アパレル販売員をしていると、接客トークとしてトレンドの紹介をすることがありますよね。しかし、トレンドを伝えてもうまく接客として繋がらなかった…… という経験がある方も多いのではないでしょうか。本記事では、トレンド情報のキャッチ、解釈の仕方の他に、実際の接客でのトーク例をご紹介します。ぜひ日々の接客の参考にしてみてくださいね。
「トレンド」を推すには……
お客様にファッションのトレンドをご紹介するために、自分自身もトレンドに敏感であり情報をキャッチしておく必要があります。自社商品だけでなく、様々なアイテムをチェックして感性を磨いていきましょう。トレンド情報については、下記のような方法で収集するのがおすすめです。
1. パリコレなどのコレクションをチェック
NY、ロンドン、ミラノ、パリといったコレクション時の写真をチェックしてみましょう。それぞれのブランドの特徴がありながらも、色や素材であったり、シルエットなどどこか共通点が出てくるはずです。例えば「オレンジでもちょっとくすんだ色を使っているブランドが多い」や、「レースを取り入れているブランドが多いけれど、中でも黒が主流のようだ」といったような発見があります。自分なりに解釈しつつ、メゾンブランドを掲載している雑誌やWebサイトにてトレンド情報のまとめをチェックすると良いでしょう。「2020 春夏 ファッショントレンド」などの検索を試してみてください。
2. 雑誌でトレンドをチェック
コレクションにてトレンドのチェックをしたら、雑誌でも情報を収集してみましょう。以前よりも雑誌購読者数が減ってしまってはいますが、雑誌の情報をWebメディアにて掲載している媒体も増えてきました。雑誌やWebメディアではトレンドをより身近に解釈しつつ、新鮮な着こなし提案をしているのできっと参考になるはずです。
3. SNSでのチェックも欠かせない!
日々のコーディネートの参考として、SNSをチェックしているという人が主流の昨今。例えばコーディネートを中心とした投稿をしていて、かつフォロワーが多い人をチェックしてみると、着こなしにどこか共通点があるもの。ユーザーはそういったものを見ながら、「この色が今っぽい」や「オーバーサイズがこなれて見えるな」ということを無意識にもキャッチしています。また、芸能人ではないという親近感から、コーディネートを気軽に真似しやすいという点もあるため、ぜひSNSにて色んな人の着こなしをチェックしてみてください。
トレンドアイテムをお客様に紹介するとき
トレンド収集を終えたら、肝心の「接客にどう活かすか」をご紹介します。
この芸能人も愛用してくれていて…… はNG?
例えば、自社の最新アイテムを芸能人が愛用してくれていたとします。そんな時にはぜひ紹介したい気持ちになるのも山々ですが、お客様がその芸能人のファンでないことも想定されるのであまり使わない方が良いでしょう。紹介する場合には、「○○さんが着てくれているんですよ!」ではなく「この方のように、こんな着こなしも素敵です」とあくまでもコーディネート提案として紹介するのがベターです。
「今年のトレンド」を伝える時は一言付け足す
「この色(形、素材)は今年のトレンドなんです」と接客する際には、その言葉だけで終えないようにしましょう。例えば、「この色は今年のトレンドなのですが、今お召しのアイテムにも合います。着回しもしやすいですよ」といったようにそのトレンドアイテムを取り入れることのメリットを付け加えると良いでしょう。
トレンドを切り口とした接客術について、いかがでしたか?
トレンドを紹介するために、自身も細かな情報収集をしたりコーディネートについて学ぶ必要があります。そうすることにより感性も磨かれていくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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