今さら聞けない！ファッション関連企業の業種ガイド（小売、PR、OEM、ODM等…）

ファッション小売企業

アパレルや服飾雑貨を消費者に販売し、店舗の運営や接客など、それに伴う一定のサービスを行う企業をファッション小売企業といいます。百貨店、量販店、EC、そして普段私たちに馴染みの深い専門店＝セレクトショップなどもファッション小売企業にあたります。

アパレル企業

アパレル商品を企画、生産して、ファッション小売企業に販売する業態です。アパレル企業は大きく分けて以下の種類に分かれます。
①アパレルメーカー（アパレル製造卸企業）/ファッションメーカーと言われる企業
②アパレル製造企業/アパレル生産企業、アパレルソーイング企業

テキスタイル企業

アパレル商品に使われる生地（テキスタイル）の企画・製造・卸売に携わる企業をテキスタイル企業といいます。

OEM会社

OEM会社とは、少しわかりづらい表現ですが「相手先のブランドによる生産」を行なう企業のこと。「OEM」とはOEM会社が商品の生産の依頼を受けた相手先企業のブランドネームを付けて、完成品を相手先企業へ供給するシステムをいいます。一般に日本では「相手先商標製造」や「相手先ブランド販売」などと訳され、こうした生産メーカーをOEMメーカー、生産・供給の仕組みをOEMビジネスと呼んでいます。

ODM会社

基本的にはOEMと変わりませんが、ODMでは商品の生産だけではなく、商品企画もODM会社である仕入れ先の業者に任せ、上がってきた製品のサンプルを確認し、購入するか否かを決める方法です。メリットとしては、製品サンプルになるまでのプロセスを、発注側であるブランド側が省くことができること。また、デザイナーやパタンナーなどの企画開発担当などを社内に置かなくてもいいため、人件費削減になるのです。

PRエージェンシー/アタッシュ・ド・プレス

外注先としてブランドや企業、プロジェクトのPR業務を担当します。一度にいくつかのクライアントを抱えることが多く、たいていの場合、ひとつのクライアントに対して毎月一定時間の仕事をして、毎月の報酬と経費がPRエージェンシーに入ります。

PRエージェンシーは普段さまざまな会社やいろいろな分野の人たちと共に仕事をするため、広範囲にわたる専門知識や見識を持つことが可能です。日常の業務から人との関係を築くことはもちろん、メディアで取り上げてもらうためのアイデア出しや、クリエイティブなキャンペーンを考え出すことが重要となります。