでどの程度の完成度があるか
• ポケットやベンツなど正確にもれがなくついているか
• デザイン画の雰囲気でそのブランドのシルエットをイメージできるか

——など、実技試験の出来栄えにより時間内に完成できる技術力がはかられます。

CADの技術に自信が無い場合は、講習会などに行って、積極的に勉強してみましょう！

当社、東レエンタープライズでは、東レCADの基本操作・応用方法などについてを学ぶことができる無料講習会も開催しております。東レのCADを実際に使いながら、操作の基本をしっかり身に着けて頂くことができる講座ですので、ご希望の方は、是非ご参加していただき、日頃の技術をブラッシュアップしてみてください。