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【節約方法】アパレル販売員あるある。自社製品を買いながらの貯金

大好きなアパレルの仕事を続けてはいるものの、いつも頭の片隅で気になる「お金」のこと。誰かに相談したくてもなかなかできなかったお金の悩みについて、女性のためのお金の総合クリニック「エフピーウーマン」の續恵美子(つづき・えみこ)さんにアドバイスをいただきます。今回は、洋服代など何かと出費がかかる「販売員のための節約術」です。

好きなブランドの販売員として働けるのは嬉しいのですが、店頭に立つために季節ごとに新作を買わなければならず、その度に3〜4万円の出費がかかり、家計に余裕がありません。何かいい節約方法はありますか?ちなみに、手取りは23万円程度。家賃は7万円になります。【26歳・販売員・女性】

お仕事で洋服代にお金がかかるのは仕方ないことだと思います。ファッションセンスを提供する仕事では、洋服代以外に美容代などにもお金がかかっているのではないでしょうか。しかし今回の相談者の方は手取り給料が23万円あるとのこと。他の支出の状況がわかりませんが、7万円の家賃を払っても十分やりくりできる金額です。まずはご自身のお金の使い方を見直しされることをおすすめします。

月々のお金の使い方を確認し、収支の状況を見直してみる

すべての人に該当するわけではありませんが、「○○にお金がかかるから仕方ない」といっている人のお金の使い方を見ると、実は○○以外の隠れた支出が多いことがよくあります。

預金通帳やクレジットカードの明細書で、お金を引き出した回数、手数料を取られた回数・金額、携帯電話などの引き落とし金額、カード利用した店や金額が確認できますね。

これらを見て、自分が計画的なお金の使い方をしているかどうか考えてみましょう。計画的にお金を使う、つまり家計の費目ごとに使っていい金額を決め、そのなかでやりくりする習慣をつけることは節約の第一歩です。月々使っていい金額の目安を示しますので参考にしてください。

実はこれは相談者の方の現状を踏まえつつ、家計の比率をはじき出したもの。理想的な家計比率では家賃と衣服代はもう少し少なめです。それでも家賃を7万円払いながらも貯金に回すお金も確保できているのがおわかりでしょうか。自分が使いすぎているなという費目があれば見直しをしてみましょう。

必要な洋服代は別口座をつくって管理

時々ドカンと必要になるお金も計画的に準備していきましょう。例えば、洋服代はシーズンごとに3~4万円かかるとのことですが、毎月3~4万円払っているわけではないのではないでしょうか。「これ買わなきゃ」と思ったときにまとめて買うと負担も大きいですし、他の支出にも影響します。

解決策として衣服代専用口座を作り、毎月2万円程度を入れていきます。実際に買う時の支払いは専用口座から支払うと家計への負担もかかりません。家計管理もしやすくなりますよ。

その他の費目で節約の工夫をしよう

家賃や洋服代を減らせないなら、その他の費目で節約を心がけましょう。

仕事上、美容代も多めに割きたいところですが、ここは抑える努力を。カットモデルで美容院代を浮かす工夫もありますし、ポイントメイクのアイテムはプチプラのものを使用するのもいいでしょう。

使途不明金などムダな支出も限りなくゼロに近づける努力が必要です。お仕事上、帰宅時間が遅くなり、帰宅途中にコンビニで買い物、ついでにATMで払い出し……ということもあると思います。しかし、時間外やコンビニATM利用などにかかる手数料もバカになりません。現金引き出しが必要なら出勤途中の手数料がかからない時間帯に銀行ATMで。クレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレス化をうまく取り入れるのも手数料節約に役立ちます。

税金は節約できる!?

アパレルブランドの販売員としてお仕事をされていると、「特定支出控除」という言葉を耳にすることがあるかもしれません。

所得税の制度には、業務の遂行に必要で自腹を切った支出があれば、必要経費のように所得から控除することができる制度があり、これを「特定支出控除」といいます。

例えば、ブランドの販売員が自社ブランドの洋服を着て接客しなければならないという決まりがあり、そのために購入する衣服代は「特定支出控除」という、いわゆる必要経費と見なしてもらえる税制上の制度です。衣服代を収入から差し引くことができれば、その分所得税が少なくて済み、節税につながるということです。

ただし、そのためには条件が2つあります。

1. その衣服の購入が職務の遂行に直接必要なものとして、給与等の支払者に証明してもらえること
2. 特定支出の年間合計額がその年の給与所得控除額の1/2を超えること

社員割引や会社補助があるケースでは、あくまで自分自身が負担した部分の金額が対象です。2の条件の計算は手取りではなく額面収入で計算します。

仮に額面年収340万円とすると、給与所得控除額は120万円になりますから1/2を超える特定支出ということは年間の衣服代が60万円を超えなくてはなりません。月々5万円超の衣服代が必要な計算になりますから、あまり現実的ではありませんね。

それでも年によっては今以上に衣服代をかけなくてはならない時が来るかもしれませんし、このようなお金の知識を持つことも節約上手になる近道です。日頃の生活で地道な節約を心がけながら、必要なときにはお金をかけるというように、計画的に、メリハリをつけながら上手にお金を使っていってください。

参照:国税庁「平成28年分以後の所得税に適用される給与所得者の特定支出の控除の特例の概要等について(質疑応答編)」
https://www.nta.go.jp/law/joho-zeikaishaku/shotoku/shinkoku/160926/pdf/03.pdf

まとめ

*使っていい金額を決めて、やりくりする習慣をつけることは節約の第一歩

*洋服代は専用口座をつくって管理すれば、家計への負担もかからない

*ATM利用の手数料なども要チェック。ムダな支出は限りなく抑えよう

*税額控除など、お金の知識を持つことが節約上手の近道

本日お話を伺った方

續恵美子|つづき・えみこ

女性のためのお金の総合クリニック「エフピーウーマン」認定ライター。ファイナンシャルプランナー(CFP)。生命保険会社で15年働いた後、FPとしての独立を夢みて退職。その矢先に縁あり南フランスに住むことに――。夢と仕事とお金の良好な関係を保つことの厳しさを自ら体験。生きるうえで大切な夢とお金のことを伝えることをミッションとして、マネー記事の執筆や家計相談などで活動中。

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