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接客に活かす! アパレル店員なら知っておきたい、服の素材知識やお手入れ方法


アパレル店員をしているのなら、幅広い商品知識を持ってより良い接客ができたら良いですよね。素材の特徴をきちんと把握しておけば、お客様からの質問や疑問にもきちんと解答することができます。今回は、アパレル店員なら知っておきたい、素材別の知識やお手入れ方法をご紹介します。

素材やお手入れなどの商品知識、どれくらいある?

アパレル店員をしていると、お客様に「これはどうやって洗濯するの?」や「シワになりやすい?」といった商品にまつわる質問をされることもあるかと思います。そんな時、きちんと答えられずにお客様が購入に至らなかった、なんて経験をしたことはありませんか。せっかく商品を気に入ってくれたのに、商品知識が乏しい理由で購入に繋げられないのはもったいないですよね。また、しっかりとした商品知識を身につけることで、お客様からの信頼にも繋がります。ご紹介する素材ごとのお手入れ方法、ぜひ参考にしてみてくださいね。

素材別、知識やお手入れ方法

ここからは、素材それぞれが持つ特徴から分かる、メリット、デメリットをご紹介します。洗濯やアイロンがけなどのお手入れ方法も併せてご紹介しているので、接客トークにぜひ取り入れてみてください。

① ポリエステル
メリット:耐久性に優れている、吸湿性や吸水性が低く乾きやすい、シワになりにくい
このようなメリットがあるポリエステルなので、自宅で洗濯をする際にも扱いやすいのが特徴です。シワになりにくかったり型崩れしにくいというのもアピールしたいポイントになります。

デメリット:静電気が起きやすい、毛玉ができやすい
例えばポリエステルを使ったニットだと、静電気が起きやすい上にに毛玉ができやすいのがデメリットとなります。
しかし「毛玉はできやすいか?」と質問をされた際には、曖昧な返答をするのではなくきちんと素材の特徴を説明をし、毛玉をできにくくする方法、できた場合の対処法をご紹介すると安心感を与えることができるでしょう。洗濯時にはネットに入れて摩擦を防いだり、柔軟剤を使用することで毛玉ができるのを抑えることができます。また、毛玉ができてしまった場合には毛玉取り用ブラシや毛玉取り器の使用を勧めてみるのも良いでしょう。

このように「もし○○したら」という質問に対して、きちんと回答できるように自分の引き出しを増やしておくととても便利です。

② ナイロン
メリット:耐久性に優れている、摩擦に強い、吸湿性や吸水性が低く乾きやすい、軽い、弾力性が高い
ナイロンは耐久性に優れていて、弾力が高く、さらに摩擦に強いという非常にタフな素材です。アウターやバックパックなどに多く使われているのは、その強さにあったんですね。そのため、劣化が少ないので長持ちさせることが可能です。また乾きやすいのも嬉しいポイントです。

デメリット:熱に弱い
ナイロンは熱に弱いため、乾燥機にかけるのは避けるようにしましょう。また、アイロンがけする際にも低温で当て布をするようにします。しかし、シワになりにくいというメリットがあるのでアイロンがけを使う機会はあまりないと言えるでしょう。
また、日光により黄変するので、乾燥させる際には直射日光に当てず、陰干しします。

③ ウール
メリット:保温性が高い、吸湿性が高い、型崩れしにくい、撥水性に優れる
ウールは保温性が高い上に吸湿性が高いという特徴を持っているため、夏は快適に過ごすことができ、冬では保温してくれるという便利な素材です。また、型崩れしにくいためシワになりにくいという点も注目です。シワになったとしても、他の素材よりも伸ばしやすく扱いやすいです。さらに、撥水性に優れているため、汚れに強いというのもポイントです。

デメリット:毛玉ができやすい、洗濯のダメージに弱い
ウールには毛玉ができやすいというデメリットがあります。そのため、ポリエステル同様毛玉をできにくくする対策、できた際の対処法を実践するようにします。また、ウールは洗濯をする際に注意が必要な素材です。誤った洗濯方法をしてしまうと、縮んでしまう恐れがあるので、きちんと洗濯表記に従うようにします。

④ コットン
メリット:吸水性が高い、通気性が良い、肌触りが良い、耐熱性が強い
広く衣類に使われているコットンは、吸水性が高く通気性が良いため、水分を吸い取って放出してくれるのが嬉しいですよね。また、肌触りが良いのでデリケートな肌の人にもおすすめです。

デメリット:シワになりやすい、毛羽立ちやすい、乾きにくい
コットンの難点としては、シワになりやすいという点がありますが、耐熱性があるのでアイロンもしやすいです。乾きにくいという点においても、耐熱性があるので乾燥機を気軽に使うことが可能です。毛羽立ちは摩擦により起こってしまいますが、洗濯をする際には衣類を裏返して洗濯ネットに入れることで軽減できるので、ぜひこの方法を試してみてください。

⑤ リネン
メリット:通気性が良い、吸水性が高い、強度が高い、毛羽立ちにくい
リネンといえば、夏の衣類によく使われているイメージがありますよね。通気性が良く吸水性が高いという特徴があるため、汗で濡れても乾きやすく、さらりと着こなすことができます。もともと天然繊維の中でも丈夫なリネンですが、水に濡れると強度を増すという特徴を持っているので気軽に洗濯できるのが嬉しいですよね。

デメリット:シワになりやすい、色落ちしやすい
リネンはシワになりやすい素材です。洗濯時の脱水によりシワになってしまいますが、乾きやすいというメリットを活かし、脱水はせずに濡れ干しすると良いでしょう。また、色落ちしやすいというデメリットがあるため、他の衣類とは分けて洗濯することをおすすめします。

知っておくと便利! 衣類のお手入れ方法

お客様とのふとした会話の中で、衣類のお手入れ方法を質問されたことはありませんか? ここからは、日常で起こりうる洗濯による劣化や、誤って汚してしまった際の対処方法をご紹介します。ぜひ接客時に役立ててみてくださいね。

「襟がよれてしまった!」
洗濯をしたら、襟がよれてしまったという失敗談はよく聞きますよね。襟元がたるんでいたりよれていると、だらしない印象を与えてしまうので捨ててしまった…… なんて声も。しかし、このよれは防ぐことも復活させることもできるのです。まず、よれてしまった場合の対処法ですが、高温のスチームアイロンを縦にあてていくことで軽減することが可能です。防ぐ方法としては、首元を輪ゴムで留めておくことでよれにくくなるので、ぜひ活用してみてください。

「食事をしている時に汚してしまった」
食事をしている際に、ワインで汚してしまったり、油が飛んでシミを作ってしまったということもありますよね。この時、おしぼりでゴシゴシとこすってしまうのはNGです。油を含んだ汚れであれば、中性洗剤やクレンジングオイルをたたいてシミに浸透させましょう。ワインなど水溶性の汚れは水で洗い流します。完全に落ちる場合もありますが、応急処置として捉え、気になる場合はクリーニングに出すことをおすすめします。

 

 

素材にまつわる特徴やお手入れ方法について、いかがでしたか?
接客に活かせるものばかりなので、一つ一つの素材について特徴を押さえてみてくださいね。
 

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