ファッションの仕事に就いている人なら必ず知っておきたいファッションアイテムのお手入れの基礎知識。素材の知識はもちろん、お手入れの方法まで詳しくなれれば、販売員はお客様に提案の幅が広がり、企画生産に携わる人はより消費者に近い商品企画ができるでしょう。
Fashion HRでは、今回から宅配ネットクリーニング「リネット」さんのご協力のもと、アパレル用品のお手入れに関する基礎知識をご紹介していきます。ファッション業界で働く皆さん、ぜひ参考にしてみてくださいね!
この洗濯表示の意味、ちゃんと説明できますか?
いきなりですが、問題です。下の3つの洗濯表示の意味、あなたは正確に答えることできますか……?
洋服の裏地にあるタグに書かれている洗濯表示にはその服の洗い方や干し方、アイロンのかけ方など、適切な取り扱い方法が書かれています。洗濯表示の意味を知っておけば、あなたも洗濯上手になること間違いなし!
↓ 正解をチェック! ↓
1、水温40℃限度で、洗濯機の弱水流または弱い手洗いで洗ったほうが良い
この四角い絵はもちろん洗濯機のこと。40℃というとお風呂のお湯くらいの水温です。弱水流もしくは弱い手洗いで洗ったほうがいいということは、強い力を加えて洗ってしまうと傷んでしまうくらいデリケートな素材でできている服ということです。ちなみに「弱」や「40」という表示がない場合には単に「洗濯機で洗える」という意味になります。
2、水洗い不可
水洗い不可なので、当然ながら洗濯機で洗うこともできません。つまり、家庭での洗濯は不可という意味でもあるんです。
3、日陰のつり干しがよい
洋服マークは「つり干しで干す」という意味で、ストライプのような模様は日陰を表しています。ストライプ柄の洋服、という意味ではないのであしからず……。
基本の3つさえ覚えておけばOK!
お気に入りの服をできるだけ長く大切に着るなら、その服に合った正しい洗濯方法で洗うことがとても大事。そのためには、上記の3つ以外の洗濯表示もできるだけ覚えておきたいもの。でも、全部覚えるのは大変!
そこで、大切な服を正しく洗濯するために、絶対に覚えておきたい3つの洗濯表示をご紹介します。
1、手洗いマーク
洗濯表示に洗濯機のマークがなく、この表示しかない場合は、洗濯機を使うことはできません。もし洗濯機を使って洗ってしまうと、繊維が壊れ、型崩れしてしまう可能性が高いので要注意です。
2、洗濯機マーク
先程も登場した洗濯機マーク。このマークがあれば洗濯機で洗うことができます(ただし✕印がついていたら洗濯機使用不可)。ちなみにこの表示の場合は、水温30℃程度で弱水流もしくは手洗いで、かつ、中性洗剤を使って洗うという意味になります。
※最近多くのメーカーから登場しているデリケート衣類を洗うための液体洗剤は、ほぼ中性とされています。
3、ドライマーク
ドライマークが付いている服は、ドライクリーニングに適しているという意味です。このマークしかついていない服を、ホームクリーニングをうたった洗剤で洗濯機で洗っているという人もいるかもしれませんが、それはNG!大切な服が縮んでしまうおそれがありますので、手洗いマークも洗濯機マークもついていない場合は、必ずドライクリーニングに出しましょう。
じっくりと洗濯表示を見る時間がない!という方でも、この洋服が「洗濯機を使って洗えるか」「手洗いじゃないとダメなのか」「ドライクリーニングで洗うべきなのか」だけをまずチェックすればOK。
洗濯表示にしたがって洗濯すれば、お気に入りの服ももっと長く着ることができるようになりますよ。さっそく、お手元にある洋服の洗濯表示をチェックしてみてくださいね。
洗濯表示をもっと知りたいならコチラ!
いかがでしたか?商品を取り扱う販売職の方は、ぜひお手入れに悩んでいるお客様に提案してみてくださいね。
クリーニングのプロ、宅配ネットクリーニング「リネット」さんが伝授する「アパレルお手入れ基礎知識」のコーナーでは、ファッションのお仕事で役立つ情報をお届けします。次回もお楽しみに!
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