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ファッションとあわせて楽しみたい!香水のススメ Vol.1「ブランドの名香水」

Heorshe – stock.adobe.com

現在、多くのブランドから発売されている香水。ブランドやコレクションの世界観を表現するアイテムのひとつであり、コーディネートを仕上げる役割も担っているため、ファッションとは切っても切り離せない関係にあります。昨今では「なりたい自分や自己のアイデンティティを表現するため」、「リラックスするため」など目的は様々ですが、洋服を着替えるようにその日の服装や気分に合わせて香水を楽しんでいる人も多いはず。そこで「ファッションと合わせて楽しみたい!香水のススメ」として、まずは世界中の人々を魅了してやまないハイブランドの香水について紹介します。

【目次】
ハイブランドが手掛ける香水
歴史に残る名香水
  HERMES(エルメス) ナイルの庭
  CHANEL(シャネル) N°5
  GUERLAIN(ゲラン) シャリマー
  Dior(ディオール) ミスディオール
  Dolce & Gabbana(ドルチェ&ガッバーナ) ライトブルー
  BVLGARI(ブルガリ) プールオム
  Chloé(クロエ) オードパルファム
  TOM FORD(トム フォード) ブラック オーキッド
  Yves Saint Laurent(イヴ・サン・ローラン) ブラック オピウム

ハイブランドが手掛ける香水

リーズナブルなものから高級なものまでたくさんある中でも、根強い人気を誇っているハイブランドの香水。ブランドのクオリティや世界観に触れられるのはもちろん、エレガントでオリジナリティ溢れる香りが魅力のひとつになっています。その香りを生み出すために、天然香料や希少価値の高いもの、厳選された地域の高品質な素材を使用。そして、これら数々の香料を一流の専属調香師たちが緻密に組み合わせることで、ブランドのイメージを表現する香水が誕生しています。こうしてこだわり抜いて作られた香水は、まさに香りの芸術といっていいほど。さらにその芸術性を高めるようにボトルのデザインも趣向が凝らされ、シンプルで無駄のないモダンなものからコレクションしたくなるほど凝ったデザインのものまで、高級感ある造形美でハイブランドの気品を醸し出しています。


歴史に残る名香水

ここからはローズ香水の一大ブームを巻き起こしたクロエをはじめ、フランス皇室御用達という歴史あるゲランやファッションシーンだけでなく香りの世界でも革命を起こしたシャネルなど、今でも人気の歴史に残る名香水について紹介します。

HERMES(エルメス) ナイルの庭

1837年に創業者のティエリー・エルメスがパリに開いた馬具工房から歴史をスタートさせたエルメス。クラフトマンシップに溢れ、創造の自由と革新のもと質の高いもの作りを続け、バッグや財布など皮革製品の事業に軸足を移す中で、香水部門も誕生。1951年に最初のフレグランス『オー ドゥ エルメス』が発売されて以降、多くの香水を世に送り出してきました。そんなエルメスの香水人気をさらに高めたのが、初代専属調香師を務めたジャン=クロード・エレナが手掛けた『庭』シリーズ。2003年の『地中海の庭』を皮切りに、2008年『モンスーンの庭』、2011年『屋根の上の庭』、2015年『李氏の庭』、2019年『ラグーナの庭』を生み出し、その中でも特に2005年に発売された『ナイルの庭』は高い人気を誇っています。陽光と生命力、自然の豊かさときらきらした輝きのある庭を表現したフレッシュな香りはみずみずしく爽やかで、老若男女問わず幅広い層を魅了しています。

CHANEL(シャネル) N°5

1910年にガブリエル(ココ)・シャネルがフランスで開業した帽子店『シャネル モード』からブランドの歴史をスタートさせたシャネルは、シンプルで機能的なファッションで女性をコルセットから解放するなど、“古い価値観にとらわれない女性像”を提示してきました。それは香水も同様で、メゾン初の香水となった“女性そのものを感じさせる、女性のための香り”は、調香からボトルデザインに至るまで当時の香水の既成概念を覆すものになりました。それが初代専属調香師エルネスト・ボーによって生み出された1921年発売の『 N°5』です。これまで主流だった単一の花から抽出した香りではなく、80種類以上ものエッセンスが配合されたフローラルブーケが香り立つラグジュアリーな香りは大ヒット。誕生から100年以上経った今でも憧れの香水のひとつになっています。

GUERLAIN(ゲラン) シャリマー

調香師ピエール フランソワ・パスカル・ゲランによって、1828年にパリでフレグランスメゾンとして誕生したゲラン。創業以来、伝統を重んじつつも時代に先駆ける新しい感性で革新的な香りを生み出し、これまで5代にわたる歴代の調香師たちによって1100種類以上のフレグランスが誕生しました。その中で伝説的な人気を誇っているのが、『ルール ブルー』や『ミツコ』を創作した3代目調香師ジャック・ゲランの最高作として1925年のパリ万博で発表された『シャリマー』です。代々引き継がれてきたゲランのフレグランスを象徴する唯一無二の香り“ゲルリナーデ”(バニラ、ベルガモット、トンカビーン、アイリス、ローズ、ジャスミンの6つの天然香料の総称)から作り出されたゲランの真髄は、バニラを贅沢にブレンドした世界初のアンバーフレグランスとして革命をもたらしました。そのうっとりするような魅惑的な香りで、今でも人々を虜にしています。

