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販売職から本社勤務を目指したい…未経験の職種へキャリアチェンジする際に注意すべきこと

最近「販売職から本社勤務を目指したい」「今とは違う、未経験の職種に転職したい」など、何らかのきっかけでキャリアチェンジを目指される方からのご相談が多い、というお話をとある転職コンサルタントの方から耳にしました。一方で、一貫した職種でキャリアを重ねていく場合に比べると、こういったケースではやはりリスクもついてくるもの。今回は、前職とは違う未経験の職種へチャレンジされる際に注意するべきポイントについて、ファッショーネのコンサルタント、木村さんにアドバイスをお伺いしました。

百貨店のインショップで、販売スタッフとして勤務中です。店舗運営の面などでサポートしてくださる本社勤務のスタッフの姿を見て、営業やMDに興味が出てきています。販売以外の職種の経験はないのですが、ファッション業界内で別の職種に転職する、ということは可能なのでしょうか。また、別の職種に転職を希望する際に注意しておくべきポイントなどがあれば教えてください。

職種を変えての転職は可能です。ただし、ファッション業界では実務未経験から応募できる案件は限られているため、慎重に転職活動していく必要があります。

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ご希望される職種によって状況は変わりますが、前職と違う職種でご転職を成功される方ももちろんいらっしゃいます。例えば、以前セレクトショップで販売を4年間ご経験された20代の女性で、PR会社へのプレスアシスタントへのご転職を成功された方がいました。また、アパレル企業での営業事務をご経験された後、大手商社の生産管理職にご転職された、という方も。

ただ、こういったケースは決して多いわけではなく、求人の大部分は経験者採用となっているのがファッション業界の転職市場の現状です。理由としては、小売店舗を持っている会社であれば本社での欠員が出た場合、販売職として実績を上げた方を内部から採用する場合が多いため、外部から採用する場合は即戦力となる経験者を採る傾向があること。そして、国内のアパレル業界の市場規模が縮む中、本社での人員を減らす企業も出てきており、未経験の方を採用した際、教育に時間を掛けられないということなどが挙げられます

「募集要項に合致した求人がなかなか見つからない……」「他にも数多くの候補者がいて、面接を通過できない……」実務未経験から転職活動をされている方々からは、このような悩みをよくいただきます。未経験からチャレンジする転職活動は長期化する傾向にあるので、転職に関しては慎重な姿勢が必要です。

未経験の職種にチャレンジする際にチェックしておくべきこと

「実務未経験でも、やっぱりチャレンジしたい!」という方は下記内容を踏まえて活動していきましょう。

1. これまでの経験職種から未経験職種へのキャリアアップ制度がある企業も検討する

先ほども述べたように、販売職からの内部採用を行っている企業は多く、実務経験がある職種からチャレンジし、将来的に希望の職種へキャリアチェンジを目指す、という方法もあります。例えば弊社でお付き合いがある大手セレクトショップでは、社員一人ひとりの希望を聞く制度があり、それを機会にスーパーバイザーや、プレス、バイヤー、人事職、MDアシスタントなどの本社勤務の職種へとキャリアアップしていかれるそうです。

ただし、企業によっては「販売職からの本社職種へのキャリアチェンジは一切行っていない」という企業もありますので、キャリアチェンジの制度や前例があるかどうか、応募の際に確認しておきましょう。

2. 小売形態でない企業で未経験職種での募集も探す

商社やOEM企業、ECサイト運営企業など実店舗を持っていない企業では、実務経験が無くても外部から採用するケースがあります。ただし、こういった企業の求人は非公開求人であることも多いので、複数の人材紹介会社に登録し、最新の求人情報が常に手に入る状態にしておくことをオススメします。

未経験の職種では給与下がってしまうことも。エントリー前に仕事内容と契約内容のバランスをよく考えて。

未経験の職種にチャレンジする場合に、よく懸念として挙げられるのは「給与」と「雇用形態」です。アパレル業界に限らず、同じ業界でも職種を変えての転職の場合は未経験とみなされ、給与が下がってしまうことがあります。今現在の給与額をキープするためには新しい仕事の内容がこれまでの仕事内容とどれだけ共通性があるか、という点が重要です。また給与水準が高い企業では、未経験だとしても現状の給与額をキープできる可能性もあります。

雇用形態の面でも企業によっては「未経験の場合はアルバイトからスタート」ということも。雇用形態・給与に関しては、選考中、遅くとも内定を受諾する前には必ず確認するようにしましょう。

今の仕事で伸ばせる“ポータブル・スキル”がないか改めて考えてみる

未経験の職種とはいえ、面接の時には「これまでの経験、スキルで何が活かせるのか?」と企業側に聞かれることもあります。

職種、業界が異なっても活かせるスキルのことを“ポータブル・スキル”と言います。例えばコミュニケーション力、問題解決力、ストレス耐性、ファッションに関しての知識など、今の職場でも伸ばせるポータブル・スキルがきっとあると思います。転職活動を始める時に、ご自身のポータブル・スキルは何なのか、棚卸しをすることをオススメします。

今回お話を聞かせてくれた転職コンサルタント
ファッショーネ
コンサルタント 木村 友香さん

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