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Barneys New York

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INTERVIEWインタビュー

強いコンセプトのもとに生まれる自由さが多彩なサービスを生み出す

バーニーズ ジャパン 総務人事デパートメント ディレクター /  総務人事 人事チーム マネージャー

 野村 孝さん / 佐藤 領さん

野村 孝さん / 佐藤 領さん

バーニーズ ジャパン 総務人事デパートメント ディレクター / 総務人事 人事チーム マネージャー

1923年、バーニー・プレスマンによってNY・マンハッタンに設立されたバーニーズ ニューヨーク。1989年にはバーニーズ ジャパンが設立され、1990年には日本1号店が新宿にオープンしました。現在、国内では11店舗(アウトレット6店舗含む)、そしてオンラインストアを展開しています。メンズ、ウィメンズのウェアやアクセサリー、シューズはもちろん、テーブルウェアやステーショナリーまで、その商品ラインナップの豊富さは百貨店にも匹敵するほどで、世界有数のスペシャリティストアとして広く認知されています。

日本初出店から25年、バーニーズ ニューヨークがユニークであり続けるポイントについて、総務人事デパートメント ディレクターの野村 孝さんと総務人事 人事チーム マネージャーの佐藤 領さんにお話を伺いました。

―バーニーズには「TASTE, LUXURY, HUMOR」というコンセプトがあるんですよね。

ええ。これはバーニーズの世界観を一言で表す言葉であり、会社の説明会でも必ずお話ししています。「TASTE」はこだわりや嗜好性、「LUXURY」はバーニーズが高級感のあるスペシャリティストアであることを指すのですが、この順番は非常に大切にしていて、例えば商品で考えるとただ単に価格が高いだけのものをバイイングするのでなく、あくまでテイストが前提になっています。最後の「HUMOR」については、これがないとやはりバーニーズらしくないんですよね。高級感にあえて外しをミックスすることで、他社との差別化がはかれていると考えています。

―なるほど。確かにラグジュアリーブランドのショップとも、百貨店やセレクトショップとも違う、バーニーズらしさが表れていますね。

社内には他にもいくつか標語があって、「Select, Don't Settle」は「選べよ、固執するな」という意味です。たとえば買い付けにおいて前年を踏襲したり、売れ筋ばかりを集めてしまうと、無難に売り上げは取れても次につながらないので、必ずチャレンジをしようということ。また、接客のポリシーとして、「The Dust Never Settles」というのもあります。自宅にお客様を招く時には、チリ一つ積もらないよう心がけるのはもちろん、とっておきのおもてなしをしたいと思いますよね。そういったことについてアプローチからクロージングまでの行動指針としてまとめて、「TASTE, LUXURY, HUMOR」を実践していこうとしています。

―では、トレーニングにもかなりしっかりとしたマニュアルが用意されているのでしょうか。

え。トレーニングは逆にすごく自由というか、最低限のオペレーションマニュアルなどを除けば、バーニーズにはほとんどマニュアルはありません。商品自体、クラシックからモードまでさまざまなテイストを扱っているので、従業員にもやはりファッションを楽しみながら働いてもらいたいと考えています。先ほどの「TASTE, LUXURY, HUMOR」に収まりさえすれば、服装や接客スタイルについて細かくこうすべき、というのは決めていません。ワンブランドの場合は制服を用意され、メイクや髪型まで決まっている場合もあるので、決まった世界観を維持する難しさはありますが、明確な基準があるのであまり悩み考える必要はないのかなと思います。一方、うちは自由な分、本当に服が好きでないとなかなか難しいと思います。

―確かに、フロアによって多種多様なスタッフがいらっしゃって、ふるまいもコーディネートもいろいろですよね。

SSV(Selling SuperVisor)という販売専門職のスタッフが新宿店にいて、この者は以前『WWD』の「この人から買いたい!」企画の第1位に選出されたのですが、すごく丁寧な接客をするんですね。一方で、会社の中で一番デザイナーズの商品に強いSSVは、ルックスも突飛ながら接客も型にはまっていないんです。でも他のスタッフが彼らの真似をすればいいのかといえばそうではなく、それぞれのキャラクターがあってこそ成り立っているんですよね。

