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アパレル関係者だけが参加できるという噂のBARに潜入。その魅力を参加者に直撃!

毎月第2・第4火曜日にオープンするアパレル関係者だけが参加できるBARがあることをご存知でしょうか。その名も『Fashion Tuesday(ファッション・チューズデイ)』。今回はその真相を探るべく、FashionHR編集部が潜入!関係者や参加者の声をお届けするとともに、その魅力を探ります。一体どのようなメンバーが集い、どのような交流が夜な夜な行われているのでしょうか?

「ファッション」に携わる幅広い客層で賑わうアパレル関係者限定のBAR

Fashion Tuesdayは、毎月第2・第4火曜日にオープンする、アパレル関係者限定のBAR。他のイベントと大きく異なるのは、「アパレル関係者限定」という点と、イベントではなくあくまでも「BAR」という位置付けであることです。

普段は「クライム (CLIMB)」というおしゃれな飲食店だという店内で、業界関係者の横の繋がりを支援する空間が作られます。集まるのはブランド経営者やショップスタッフ、デザイナーやモデル、カメラマン、中には将来ファッション志す大学生まで多彩な顔ぶれが集います。毎回、知り合いの紹介や、SNS、各種メディアから情報を聞きつけた業界人が集まり、洗練されたムーブメントを生み出しているのです。

Fashion Tuesday

Instagram:https://www.instagram.com/fashiontuesday2018/

お客さんに突撃インタビュー!参加して得たものは?

4月の某火曜日、夜20:00。 Fashion Tuesdayが行われるという噂のビルの前にやってきた編集部。入り口には「アパレル関係者限定BAR」の立て看板が設けられ、夜も賑わう竹下通りに負けない存在感を醸し出しています。扉を開けると、薄暗い店内は間接照明でライトアップされ、その様は “おしゃれな隠れ家”という言葉がぴったり。

時間になると続々とやってくるお客さんたちで、席はあっという間に埋まっていきます。今回は、BARに参加した方に、Fashion Tuesday来店の経緯や、どういう関係を構築しているのかなどインタビューを行いました。

 

MOMENT headwear
クロオさん クボヤさん

[普段のお仕事について]

キャップ専門ブランド『MOMENT headwear(モーメント・ヘッドウェア)』のデザイナーです。帽子って、若い人向けやカジュアル寄りのようなイメージがあると思うんですけど、そんなイメージを覆すようなシンプルかつクールなキャップ作りをしています。モード系やきれい目スタイルにも合うようなデザインで、デザインから生地、縫製に至るまですべてメイド・イン・ジャパンです!

[参加経緯について]

SNSで偶然このBARの存在を知り、初めは自分のブランドを知ってもらうきっかけになればと思って来店しました。かれこれ3〜4回は参加していますね。人とつながるという趣旨のBARってなかなかないので、Fashion Tuesdayのような空間は貴重だと思います。

[参加して良かったこと]

多くの業界の方がいらっしゃいますので、自分たちと同じようにファッションのデザインをされている方と知り合い、ブランドの展示会に行かせていただいたり、生地関係の卸しをされている方の展示会にいかせていただいたこともあります。また、MOMENTは基本オンラインショップのみなんですけど、年に数回ポップアップショップもやるんです。そのポップアップにFashion Tuesdayで知り合ったお客さんが来て、実際に購入してくれることもあります。

[Fashion Tuesdayに期待することは?]

さまざまな方と知り合え、毎回違うつながりができるのでとても楽しいです。ここに参加している皆さんとイベントをやるのも面白そうだなと思います。

MOMENT headwear

HP:https://moment-headwear.com/
Instagram:https://www.instagram.com/moment_headwear/

 

小笠原エリイさん(モデル)

[普段のお仕事について]

フリーランスのモデルをしています。今まではモデルエージェントに所属して、広告などの仕事をさせていただいていたのですが、フットワークが軽い私自身の性格をもっと強みにしていきたいと思い、今年からフリーランスに転向しました。今後は海外でもお仕事をしていきたいなと思っています。スポーツウェア・ランジェリーの仕事などもすごくやってみたいです!

