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外資系アパレルに転職したい!「履歴書写真」にポイントあり?

ルックスもとい、雰囲気やオーラを大切にするファッション業界で転職を叶えるには「見た目」も重要な選考基準となります。今回は、履歴書に添付する写真や実際の面接での服装についてキャリアコンサルタントの方にお話を伺います。

エーバルーンコンサルティング シニアコンサルタント 宮下 智子さん
今回お話を聞かせてくれた転職コンサルタント
エーバルーンコンサルティング
シニアコンサルタント 宮下 智子さん

ファッション業界での転職は「履歴書用写真」のセンスも重要な判断基準?

履歴書用の写真や面接時の服装は、採用選考の可否に大きな影響を与えます。特に応募者のセンスも重要な採用基準になるファッション業界での転職であれば尚更です。

企業が書類選考時に応募者を判断するのに与えられる情報は、履歴書に書かれた職務経歴書などの文字情報と貼られた顔写真のヴィジュアル情報の2つしかありません。履歴書に貼る写真は、たった4cm×3cmの小さな顔写真ですが、学歴・職務経歴と同様に、添付する写真も合否の分かれ目にもなります。

提出された履歴書を確認する際に、多くの採用担当者が真っ先に視線を送るのが顔写真なのです。「この応募者は、どんな人なのだろう」という印象をまず写真から受け、その後に名前や年齢、学歴、職歴と読み進むという採用担当者がほとんどです。

特に、ファッション企業では、書類選考の際に履歴書に添付されている写真で自社商品のブランドコンセプトやブランドイメージを理解している候補者なのか?あるいは、自社ブランドを着こなすファッションセンスを持っているかなどがチェックされます。

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特に「販売職」や「PR」など社外と接する職種には厳しいチェックが

ファッション企業における職種の中でもショップスタッフやPRなど社外の方と常に接する職種では更に厳しい視点でチェックをしています。ファッション企業にとっては自社社員のファッションセンスは、自社のブランドイメージそのもの。自ずと採用選考の際にも写真に写った候補者の髪型、メイク、服装のセンスに厳しい視点でチェックが入るのです。

履歴書用の写真というとフォトスタジオの店頭や証明書用のコイン型自動撮影機にサンプルとして掲載されている、男性ならは濃いめのスーツに白いYシャツ、無難な色のネクタイと言う組み合わせ、女性なら地味目なジャケットに襟付きのシャツという組み合わせを思い浮かべると思います。実際に応募する企業が金融機関や堅い職種の企業であればこれらのコーディネイトで問題ありませんが、こういった模範的な服装はファッション企業での転職を希望している場合はあまりおすすめできません。

履歴書の写真からもファッションセンスが感じられるかどうか?

先に記載をいたしましたが、ファッション企業が求める人材は「ファッションセンスがあり、自社のブランドコンセプトを具現化して着こなせる方」。地味なジャケットにありふれた白いシャツのコーディネイトでは、履歴書の写真でファッションセンスをアピールすることができず、書類選考の通過率を自ら低下させていることになります。

例えば男性の場合。下記の履歴書用写真だと大手紳士服メーカーなどに応募をされるのであれば良いかもしれませんが、外資系アパレル企業への応募には、不向きな服装になります。

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そこで、書類選考の通過率向上を意識してアドバイスした結果、下記の写真を履歴書に添付し無事に書類選考通過となりました。

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ポイントは、縦4cm×横3cm程度の限られた写真サイズの中でファッションセンスを上半身のコーディネイトだけでしっかりと表現できるかどうか。もちろん、実際に応募される企業のブランドコンセプトを理解している、というアピールも重要な要素です。

例えばイタリア系のハイカジュアルブランドへ応募をされる場合、下記のような履歴書用写真もあり得ます。

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意外に思われた方も多いと思いますが、この候補者は、無事に書類選考も通過し、ほぼこのままのコーディネイトで1次、2次面接を受けて内定を獲得しました。

ファッション業界の場合、採用する企業側が考える様々な採用基準項目の中で「自社ブランドのコンセプトを理解し、着こなせるか」も重要な要素なのです。

努力することで履歴書の写真はアピール材料にもなる

上記はちょっと極端な例ですが、ファッション企業に応募をするのであれば少なくとも最新のトレンドカラーやデザイン、応募する企業やブランドコンセプトを意識した上でのコーディネイトをする努力は必須です

これらは、最新のファッショントレンドに敏感である事と、ブランドコンセプトを理解した上で最新のトレンドを上手く組み合わせができるセンスを持っているというコーディネイトスキルのアピールにもなるわけです。このちょっとした努力は、履歴書用の写真で採用企業側にアピールできるプラス材料となります。

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