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「好き」と「誇り」が輝くジュエリーブランドで、販売職からキャリアを築いたマーケティンググループマネージャー大山瑞希さんインタビュー

確かな品質と、カラフルで遊び心のあるデザイン性に定評があるジュエリーブランド・ポンテヴェキオで、マーケティング部マーケティンググループとEC WEBグループのマネージャーとして、ビジュアルディレクション、カタログ・DM製作、広告戦略、EC WEB運用や、SNSでの情報発信など、ブランド認知度向上を担う業務に携わっている大山瑞希さん。入社したきっかけは、ご自身がポンテヴェキオのジュエリーに魅了されたことだったのだそうです。今年、入社から11年目を迎えられた大山さんに、ご自身のキャリアや仕事のやりがい、女性が働く場としての会社の魅力などをお聞きしました。

「自分を魅了したジュエリーに携わりたい」がきっかけ

-ポンテヴェキオのジュエリーが好きでポンテヴェキオに入社されたと伺いました。

元々親の影響でずっとジュエリーが好きで、将来はジュエリーに携わる仕事に就きたいと思っていました。どんなジュエリーに関わりたいか考えていたときに「私が心から自信を持っておすすめできるジュエリーを販売したい」という想いがずっとありました。そんなとき、店頭のポスターでポンテヴェキオのシンボリックジュエリー「ETERNO(エテルノ)」を見かけて。その美しさに一瞬で魅了され、このジュエリーを扱う仕事に携わりたいと考えるようになりました。

最初のきっかけはエテルノだったのですが、ポンテヴェキオのジュエリーを知っていくうちにどんどんその魅力に気づかされました。すごくシンプルな一列のダイヤモンドのリングでも、石の留め方や丸みなど、細かいところにこだわって女性らしさを表現しています。デザイナーがすごくこだわって作った部分を知ることで、一見シンプルなものでもポンテヴェキオの魅力を感じるようになりました。

−はじめは販売職をされていたんですよね。

入社から約8年間、販売職を経験しました。お客様に自分の大好きなジュエリーをご紹介できることがすごく楽しかったです。店頭にいらっしゃるお客さま方は幸せそうな方たちばかりで。がんばった自分へのご褒美だったり、彼氏や旦那さまと一緒に店舗を訪れていたり。そういった方たちと関われるお仕事って本当に素敵だと思いますし、それがジュエリー販売の最大の特徴だと思います。

販売・PRの経験が活きたマネージャーに

−今年4月からマーケティング部のグループマネージャーをされているそうですが、どのような部署なのでしょう?

マーケティング部には「マーケティンググループ」と「EC・WEBグループ」という2つのグループがあり、その2つのマネージャーを兼任しています。マーケティンググループは、ブランドイメージを対外的に発信することが主な業務で、シーズンごとに打ち出すDMやカタログのビジュアルをディレクションしたり…。今、ポンテヴェキオがまわりからどう見えているかを常に気にしています。EC・WEBグループではオンラインショップやウェブサイトの責任者を担当しています。

−すごく忙しそうですね。

大変なこともありますが、すごくやりがいを感じています。つい最近、私が携わったクリスマスのカタログが納品されて、なんというかものすごく感動したんです(笑)。販売をしていた時は、販売としてのやりがいがありましたが、自分の仕事が形になるのははじめての経験でした。この年のクリスマスのカタログを作った人として会社の歴史にちょこっと足跡を残せたかなと思うと嬉しかったです。一方で、たくさんの人たちと一緒にひとつのモノを作っていくことは本当に難しいなと思いました。マネージャーとして私が判断をしないといけない場面が多いので、私が迷うといろんな人に迷惑がかかります。ブランドをどのように表現していきたいのか、しっかり自分の中で形にしておかないといけないなと感じました。

−今でこそマーケティング部のマネージャーを務められている大山さんですが、ご自身のターニングポイントはどこだったのでしょうか?

販売の後、PRを2年経験したのち現職に就きました。PRになってはじめて本社勤務になったのですが、違う会社に転職しちゃった?と思うくらい、自分の中では大きなターニングポイントでしたね(笑)。PRの仕事は自分が動かないと何も始まりません。例えば、SNSでキャンペーンをやりたいと思ったときに、まず企画書を作るところから始まり、それを持って上司に相談して、キャンペーンが決定したら全社員に周知して案内の印刷物を作り…。PRをはじめたばかりの頃はものすごく大変で、どう動いていいか分かりませんでした。自分で一生懸命考えて動きながら、たくさんのことを学びました。なにより、当時の上司がすごい人で、あらゆることを仕込まれたなと思っています。あの人との出会いがなければ、今の私はなかったなと思います。

物事を納得したうえで作り上げるチームワーク

−現在、マーケティンググループをまとめる立場にありますが、チームでお仕事をする中でどんなことに気をつけていますか?