[参加経緯について]

知り合いの方に「こんな面白い場所があるよ」と教えていただいて、気になったので参加しました。今日は2回目ですね。ダイレクトに仕事のお話ができて、お酒や食事を楽しめるようなこういう場所ってありそうでないと思います。Fashion Tuesdayは「人と人をつなげよう」という意識がどこよりも強いと思います。

[参加して良かったこと]

前回参加した時に同じモデル仲間と知り合うことができて、仕事の話で盛り上がりました!今後やりたい仕事の相談をしたら、展示会に誘ってくれたり具体的にアドバイスをくれたりして、Fashion Tuesday外でもつながっています。長く付き合えそうな方と知り合えるのはFashion Tuesdayならはだと思いますね。

[Fashion Tuesdayに期待することは?]

もっと有名になってほしいですね。とても素敵な場所なので、もっと盛り上がって、業界になくてはならないBARになっていってほしいです。私も一役買いますよ!(笑)

小笠原エリイ

Instagram:https://www.instagram.com/ogasawaraerii/

 

dress-sing
山﨑純子さん(代表取締役)

[普段のお仕事について]

『株式会社ドレッシング』という会社を経営しています。「唄うようなドレスを届けたい」という思いを社名に込めています。ドレスと言っても本物のドレスを扱っているわけではなくて、普段着のようなTシャツもドレスと称して取り扱っています。また、オリジナルブランドの『heki(ヘキ)』と『aurea(アウレア)』を運営していまして、hekiはうちの若手が立ち上げをしました。

[参加経緯について]

知り合いの紹介で参加して、今回で5回目になります。東京でアパレル限定のオープンな交流会ってあまりないですし、アパレル関係者限定で、気軽に飲みながら交流できるという点に魅力を感じています。あと、会社の若手スタッフに横のつながりを作ってほしいという思いもあり、毎回一緒に連れて参加しています。同世代の仲間を見つけることができますし、さまざまな年齢の人がいるので勉強にもなります。

[参加して良かったこと]

アパレル専門の仕事用マッチングアプリがあるんですけど、以前そのアプリを通してメッセージくれた人がいるんです。なかなか会う機会がなかったんですけど、Fashion Tuesdayを通して会うことができたんです。会社に訪問するより気軽に会えますし、相乗効果でいろいろなつながりも増えました。

[Fashion Tuesdayに期待することは?]

ネットワークですね。ここだったらいろんな人に会えますし、結果的に輪がどんどん広がっていってFashion Tuesdayが盛り上がったら、私たちにも多くのものが返ってきます。アパレルを楽しむことが一番だと思いますし、楽しんだ人こそが本当にいい洋服を作れるのではないでしょうか。

dress-sing

HP:http://www.dress-sing.com
Instagram:https://www.instagram.com/dresssing/?hl=ja

aurea

HP:https://instagram.com/aurea0001?/.

heki

HP:https://www.instagram.com/heki_official/

 

萩原悠登さん(大学生)

[普段の生活について]

千葉科学大学に通っていて、いま4年生になります。今回は就職活動で東京に来たので参加しました。大学は危機管理学部で、洋服はまったく関係のない学部なんですが、ファッション業界に就職したいという思いがずっとあって、アパレルブランドを中心に就職活動をしているところです。いずれは自分のブランドのお店を立ち上げたいですね。

[参加経緯について]

以前友達と飲みにいった先で、隣に座っていた方が偶然Fashion Tuesday関係者の方と友達だったんです。そこでいろいろと話しているうちに、「刺激になると思うから」とFashion Tuesdayに誘っていただいて。今日で参加するのは2回目です。初めは不安でしたが、勇気を持って参加してみたら皆さんあたたかく受け入れてくれました。自分のことかのようにアドバイスをしてくれて、すごく学びになることばかりです。

[参加して良かったこと]

僕は古着が大好きなんですけど、ここでのつながりがきっかけとなり、古着の買い付けを手伝わせてもらっています。インターン感覚ですね。Fashion Tuesdayはすごく刺激になりますし、未知の世界に自分がいる感じで常に新しいことが起こっていくので、楽しみながら就職活動をしています。

[FashionTuesdayに期待することは?]

