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冬本番!アウターの定義とは!? “運命の一着”に巡り合うために、コートの種類と特徴をおさらい

冬コーデの主役になるアイテムと言えば、やっぱりコート。本格的な寒さを前に“運命の一着”を探す方が増える時期だと思いますが、そもそもコートとアウターの違いとは何でしょう?最近では、裏表どちらでも着られる2wayタイプも多くなっていますが、1シーズンで何着も購入するアイテムではないため、コート選びは慎重に、こだわりも強くなるはず。そこでコート選びの参考に、種類と特徴を紹介します。

【目次】
アウターの定義。コートとアウターの違いとは?
「アウター」3つのタイプを比較
コートの種類と特徴を紹介

 

アウターの定義。コートとアウターの違いとは?

ファッション・アイテムにおける「アウター」とは、外側に着る服の総称。なので、「アウター」というカテゴリの中に、コート、ブルゾン、ジャケットなどが入ります。春先や初秋に羽織るパーカーやニットカーディガンも広くはアウターのカテゴリですが、冬にはインナーとしても使える優れもの。季節の移り変わりと共にうまく着回しましょう。

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「アウター」3つのタイプを比較

アウターはその形から、大きく「ジャケット」「ブルゾン」「コート」の3つのタイプに分類できます。それぞれの特徴を比較します。

ジャケット
ジャケットは“上着”の総称で、長くてもお尻がかくれる程度の丈のものを差します。基本的にはアウターですが、上にコートを羽織ることでインナーウェアにもなるのが特徴。もともと紳士服だった流れから、かっちりとしたイメージの強い「テーラードジャケット」、1930年代にバイクメーカーのハーレー・ダビットソンが発表して広まった「ライダースジャケット」、軍人が着用するため機能性と実用性が重視されていた「ミリタリージャケット」、労働者の作業服として丈夫な素材で作られたのが始まりの「デニムジャケット」など、多くのデザインがあります。

ブルゾン
フランス語で「裾を絞ったブラウス」という意味で、裾を絞って身頃をふくらませた丈の短い上着のことです。形状としては、ジャンパーとほぼ同じ。最近では、機能性を重視した作業着的なイメージの強いものをジャンパー、ファッション性のあるものをブルゾンと位置づけるようです。ジャケットのようにデザインによって名称があるわけではなく、モコモコとボリューム感のある「ボアブルゾン」や、オシャレ度をUPさせる「ニットブルゾン」など、素材で分類されることがほとんど。その他にも、ナイロン、コットン、レザーなど種類は様々です。

コート
一番外側に着る衣類全般を差します。防寒・防雨が目的の羽織物なので、室内に入れば脱ぐのがコート、と考えるとイメージしやすいかもしれません。コートは、柔らかい雰囲気を楽しめる「ノーカラーコート」、ボタン等はなくサッシュベルトで留める「ラップコート」、スマートな印象になる立ち襟の「スタンドカラーコート」、コクーン=繭の意味通り、丸みを帯びたシルエットの「コクーンコート」など、デザインはもちろん素材も豊富です。気温が下がってくると欲しくなるコートの種類と特徴を知れば、アウター選びのヒントになるかもしれません。

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コートの種類と特徴を紹介

アウターの中から、これからの季節に欠かせないコートの種類と特徴について紹介します。“運命の一着”に巡り合うヒントにしてください。

チェスターコート
スーツと合わせることを想定して作られている格式の高さを感じられるコートです。正式名称はチェスターフィールドコートで、19世紀に英国のチェスターフィールド伯爵が愛用していたことに由来すると言われています。スーツのような襟のあるベーシックなシルエットが特徴なので、ビジネスからカジュアルまで合わせやすいのも嬉しいポイント。肩に合う形はスッキリ、肩が落ちるデザインはラフな雰囲気になります。

ステンカラーコート
無駄な装飾のないシンプルなコートといえばステンカラーです。チェスターコート同様に、どんなシチュエーションにも合わせやすいアイテムですが、実はステンカラーは和製英語。正式には「バルマカーンコート」もしくは「バルカラーコート」となり、スコットランドの地名に由来すると言われています。襟(カラー)に特徴があり、襟の後ろが高く、前は低く折り返るデザインが特徴です。

トレンチコート
トレンチとは、戦争で敵の攻撃から身を隠すために陣地の周りに掘られた溝=塹壕(ざんごう)のことを指します。塹壕戦の為に開発されたのが始まりで、ウエストベルト後部に付いたD型フックは水筒や手榴弾を下げるために使われていたなど、トレンチコートの装飾には軍服としてのルーツが多く見られます。現在では、それらの特徴がデザインとして愛され、定番のファッション・アイテムとなっています。

ダッフルコート
北欧の漁師たちが着用した防寒着がルーツとされています。寒さをしのぐ大きなフードと水牛のツノなどを使ったトグルという留め具が特徴。寒い海の上で手袋をしたまま着脱しやすいように、ボタンではなくトグルが使われたと言われています。可愛いデザインで学生っぽさの強いアイテムですが、深めの色味や、個性的な素材のものをチョイスすると大人のカジュアルな装いを引き立ててくれそうです。

ダウンコート
軽くて防寒性の高い水鳥の羽毛(ダウン)を詰め込んだダウンコート。1930年代にスポーツ用品店の創業者(現在はファッションブランド)エディー・バウアーが自身の趣味である釣りの防寒着として、ひし形のキルトを施したダウンジャケットを開発したことで広まり、防寒着からファッション・アイテムへと進化しました。最近ではタウンユースに使えるデザインも多く、カジュアルなコーディネートに欠かせないアイテムとなっています。

ムートンコート
オーストラリアで羊の毛刈りを仕事とする人の間で、一枚革のコートが作られたのが始まりだと言われています。他の毛皮製品とは違い、水を吸収して外へ逃がす機能に優れているので、蒸れることなく着ることができるのが特徴。日本では2016年前後に流行して以降、定番アイテムになりました。ショート丈からロング丈までデザインやカラーも豊富で、気軽に楽しめるフェイクムートンや2wayタイプもあり、コーディネートの幅を広げてくれます。

 

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