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藤原ヒロシが語るファッションとカルチャーとは? |ファッション ワールド 東京2016秋レポート①

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2016年11月7日(月)から3日間、日本最大のファッション展示会である、「ファッション ワールド 東京2016【秋】」が開催され、期間中、業界活性化&若手応援のための特別講演が行われました。

講演には日本のファッション業界を牽引する錚々たるメンバーが登壇。今回はファッション・デザイナー、ミュージシャンなど、多彩な顔を持つアーティストでfragment design主催の藤原ヒロシさんの講演をレポート。常に新しい価値観を発信し続けてきた藤原さんが語る、ファッション業界で働くための心得とは?

藤原ヒロシが語る「ファッションとカルチャー」

藤原さんの講演会場には多くの聴講者が溢れ大盛況でした。講演のテーマは「ファッションとカルチャー」。藤原さんはまず、“カルチャーの語源”について語ります。

「カルチャーという言葉は“耕す”という意味のラテン語、“Colere”が変化したものと言われています。まさに“心を耕すもの、生活に潤いを与えるもの、心を豊かにするもの”こそがカルチャーです」と、言葉の意味に始まり、ファッションとの深い結びつきについて話は進みます。

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常にファッションに対するジレンマを感じていた

「僕は小さい頃から人と同じ服は着たくないと思っていました。けど、それにも関わらず結局人の真似ごとや誰かと同じファッションを着てしまう。じゃあ、何が普通なの?といっても答えはない。そんな“ファッションに対するジレンマ”は常に感じていました。

僕が思う“普通のファッション”というのは、ファストファッションブランドが提供する服。ユニクロがスタートした時、全くおしゃれに興味がなかった人たちもそこそこ皆んなオシャレに見えるようになりました。ユニクロのようなブランドのおかげで、スタンダードなオシャレのレベルはすごく上がったと思います。けど、それはファッションというよりかは“生活の一部”。

本当のファッションというのは、普通に食べるごはんをもっと美味しく食べられるように耕すもの=カルチャー。これこそがファッションの持つ意味だと思います」。

ファッション業界の仕事は、楽しくなければ意味がない

「僕は18歳くらいからファッションや音楽業界にいて、当時は仕事をするのが楽しくて仕方なかったんです。夜中までマガジンハウスの編集部にいる先輩を手伝ったり、寝ないでショーの音源をつくっていたり。どんなに働いていても、とにかく楽しかった。

今の時代はブラック企業が問題になったりして、色々厳しく言われたりもしています。けど、全員が全員そうじゃない。やっぱり仕事の時間は楽しい時間にすることが大事で、義務感でやっていると楽しくない。特に、ファッションの仕事こそ楽しまなければ意味がないと思っています」。

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最後に藤原さんは、「ファッション業界は、愛のある良い人間関係を築ける場所です。ぜひ、ここにいる上司の方はもっともっと若い人の面白い意見を聞いて情報交換をしてください。そして、若い人たちはどんどん上司の方に奢ってもらってください(笑)」と、ファッション業界全体への愛のあるメッセージで締めくくりました。

講演終了後には聴講者が直接藤原さんに質疑応答ができるという貴重な機会が設けられ、多くの希望者が様々な観点から質問を投げかけていました。これからファッション業界を築いていく人達にとって、多くのヒントとなる講演でした。

今回お伺いした主催団体

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リード エグジビジョン ジャパン株式会社

日本最大の国際見本市主催会社として、 東京ビッグサイトや幕張メッセ等の大規模な展示会場で年間40分野142本の“超”大規模な国際見本市を定期開催。併催イベントとして、業界トップのセミナーや、店長・販売向けセミナー等を行う。

 

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