私たちのチームが今どのように動いていて、メンバーがどんなことを考えて仕事に取り組んでいるのか常に理解するように努めています。基本的にメンバーに仕事を振る時は、その仕事がどの施策の何に関わってくるのかなど、詳細をしっかり説明し、本人が納得したうえで進めてもらえるようにしています。すごく忙しい時は「あとで説明するから!」なんて言ってしまう時もたまにあるんですけど(笑)。自分の中で「物事を納得したうえで進める」ということを大事にしているので、メンバーにもそれぞれ自分で考えたうえで、納得して仕事をして欲しいと思っています。自分が今何のために働いているのか分からないまま作業するのはあまり良くないと思いますし、良い成果につながりにくくなってしまいます。私自身もメンバーのテンションの機微にはできるだけ気づけるよう心がけています。全員が楽しく、気持ちよく働けたらすごく素敵ですよね。

−そのスキルはどこで培ったのでしょう?

販売職の時かもしれません。自分の仕事のかたわら、他の販売員の接客の様子をすごく観察していました。お客さまとの会話の内容に注意を払い、すぐにサポートできるよう常にアンテナを張るようにしていました。

−現場の経験が培われてきて今の大山さんがあるのですね。大山さんの今後の展望を教えてください。

マーケティング部のグループマネージャーを務めてまだ1年経っていないので、まずは今年1年しっかり自分の役目を果たせるようにと思っています。チームを1年経験したうえで、来年度以降は自分たちのチャレンジの場をもっと広げていけるよう、メンバーの意見を取り入れながら、ブランドをよりたくさんの方に発信していきたいなと思っています。

残っていると怒られる?女性が働きやすい環境

−ところで、ポンテヴェキオには、お子さんが3歳になるまで育児休業取得を認めるなど、女性をサポートする制度が整っていますね。女性が多く活躍する企業だからこそなのでしょうか?

この会社は女性が多いので、ワークライフバランスを整え、女性が働く環境をしっかりサポートしていこうという取り組みが他の企業に比べて早かったと思います。出産後もキャリアを続けたいというスタッフの気持ちを大切にするため、産休制度や育休制度、時短活用など、時代に合わせた制度を積極的に取り入れています。産休の取得率はほぼ100%ですし、産休や育休が明けてから時短制度を活用して、自身の働きやすいような形で活躍している方も多数います。ママの働き方も変わってきているので、ポンテヴェキオも柔軟に対応し、つい最近、小学校就学まで時短活用ができるようになりました。

—柔軟に対応してくれるのはすごく頼もしいですね。

時短活用に限らず、フルタイムで働きながらお子さんの具合が悪い時は早めに退社して、その分、別日に調整するなど、お互いにフォローし合っています。お子さんがいる人だけじゃなく、習い事や趣味で今日は早く帰りたいという方にとっても居心地のいい環境だと思いますし、むしろあまり長く残業していると怒られますよ(笑)。

—キャリアステップはどのようになっているのですか?

ポンテヴェキオではキャリアステージ制(等級)を設けていて、スタッフ一人ひとりが明確な目標を持ち、成長を実感しながらステップアップをしていける環境を整えています。私のように新卒で入社して、販売、PR、マーケティング部のマネージャーと言うようにステップアップをしている人もいれば、他社での経験を考慮し、入社して半年ほどでグループマネージャーになっている人もいます。女性が多いと思われがちですが、男性で店長になっている人もいますし、実績や志向性としてそこのポジションがその人に務まれば、任命されるという感じではないでしょうか。それぞれが自身の経験や魅力を生かしやすい場所でがんばっていけるような環境はしっかりと整っていますね。

お客様もスタッフも同様に「毎日をカラフルに」するのが目標

—ポンテヴェキオに向いているのはどんな人材だと思いますか?

ポンテヴェキオでは、人々の「毎日をカラフルに」することをスローガンとして掲げています。それは、お客様はもちろん、私たちスタッフも同様です。自分自身の毎日がカラフルでないとお客様に対してそれを提供するのは難しいですよね。その「毎日をカラフルに」するため、「前向きな人」「自分を磨き続ける人」「誇りをもっている人」の3つの資質を大切に考えています。自分のブランドがすごく好きで、愛を持って商品を語る販売員って、固定のファンがたくさんつくんですよ。そういう人からすすめられると、「とても良いお買い物した!」と嬉しい気分になりませんか? ポンテヴェキオのジュエリーが好き!と心から言えるようなモチベーションで働いてくれれば嬉しいと思いますし、それこそポンテヴェキオの誇りですよね。
販売に関わらず、ジュエリーをデザインしたり、私みたいにカタログを作ったり、会社全体でさまざまな関わりがあります。それがすべて「ポンテヴェキオが好き」と言う気持ちがあって携われると、とても良いものが生まれると思っています。

終始、明るい笑顔と優しい雰囲気でインタビューに応じてくださった大山さん。ポンテヴェキオのジュエリーに携われるこの仕事が大好き!というオーラが滲み出ていて、まさに「毎日をカラフルに」を体現しているような方でした。2017年に、ブランド設立30周年を迎え今後より一層世界をカラフルにしていくであろう株式会社 ポンテヴェキオ ホッタ。今後の活躍が楽しみですね。

 

Interview&Text : Tomoka Nakano

 

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