―SSVは何名ほどいらっしゃるのでしょうか。

セールススタッフは550名程在籍していますが、そのうちわずかに13名です。うちのロールモデルとして、顧客数や売り上げ、周りからの評価など、一定の評価軸を満たす人間がSSVに選ばれています。お話しした通り、個性はバラバラなのですが、SSV宛てに足を運んでくださる顧客数はずば抜けているので、そこは共通点だと言えます。なお、SSVに対しては賞与制度を変え、インセンティヴが発生するようにしています。高額商品を扱っていますし、接客にも高いレベルが求められるので、処遇も魅力的なものにしています。

―接客サービスに関しては、他の競合他社というより、バーニーズ独自の接客サービスを意識しているとのことですが?

採用に関しては、今までの経験や実績だけでなく、個性を重視した採用を行っています。店舗には、ジェットコースターのような見た目接客ともに勢いのあるスタッフもいれば、メリーゴーラウンドのようなある意味定番で落ち着いた印象を与えるスタッフもいる。色んなスタッフがバーニーズというフィールドで自分自身の個性を出して働いている。それでいいんじゃないかな、と考えています。そうでないと、今後は差別化をはかっていけないと思うんですね。オンラインショッピングの場合、欲しいものを見に行くという一方通行になりますが、実店舗ではセールススタッフに別の視点からの提案をもらうことで、ショッピングの幅も広がっていきますよね。そういった出会いはサプライズや感動にも繋がる分、いろいろなスタッフを配置し、オールマイティを目指したいと思っています。

―ブランドのほうでも、バーニーズだからこそ取引しているという会社もあるんですよね?

ありますね。最近フィーチャーしているのは、日本と本国のみで展開しているFONTANAという、日本発のバッグブランドです。日本ではバーニーズのみでの展開となります。こういったブランドの場合、値段を見ただけではなかなか購入には至らないので、セールススタッフには商品の背景や買い付けの理由の説明、コーディネートの提案などが求められます。

―中途採用ではどんな方を求めていらっしゃるのでしょうか?

30歳前後で、販売実績をちゃんと上げている人。その成果をきちんと数字で話せる人をターゲットにしています。欠員ごとの採用ではなくいい人がいれば、というスタンスで、年間で20名ほど採用しています。

―福利厚生面についてはいかがですか?

就労環境の強みで言えば、有給消化率、育児休暇や時短勤務の取得はほぼ100%です。残業についても、スタッフ一人当たり全店平均で5時間程度です。客層が幅広い分、等身大の自分として働き続けられますし、長く活躍してもらえる環境だと思います。

―バーニーズで働くうえで、キャリアにおける成功事例はありますか?

新卒入社後、店舗でのセールスアソシエイトからバイヤーを経験し、MDのトップになった者が執行役員にいます。また、他にも各旗艦店の店長・副店長は皆、店舗のセールスアソシエイトを経験して現職に至っています。

―キャリアパスとしては、店舗マネジメント、SSVを目指すラインがあるようですが、本社へのルートも開かれていると考えてよいのでしょうか?

一年で大体5人ほどでしょうか。自己申告での異動希望や業務適性を判断し、組織変更の時にマッチングがあれば繋ぐようにしています。

―来年秋には六本木に新たな旗艦店もオープンしますね。

ミッドタウンの向かいで、規模としては約2,000平米くらいになると思います。内装・外観・そしてそこで働く人に至るまでバーニーズならではのこだわりがあること。そして一定規模の大きさが必要となるお店なので、新規出店は簡単には出来ない業態ですね。六本木の採用に関しては、今年の下期から徐々に動き出したいと思っています。

 

嗜好性が高くラグジュアリー、そしてひねりの効いたユーモアを兼ね備えたアイテムを世界各国から厳選。スタッフひとりひとりがこれらのコンセプトのもとファッションを楽しみ、アットホームなおもてなしの心とテーマパークのようなサービスでサプライズや感動を提供する。そのこだわりと姿勢こそが、他のショップでは体験することのできないバーニーズならではのショッピング体験の秘密のようです。

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