転職活動を進めていく中で大きなイベントになるのは、やはり「面接」。ファッション・アパレル業界の面接では、リクルートスーツの着用を求める企業はほとんどありませんが、では逆に何を着ていけば良いのか?迷う方も多いと思います。
そんなみなさんのお悩みに答えるべく、今回はブランドを「カジュアル系ブランド」「デザイナーズブランド」「ラグジュアリーブランド」3つのカテゴリーに分けて、面接にぴったりのコーディネートを教えます!まずは、女性編から。(男性編はこちら)
まず、面接を受けるブランド側が「どういう人材を求めているのか」を考えよう
面接に着ていく洋服、コーディネートを考えるにあたって一番重要なこと。それは、面接を受けるブランド側が「どんな人材を求めているのか」を知るということです。
まずは、企業研究を兼ねて、そのブランドの店頭に立っているショップスタッフを観察してみましょう。オフィス勤務の職種の面接であれば、コンサルタントやOB/OGなど、実際のオフィスの様子を知る人に、「どんな服装で、どんな雰囲気の人が働いているのか。」お話を伺ってみると良いでしょう。
程よいカジュアル感がポイント!「カジュアル系ブランド」の場合
セレクトショップやファストファッションなどのSPAブランド等、カジュアル系のブランドの場合は、自社製品を各々のセンスで、お洒落に着こなすことが求められます。店頭のショップスタッフも、制服を着ているというということはほどんど無いでしょう。
面接コーディネートでは、季節に合わせたスタイリング、色使いを意識して。ジャケットは着ても着なくても大丈夫ですが、あくまでも”カジュアルすぎない”コーディネートにまとめましょう。
上記でも”カジュアルすぎない”ことをキーワードに挙げましたが、例えば「ショップにデニムのショートパンツの人がいた」「スニーカーを履いているショップスタッフが居た」としても、やはりカジュアル過ぎるアイテムは面接には向きません。あくまでも、面接の場であることを念頭に置いて。
また、逆に通常のビジネスシーンでは”IN”とされている、黒いワンピースやスーツスタイルも、カジュアル系ブランドの場合は避けた方が良いでしょう。
ブランドに合わせた個性をアピール!「デザイナーズブランド」の場合
デザイナーズブランドの場合は、ブランドが持つ個性、スタイルに合わせた雰囲気作りを意識しましょう。ジャケットはあっても良いですが、基本的にはその人の”スタイル”次第。アクセサリーなども、あまりに派手なものでなければ、スタイルを作るのに役立ってくれるでしょう。
ブランドによりますが、例えば下記のコーディネートのように、ミニマルでスタイリッシュなコレクションを発表しているブランドであれば、ヒールの高い靴がマストアイテムです。
ブランドが打ち出している個性やスタイルを意識しないことが、一番のNGポイントになるデザイナーズブランドですが、やりすぎは禁物です。
コレクションに出てきたドレスをそのまま面接に着てくる……なんて方はいらっしゃらないとは思いますが、丈が短すぎるアイテム、露出が多すぎるものや派手すぎる色使いは面接には向きません。カジュアルすぎるサンダルやハットなどのかぶりものも避けましょう。
ブラックを基調にフォーマルなスタイルで!ラグジュアリーブランドの場合
ラグジュアリーブランドの場合は、ショップスタッフには制服が支給されていることがほとんど。洗練された雰囲気を出せるような、ジャケット+パンツ、またはジャケット+スカートといった洗練されたスーツスタイルやブラックを基調としたフォーマルなワンピース(袖があるもの)をおすすめします。ワンポイント程度のネックレスであれば、アクセサリーもOK。シューズはヒールが高めのパンプスを。
フォーマルなスタイルとはいえ、いわゆる就活生が着るような地味な印象の”リクルートスーツ”はOUT。大きなピアスやネックレスの重ねづけなど、派手なアクセサリーも避けましょう。
ヒール靴がマストですが、サンダル等はNG。またオープントゥやピープトゥなど、つま先が見えてしまうものも、面接には向きません。スカートスタイルなのであれば、ストッキングを着用した方が良いでしょう。
いかがでしたか?
男性で面接を控えている方は、ファッション・アパレル業界面接コーディネート講座【男性編】をチェックしてください!