根強い人気を誇るアパレル業界に、未経験から転職を考えている方も多いのではないでしょうか。どんな仕事に就けるのか、本当に未経験でも大丈夫なのか不安になることもありますよね。今回は、未経験からアパレル業界へ転職しようと考えている方のために、面接前に知っておきたいポイントをレクチャー。
未経験ではどんな仕事に就ける？
企画やバイヤーでも「未経験者OK」の求人があったり、畑は違えど前職の経験を活かして生産管理やPRなどの仕事に就くケースももちろんありますが、まず最初に就く仕事は「販売員」が多いです。ショップの販売員になることで、ブランド商品の特徴を捉えたり、どんなお客様からのニーズがあるのかなど、現場に立つことで学ぶことはたくさんあります。そこから経験を積み、店長などといったマネジメント側に回ったり、他の職種に異動することがあります。
販売員すら未経験の場合は厳しい？
販売員からスタートと知って、「販売すら未経験の場合はやはり厳しいのだろうか……？」と不安になられた方もいるかと思います。しかし、学歴や年齢は不問のため心配することはありません。熱意を伝え良い印象を与えることができれば、全くの未経験でも合格することは大いにあるので、これからご紹介する面接前のポイントを押さえてみてくださいね。
現役ショップ店長が教える面接のあれこれ
ここからは、都内の某ショップ店長を務めるKさんに聞いた、未経験者が押さえておくべき面接前のポイントをご紹介します。
Q.販売未経験でも大丈夫というのは本当ですか？
もちろんです。販売経験者ということがプラスになることはありますが、未経験者ということがマイナスになることはありません。きちんと想いを伝えてくれて、このブランドに合っているなと感じることができれば問題ありません。
Q.面接の時にはどんなところを見ていますか？
私が一番大切だなと感じているのは、コミュニケーション力。これは欠かせないですね。お客様に商品を購入いただき、満足してもらうことが目的ですが、購入に至るまでのスタッフの対応で満足値が変わってきます。また、アパレルはたくさんの部署と連携をとって成り立っているため、販売員から他の部署へ異動した際にもコミュニケーション力は必須と言えるでしょう。
Q.コミュニケーション力とのとこですが、面接時に返答に詰まってしまったら、マイナスイメージになりますか？
面接時には緊張すると思うので、言葉に詰まってしまうのは理解できるので大丈夫です。詰まってしまった時も、柔軟に対応してくだされば問題ありません。それよりも、質問に対する「きちんと」した返答ができているかが大切。的外れな回答であれば、質問内容を理解していないという印象になってしまいます。
Q.面接前に注意しておくべきポイントはありますか？
熱意や質問の受け答えももちろん大切ですが、身だしなみもきちんと整えておくと良いでしょう。アパレルでは、一人一人がそのブランドの顔。清潔感のある印象だとなお良いです。
Q.面接にてよくする質問ベスト3を教えてください
まずは、やはり当ブランドで働きたい理由ですね。アパレルブランドはたくさんありますので、その中でなぜうちで働きたいと感じるのかを純粋に知りたいです。やる気面での判断材料になることはもちろん、ブランドに対してどんな熱意があるか確認することができますので。
次に、よくチェックしているファッション誌、メディア、SNSについて。これは、ブランド系統と大きく外れていないか確認したいのもありますが、それよりもトレンドに敏感であるか、自らトレンドやファッション情報をキャッチしにいこうとしているか確認するためでもあります。
最後に、自己PR。この質問に対する答えは、本当にみなさん様々なので、その人の人となりを知る上での判断材料になりますね。過去に行ってきたこと、アピールポイントなど自分なりに一生懸命伝えてくれると嬉しいです。
いかがでしたか？
アパレル業界へ初めて挑戦する際に、不安はつきもの。しかし、自分の想いがきちんと伝えられ、熱意を持って行動すればきっと新たなチャレンジの一歩を踏み出せるはずです。
Fashion HRでは、他にも面接時に備えたい情報を配信していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
