書類選考に通り、次はいざ面接! そんな時、案内を読むと「服装自由」の文字が……。私服面接が一般的なアパレル企業では、その人を通してファッションセンスやブランドイメージに沿っているかなどをチェックしています。
本記事では、元アパレル面接官の方に聞いた「服装自由」で気をつけるべき点の他、実際に服装を選ぶ時の注意点をご紹介します。
アパレル元面接官に質問!
実際に某レディースブランドで面接官をしていた方に、面接時の服装について質問をしてみました。これを読めば、どんなことに心がけるべきかが分かってくるはず。ぜひ参考にしてみてくださいね。
Q. 服装自由の場合、スーツを着ていくのはNGですか?
ー 完全にNGではないですが、避けるのがベターです。アパレル面接では、ファッションも自己アピールの一つ。そのため、例えばリクルートスーツを着てきた人を見ると、個性がないなと感じてしまいます。しかし、スーツセットアップのインナーに遊び心を加えてみたり、アクセサリーで外してみたりと、自己流にアレンジして着こなしているのは良いと思いますよ。
Q. 面接を受けるブランドの服を着用した方が良いですか?
ー そのブランドのアイテムを着用するかどうかは、職種によって少し違いがあると思っています。
例えばショップ店員の場合、そのブランドのアイテムを取り入れつつ、それを着こなせているかどうかが大切。目を引くような着こなしをしていると、お客様にも新しい着こなしの提案ができるのだろうなと感じます。
もう一つ、例えばPRの場合は必ずしもそのブランドのアイテムを着用しなければいけない、ということはありません。面接官も知らないような海外ブランドを身につけていたりすると、情報キャッチが速い、感度が高いなと感じて、PRでもそれを活かしてくれそうな印象を受けます。
他には、明らかに他社ブランドだな、と分かるような大きなロゴマークが入っているものなどは、やはり避けた方が良いと思います。
Q3. 服装を選ぶ上で、気をつけるべきポイントはありますか?
ー 身につけているファッションアイテムを、自分らしく着こなし、自分のものにしているかどうか。これは、面接の時にいきなりできることではなく、普段から心がけているからこそできることだと思っています。服に着られてしまうのではなく、着こなすことが大切。トータルで見てその人に似合っている、その人らしさがファッションによって引き立てられていると感じられると好印象。なので、服装だけでなく、髪型やメイクも大切になってきます。
Q&Aをふまえて、押さえておきたいポイントを解説!
ここからは、アパレル元面接官の方のお話を参考に、実際に押さえておきたいポイントをピックアップ。
1. 自分らしさを大切にし、ものにしていること
服装を選ぶ上で、まずは「自分らしさ」を出せているかどうかを重視すると良いでしょう。そのため、普段からファッションセンスを磨いたり、感度を高くしておくことが大切。
「こんなファッションが好き」ということはもちろん大切ですが、それが自分に似合っているか、ものにできているか、という方が重要になってきます。そんな時、ぜひ活用してみてほしいのが「パーソナルカラー」。肌や瞳の色と照らし合わせて、自分に似合うカラートーンを知れば、垢抜けて見えたり、全体のバランスが整って見えます。
2. トータルバランスに気を配る
ファッションはもちろん大切ですが、メイクや髪型も大切になってきます。身につけているファッションアイテムと髪型やメイクのジャンルが違うと、ちぐはぐに見え、バランスが悪い印象になってしまいますよね。そのため、ファッションに似合ったメイクや髪型を意識すると良いでしょう。
3. 面接の基本! 清潔感を大切に
どの面接にも共通して言えることは「清潔感を大切に」すること。
髪の毛がボサボサだったり、ネイルが剥げてボロボロになった状態だと、だらしない印象を与えてしまいます。服もきちんとアイロンをかけ、シワがない方が好印象。きちんと身だしなみを整え、面接に臨みましょう。
アパレル面接の際に気をつけたい服装選びのポイント、いかがでしたか?
面接の成功率をアップさせるためにも、ぜひご紹介した内容を参考にしてみてくださいね。