早期退職or自己都合の転職、退職制度をお得に使う方法は？

今回は退職にまつわるお話です。会社を退職する際には、会社との労働契約を解除をすることになりますが、その原因によって大きく2つのタイプに分かれます。

「自己都合退職」と「会社都合退職」

言葉どおり、自分の意思で退職をする場合は「自己都合退職」。一般的に、転職や結婚、妊娠、出産、病気、家庭の都合など、自発的な理由を基に退職した場合はこのタイプに当てはまります。

もう一方は自分の意思ではなく、早期退職や倒産、リストラ、会社の諸事情などを理由に雇用先から退職を迫られた場合。この場合は「会社都合退職」となります。今回のご相談者さんが早期退職制度に手を上げた場合も、もちろん会社都合での退職です。

では一体、退職者にとって自己都合と会社都合では何が違うのでしょうか？ポイントとしては、履歴書への記載事項、失業保険の給付金、そして退職金の支給内容が異なるのですが、それぞれをメリット・デメリットの側面から紐解いてみましょう。

退職理由が自己都合の場合

また、今回のご相談者さんが勤めている会社のように早期退職を募る会社が、早期退職制度へ応募した社員へのオプションとして「再就職支援会社」を利用する権利を提供することがあります。その場合、再就職支援会社の専門のコンサルタントから今後の進路に関するカウンセリングや、転職に関するノウハウ提供、求人案件の紹介を受けることができます。

アウトプレースメントとも呼ばれ、日本ではパソナキャリア、リクルートキャリアコンサルティング、ライトマネジメント（マンパワーグループ）とった企業が、大手の再就職支援会社として存在しています。

キャリアの棚卸でベストな方法を！

早期退職制度を募る会社は、ファッション業界でも近年よく耳にします。会社が早期退職を募る際には、会社側から制度に関する詳細を説明する機会が設けられますので、具体的な内容をしっかりと把握しましょう。不明点があれば人事部など適切な部署の担当者に相談してみることをおすすめします。

転職を叶えて自己都合退職にするのか？早期退職に応募し会社都合にするのか？制度を深く理解してから選択することはもちろんですが、第三者である人材紹介会社や転職エージェントなどのコンサルタントに相談をしてみるのも良いでしょう。あなたの“キャリアの棚卸”をしながら、最もベストな方法を選ぶことができると思いますよ。