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正社員との違いやメリット・デメリットも アパレルにおける業務委託の働き方とは

興味のあるファッションやブランドに関わりながら、人を笑顔にできるアパレルの仕事はとてもやりがいのある仕事です。一方で仕事量が多いため、どのようにワークライフバランスを保つかという課題も。雇用形態が多様化した現代では、正社員以外にも様々な働き方があります。今回は、業務委託という働き方について、正社員との違いやメリット・デメリットを紹介していきます。

 

【目次】
正社員とは違う働き方、業務委託とは
雇用形態の違いで何が変わる?
業務委託の契約形態は2種類
業務委託のメリットとデメリット
「業務委託契約」を結ぶ際の注意点
業務委託に向いている人材とは

 

正社員とは違う働き方、業務委託とは

正社員とは、期間の定めがなく企業に雇われている労働者のこと。雇用保険や社会保険への加入が義務付けられているので、非正規労働者よりも保護されていると言えますが、希望の部署へ配属されない、転勤の対象になるなどのデメリットも考えられます。
一方、業務委託とは、雇用関係のない企業から委託された業務を行うことで報酬が支払われる働き方で、企業と個人が直接「業務委託契約」を結ぶことで成立します。どのような業務をいつまでに行うかを取り決めて報酬を得るので、得意分野を活かすことのできる働き方と言えます。
ちなみに契約社員とは、企業と期間の定めがある労働契約を結んで働く労働者のことを差します。

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雇用形態の違いで何が変わる?

正社員、契約社員、派遣社員など、さまざまな雇用形態がありますが、業務委託と何が大きく違うのでしょう。それぞれの特徴をまとめます。

正社員
企業と個人が雇用契約を結ぶ正規の雇用形態で、期間に定めがない無期雇用となります。企業にもよりますが退職金やボーナス、福利厚生などの制度が整っていることが多く、安定して働けるのが特徴です。また、最近ではベンチャー企業などでWワークを推進する動きも見られますが、アパレルでは他の企業との雇用契約は認められない場合がほとんどです。

契約社員
企業と個人が雇用契約を結ぶ非正規の雇用形態で、期間に定めがある有期雇用となります。仕事内容は正社員とほぼ変わりませんが、ほとんどの場合、退職金やボーナスなどの待遇はありません。ただし、労働契約が通算5年以上になれば無期雇用に転換できる“無期転換ルール”という制度があります。アパレルは元々正社員よりも契約社員の割合が多いと言われています。

業務委託
企業と個人が直接「業務委託契約」を結ぶ働き方で、雇用契約という考え方ではなく、企業と対等な立場となります。委託された仕事を決められた期限内に遂行することが大前提なので、勤務日数や時間、働く場所などに制約がない場合がほとんどです。報酬は案件ごとに異なり、単発報酬や年俸制、出来高制、成功報酬制など様々。専属ではないため、他の企業と別の仕事を行うことも可能です。

ちなみに、派遣社員とは、派遣会社と個人が雇用契約を結び、派遣先の企業で働くことを差し、有期雇用となります。また、フリーランスという言葉がありますが、業務委託とイコールではありません。フリーランスとは、自ら事業を行う“自営業”と近い意味を持ち、働く方法のことを差します。業務委託とは、企業と契約を結ぶ契約方法のことです。

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業務委託の契約形態は2種類

業務委託契約には、「請負契約」と「委任(準委任)契約」の、2種類の契約方法があります。それぞれの内容を説明します。

請負契約
請負契約は、成果物の完成を目的としており、成果物を納品することで企業から報酬が支払われます。業務内容や業務時間は問われず、期限内に成果物が不備なく完成しているかが重要です。
職業例:デザイナー、パタンナー など

委任(準委任)契約
成果物の有無ではなく、契約書の内容に記載されている業務を遂行することで企業から報酬が支払われます。特定の業務を終了させることを目的とした契約になります。
職業例:マーチャンダイザー、バイヤー など

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業務委託のメリットとデメリット

業務委託の働き方の特徴や、契約形態を説明してきましたが、実際に働く際にはどんなメリットとデメリットあるのでしょうか?いくつか例を上げていきます。

メリット
・勤務場所にとらわれない(地方でも働ける場合がある)
・人間関係や会社の規則などの、ローカルルールに縛られない
・時間を自分でコントロールできる
・高収入を目指せる
・専門分野に特化した仕事ができる
・他の仕事とのWワークができる

デメリット
・報酬が案件ごとに異なるため、収入が安定しない可能性がある
・自分で仕事を獲得する必要がある
・確定申告などの各種手続きをすべて自分で行う必要がある
・専門分野に特化しているからこそ、実力が問われる
・労働基準法が適用されない

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「業務委託契約」を結ぶ際の注意点

業務内容、期限、報酬、損害賠償などの必要項目が定まっているかをしっかり確認しましょう。また、契約形態が「請負契約」か「委任(準委任)契約」かは、責任の範囲が変わってくるので重要です。「請負契約」では、どのような成果物を完成させるのか、「委任(準委任)契約」では、具体的にどのような業務の遂行が求められるのかを明確にしておくと良いでしょう。

業務委託に向いている人材とは

時間や場所などに決まりがないため、自己管理能力“セルフマネジメント”が重要。また、問題が発生した際には素早く適切に対処できることも大切です。常に同じ業務内容とは限らないため、変化を楽しみ柔軟に対応できる能力もプラスとなりそう。自身の得意分野を活かして、自由度のある働き方をしたい人に向いていると言えるでしょう。

 

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