どんな業界でも、企業を成長させるために「マーケティング」は欠かせないもの。アパレル業界への就職、転職を考えている人であれば、アパレルのマーケティング業務内容はどんなものか気になりますよね。今回は、実際の業務内容の他に、求められるスキルは何かをご紹介します。
まず、「マーケティング」とは何なのか?
ビジネスシーンで度々用いられるマーケティングについて、正しい日本語で伝えられますか? 実は、日本語においてマーケティングのイコールになる正しい単語というものは定められたものがなく、概要を指すことが多いです。単語にするとしたら「市場活動」や「販売戦略」と呼ぶことが多いようです。
公益社団法人の日本マーケティング協会によると、マーケティングとは「企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場調査のための総合的活動である」としています。
つまり、企業がターゲティングする顧客のニーズに応えるために行う市場調査、製造、販売、そして宣伝などのすべてのプロセスを指します。
アパレル「マーケティング」の仕事内容とは?
ここからは、アパレル業界でのマーケティング業務内容をご紹介します。
1. 市場調査
マーケティングの基盤となる市場調査は非常に重要となってきます。ファッショントレンドのリサーチはもちろんのこと、ビジュアル撮影のためにメイクのトレンドもキャッチする必要があります。他にも、SNSが主流である昨今では、SNSを使用した旬のアプローチ方法もあり、ファッションのみならず様々なトレンドを押さえておく必要があるでしょう。
他には、ターゲティングしている顧客が興味のあること、どんなライフスタイルを送っているのか、月にどのくらい洋服にお金をかけているのかといった調査も必須となってきます。
2. 販売戦略の構築、実行
次に、市場調査を元に、販売戦略を練っていきます。商品の売り方、見せ方といった企画を考え、適切なアプローチ方法を決定します。
商品をどのように販売していくか考える必要があり、それが広告なのか、広告であれば雑誌とのタイアップなのかウェブ広告なのか、または店舗のポップなのかなど、様々な面からの戦略を考える必要があると言えるでしょう。決定した内容を基に他部署と連携を取り、実行に移します。
どんなスキルが必要?
アパレルのマーケティングをする上では、市場調査ができることは大前提で、その結果をしっかり分析できるスキルが問われます。的確な分析を基に戦略を練っていくため、これは必須と言えるでしょう。
次に、情報収集力。前述したように、トレンドはファッションのみならず、ビューティ、広告の打ち出し方などにもあるものなので、日頃からアンテナを張りつつ、多方面からの情報に敏感になり時代の流れに乗る必要があります。
また、様々な部署との連携が欠かせないため、コミュニケーション能力も重要です。市場調査を基に企画や打ち出し方が決定するため、それを適切に伝えるための話し方、伝え方の能力は欠かせません。
そして最後に、マネジメント力も重要と言えるでしょう。販売戦略を練り、実行するためには様々な部署を束ねる必要があるので、進捗管理、進行管理といった能力が必要となります。
アパレルのマーケティングについて、いかがでしたか? 必要なスキルは多いものの、マーケティングとして獲得できる知識やノウハウは様々なシーンで活かすことができるでしょう。
気になった方は、Fashion HRの求人にて「マーケティング」を検索してみてくださいね。