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Dior(ディオール) ミスディオール

1946年にクリスチャン・ディオールがパリで創業したファッションブランド、ディオール。女性のエレガンスを追求する中で、究極のアクセサリーであり装いの最後の仕上げとして魅惑的な残り香で女性を飾るためにフレグランスにも注力。1947年に“パルファン クリスチャン ディオール”を設立し、同年にブランドの“ニュールック”を香りで表現した初の香水『ミス ディオール』が誕生しました。時代は第二次世界大戦が終戦した直後。「女性たちに希望を与える愛のような香り」として作られた、色彩豊かな花びらに囲まれるフローラルブーケのような香りです。

現在、東京・六本木ミュージアムにてディオールの香水をめぐる展覧会「ミス ディオール展覧会 ある女性の物語」が開催されています。

「ミス ディオール展覧会 ある女性の物語」

会場:六本木ミュージアム
会期:2024年6月16日(日)~2024年7月15日(月・祝)
※休館日:6月25日(火)
時間:10:00~21:00(最終入場20:00)
※7月15日(月・祝)は 17:00 最終入場/18:00 CLOSE
公式サイト:http://on.dior.com/mdexhibition2024
                                                

Dolce & Gabbana(ドルチェ&ガッバーナ) ライトブルー

イタリア人デザイナーのドメニコ・ドルチェとステファノ・ガッバーナによって1985年にミラノで創立されたイタリアを代表するファッションブランド、ドルチェ&ガッバーナ。「シチリアの強い女性」にインスピレーションを得たセクシーかつ軽やかでシンプルなデザイン、新しい形のエレガンスは世界中で多くの支持を得ています。そのドルガバが香水を手掛けるようになったのは、1992年に発表した初のレディースフレグランス『パルファム オリジナル オードトワレ』から。ここからラインナップを増やし、2001年には地中海と灼熱の太陽をモチーフに官能的な魅力を表現した現代の名香『ライトブルー』が誕生しました。レモンやリンゴなどが香るフルーティーフローラル調のフレッシュかつ爽やかでほのかに甘い香りは、香水初心者からも人気を博しています。

BVLGARI(ブルガリ) プールオム

1884年にギリシャ人銀細工職人のソティリオ・ブルガリによってイタリアのローマで創業された高級宝飾品ブランド、ブルガリ。長い歴史を持ちますが、初めて香水を発表したのは1993年と近年になります。卓越した技術と個性的なデザインが特徴の宝飾品のように、香水も独創性があり、調香師ジャン=クロード・エレナが手掛けたブルガリ初のフレグランス『オ・パフメ オーテヴェール』はパフューム界で初めてグリーンティーを用いた香りとして注目を集めました。1996年には世界三大調香師と称されるジャック・キャヴァリエによる初のメンズ香水で、初めてダージリンティーの香りを再現した『プールオム』が発売。男性のエレガンスを表現した清潔感と温かみがあるウッディフローラルな香りは男女問わず幅広い年代に支持され、ロングセラー作となっています。

Chloé(クロエ) オードパルファム

1952年にギャビー・アギョンがフランスで立ち上げたクロエ。自由、軽やかさ、女性らしさを信条とするファッションブランドで、クロエ初の香りがデビューしたのは1975年。フェミニンでフローラルな香りは、当時もっとも人気のある香りのひとつになったといいます。今ではローズの香りをベースに、フローラル系やフルーティ系、ウッド系など、さまざまな香調のフレグランスを展開。その中で多くの女性に愛され続け、ブランドを象徴する香水としてベストセラーになっているのが、2008年発売のローズフレグランス『オードパルファム』です。ロマンティックかつ透明感溢れる石鹸のようなフェミニンな香りは万人受けし、特に日本で大ブームを巻き起こしました。

TOM FORD(トム フォード) ブラック オーキッド

グッチやサンローランのデザイナーを務めた経験を持つトム・フォードが“ラグジュアリー”という言葉を21世紀にふさわしく再定義することを理念として2005年に設立されたアメリカのブランド、トム フォード。ウェアやアクセサリーなどを手掛け、2006年にはグラマラスかつ印象的な美しさを最大限に引き出すためのこだわりの化粧品と香水を扱う『トム フォード ビューティー』がスタートしました。その第1号として生まれ、香水ファンの間で人気なのが、トムフォード初のフレグランス『ブラック オーキッド オード パルファム スプレィ』です。黒い蘭の花からインスピレーションを得て作られたモダンなフレグランスで、深く濃厚な甘さにスパイスをほんの少し効かせた怪しくもラグジュアリーな香りは、世界的スーパースターのマイケル・ジャクソンも愛用していました。

Yves Saint Laurent(イヴ・サン・ローラン) ブラック オピウム

現在はアパレルラインの『サンローラン』、1978年に開設されたコスメライン中心の『イヴ・サンローラン・ボーテ』に分かれていますが、もともとは“モードの帝王”と称されたデザイナーのイヴ・サンローランが1962年にフランスで立ち上げたファッションブランドとして始まりました。ファッションを通じて女性に自信を与えてきた同ブランドの初の香水『イグレック』が1964年に発表されると、1977年にはブランドを代表する名香『オピウム』が誕生。東洋の神秘を表現した官能的でエキゾチックなオリエンタルノートは世界中に衝撃を与えました。その伝説的な香りを現代的に解釈したのが、『ブラック OP オーデパルファム』です。香調はオリエンタルコーヒーフローラル。パワフルで中毒になるようなコーヒーの香りと、透明感あるホワイトフラワーのコントラストが織りなす甘美で濃厚な香りに、虜になる人が続出しています。

TEXT:金子 裕希

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