毎年僕みたいな就活生がいますよね。そういう就活生たちが気軽に来て相談ができるよう、どんどん広まってほしいです。自分自身がここに来てすごく学びになっているので、これからファッション業界を目指す人にも、もっと広がってくれればいいなと思います。

 

経済産業省
市原克典さん

[普段のお仕事について]

経済産業省の商務・サービスグループのクールジャパン政策課に勤めています。若手デザイナー支援コンソーシアムという、ファッション関連業界が官民連携で一致団結し、若手デザイナーを支援する取り組みも行なっています。

[参加経緯について]

メンズファッション協会の方が経産省の所管でして、あるイベントで挨拶をさせてもらったんです。そのときに、Fashion Tuesdayの運営者の方と知り合いました。BARの存在を聞いて、これはぜひ参加してみたい思い、今日この場所にいます。すごく盛り上がっていて驚いています。

[参加して良かったこと]

コンソーシアムの取り組みの中で感じるのが、若手デザイナーさんの孤独です。横のつながりがあまりないし、デザイナーを守る組合もありません。駆け込み寺がないんです。クリエーションは1人の世界ですけど、ビジネスはやはり横のつながりから生まれていきます。こういう出会いでビジネスチャンスが生まれますし、課題もどんどん解決できますよね。これからどんどん外国人の方が日本を訪れます。インバウンドの視点で言えば、「ファッション」は三本の指に入るほど大きなコンテンツ。クールジャパンとしてのファッション、これを大事にしたいですし、こういうBARがあるなら、なるべく多くの業界の方に参加してほしいですね。

 

関根輝之さん(学生)
木村政紀さん(セレクトショップ販売員)

※写真は関根さん

 

[普段のお仕事について]

関根さん:文化服装学院で学生をしています。昼間はバックヤードのアルバイトをしながら夜間で学校に通い、ファッション業界への就職を目指しています。Fashion Tuesdayに参加する中でVMDの仕事に興味が出てきたので、VMDを目指して勉強に励んでいます。

木村さん:僕はセレクトショップで販売員をしています。

[参加経緯について]

関根さん:InstagramでFashion Tuesdayの存在を知ってから、毎回参加しています。今日でもう4回目になりますね。

木村さん:ファッション業界限定のマッチングアプリで知り合った人に教えていただいたのがきっかけです。僕は将来的に今の会社でPRの仕事をしたいなと考えていて、業界のいろんな人と話をしたほうがリアルなターゲット層の需要供給や、業界の展望を聞けるのではないかと思い、参加しました。

[参加して良かったこと]

関根さん:人脈が広がるのを感じています。学生仲間では聞けない話を聞くことができますし、リアルな情報を吸収できて、将来仕事をする際に役立ちそうだなと感じています。

木村さん:将来役立ちそうな業界の話を聞くことができるのが魅力ですね。また、自分が知らないブランドを知ることができるなど、普段は目を向けないようなものに目を向けるきっかけにもなっています。

[FashionTuesdayに期待することは?]

関根さん:運営者の方がいずれは毎週開催していきたいとおっしゃっていたので、ぜひ実現してほしいです。あとは、もう少し大きい規模になればよりつながりも増えるのではないでしょうか。

木村さん:Fashion Tuesdayは、あくまでも“人と人”の出会いを重視し、横のつながりをしっかり作れるBARなので、つながった誰かとイベントやビジネスなどを企画できたら面白いと思いますね。

木村政紀さん

Instagram:https://www.instagram.com/masa_9621/

取材当日はお店に入りきらないほどの人が訪れ、夜遅くまで賑わいを見せていたFashion Tuesday。参加された皆さんが口を揃えて「こんな場所は他にはない」と言っていたのがとても印象的でした。楽しくお酒を飲み、食事をしながらアパレル業界人同士のつながりを作るこの場所が、今後はさらに唯一無二の場所になっていくのではないでしょうか。

Interview&Text:Tomoka Nakano(RhythBiz)

 

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