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連載コラム vol.2 「好き」を仕事にする ~「似合う」や「流行」だけでない、「なりたい自分」を叶える方法|パーソナルスタイリスト 河野さおり

ショップスタッフの皆さんはファッションが大好きな人がほとんどですよね。なのでご自分の洋服を選ぶとき「何を買ったらいいのかわからない!」というような悩みはあまりないかもしれません。「パーソナルスタイリスト」をしている私のところにはファッションが得意ではなかったり、洋服に対する様々な悩みを抱えたお客様たちが相談にいらっしゃいます。お話をうかがうと「せっかく買ったのに一度も着ていない服が溜まっていく」「好きで選んだ服なのに似合わない気がする」「自分らしい服がわからない」など皆さん洋服選びに迷ったり困ったりしています。コラム2回目の今回は、私がカウンセリングの際にお客様に行っているヒアリングの一部をご紹介。「なりたい自分」を叶える(=セルフプロデュースする)ために理解しておきたい要素や、好きな事の集め方など是非自分でも試してみてくださいね。

 

潜在的に「ファッション」に求めている要素を考えてみる

みなさんはお買い物に行ったら、何を優先して洋服を選びますか?「かわいい!」「この色キレイだな」とか「このデザイン最近流行ってるな~」など、まずは洋服のテイストやデザイン、トレンド感などで選ぶことが多いと思います。その次に鏡で合わせてみたり試着をした時に「似合っている」かどうかを確認しますよね。この辺りが服を選ぶ際の代表的な要素かもしれませんが、実はもっと深堀していくと「見た目の好み」「流行」「似合う」以外にもファッションに求める要素があるんです。
例えば、
・機能性、コスパ、着回し、手入れの楽さ
・TPO
・着心地の良さ
・他の人と被りたくない、目立ちたい、自己表現
蘊蓄うんちく、ブランドの歴史、生産背景

など、他にもまだまだありますが服を買う際に気にする点は色々。意識してみないと気が付かないかもしれませんが、例えば「このリネンシャツ、素敵だけどしわになるのが面倒」とか「ここのブランドは環境を意識してるから好き」など、思い当たるかも…?という事がありませんか?このように人それぞれファッションに求める要素には違いがあって、さらにどの要素を強く求めるかの「優先順位」も人それぞれ違いがあります。この分類は、一般社団法人日本服装心理学協会が開発した「服装心理診断」に基づくものです。自分はどの要素が強いのかがWEB上で簡易チェックできるページもありますのでぜひ試してみてくださいね。

【服装心理診断liteでさっそく診断してみる】

「好き」を集める→なりたい自分を明確にしてみる

洋服を買う時に「こうなりたいな~」とか「こんなテイストのものが好き」ってイメージがあると選びやすいですよね。でもね、自分が好きなものが漠然としていて言語化することが出来なかったり、そもそも自分が好きなものや好きなテイストが自分でもよくわからない、という人の場合は「なりたい自分」をイメージするのが難しい。そんな時おすすめなのが、画像収集エンジン「Pinterest」を使って自分の「好き」をひたすら集めること!この時、似合うかどうかやTPOや人の目などは一切意識せずに、純粋に自分が「好き」と思えるものを集めるのが大事です。Pinterestは選んだ写真と似ているジャンルやテイストの写真をどんどんおすすめしてくれるので、自分で「こういうのを探そう」って意識しなくても、選んでいくうちに自然に自分らしい写真がどんどん集まってくるので「好きなものがはっきりわからない」という人にこそおすすめのツールです。集めたものをふり返って見てみると「海外セレブのスナップが多いな」とか「モノトーンが好きなんだな」など、自分の好みの傾向が何通りか見えてきたり「そういえば昔こういうの好きだった!」と再確認が出来たりもします。ビジュアルで把握しておくことで、実際にお店で服を見たときにも自分の好きなものを思い出しやすくなり、お店の人にも自分の好みを伝えやすくなりますよ。

自分のファッションのバックグラウンドを思い出す

ライフスタイルが変わって着るものがわからない、年齢を重ねてこれから何を着たらよい?など、ファッションの悩み自体は「現在進行形」のことですが、私はお客様の「過去のファッションの経歴」(過去に着ていたファッション)もお聞きしています。子供の頃、学生の頃、働いていた頃、結婚前、出産前、出産後…人それぞれファッションに変化が現れるタイミングはいろいろですが「子供の頃は母の手作りの服を着てた」とか「実はギャルでした」など、聞いてみると皆さんのファッション遍歴は様々。時系列で書き出してみるとどの時期にどんなファッションをしてきたかだけでなく、環境や対人関係(家族とか、恋人、友人とか)、カルチャー、トレンドなど今まで自分が何に影響されて服が変わってきたか、もわかります。それから、若い頃着ていたものとか昔着ていたものって自分では忘れてしまっているかもしれないけれど、実は潜在的にずっと好きだったり、全く初めてのものより受け入れるハードルが下がります。 例えば今編み上げブーツが流行りだとしてはじめて手を出すのは気が引けるかもしれないけれど、昔履いていたことを思い出したら経験上挑戦しやすくないですか?このように過去の服の経歴がわかるとテイストや色やアイテムなどの選択肢を無理のない範囲で広げることも出来るんです。

このように、
①ファッションに求める要素は人それぞれ違いがあり、その優先順位(度合)も違う
②自分が純粋に「好き」なものを知る
③今までのファッション遍歴を振り返る

といった自分のパーソナリティを理解する作業をしてみると本当の「なりたい自分」への近道が見えてくるかもしれません。まずはお客様目線で自分のファッションについて振り返ってみて、お客様の「なりたい自分」を見つけてあげるヒントを探してみてくださいね。

 

今回のコラム執筆者

 

パーソナルスタイリスト|河野さおりさん

1974年生まれ。短期大学卒業後、子供の頃からの夢だったデザイナーの道を目指し、エスモードジャポンファッション工科入学。卒業後に(株)ジュンに企画として入社。その後、(株)イッセイミヤケ、(株)ルックなどのアパレル企業でリアルクローズからハイファッションまでのデザインを経験。結婚、2人の子供を出産後、フリーのデザイナーとして百貨店や専門店、セレクトショップ、ネットショップなどの商品企画、バイイングなどを手がけながら、株式会社forstyle代表の久野梨沙氏に師事し、現在はパーソナルスタイリストとして活動中。

ブログ「it’s so you styling」

 

 

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