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外資系ブランドでは実際どのくらい英語スキルが必要?ファッション業界の職種別に解説!

ファッション・アパレル業界の求人でも応募条件に多い「英語力必須」の文字。TOEICの点数を指定されている場合もあれば、「日常会話レベル」「中級レベル」「ビジネスレベル」「ネイティブレベル」などレベルを指定されている事が多いです。

外資系ブランドに入社する条件に英語は必須というイメージがありますが、実際にどのくらい英語を使う場面があるのでしょうか?今回は外資系ブランドへの転職を目指す方からのご質問にお答えしています。

外資系ブランドへの転職を考えています。実はあまり英語が得意ではないのですが……やはり英語は必須ですか?具体的にはどのような場面で英語を使うのか、どのくらいのレベルを求められるのかなど、アドバイスをお願いします。

求められるレベルや実際に英語を使うシーンは、職種やポジションによっても異なります。近年では外資系ブランドの中でも語学スキルが必須ではない企業も増えてきましたが、今回は、必須の場合における具体例を挙げて解説します。

外資系ブランドではどのくらい英語スキルが必要?ファッション業界の職種別に解説!
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【1】外資系ラグジュアリーブランドのMDマネージャーに求められる英語スキル

まずは「外資系ラグジュアリーブランドのMDマネージャー」について。求人に、

  • 応募条件:英語ビジネスレベル

と記載してあるとします。

外資系ラグジュアリーブランドのMDマネージャーとなると、メールや電話などを介した本国スタッフとコミュニケーションは必須。もちろん、専門用語も全て英語で理解しなければなりません。Skype(スカイプ)などを使用した電話会議なども日常的に発生しますので、流暢な英語を使えなければ厳しいでしょう。

本国へ提出する資料作りなど、英語での書類作成の機会も多く、マネージャークラスは常に英語に接するようなポジションです。高い英語力を身につけていないと務めることは難しいでしょう。

【2】欧州発ラグジュアリーブランドのVMDに求められる英語スキル

例えば「欧州発ラグジュアリーファッションブランドのVMD」の求人に、

  • 応募条件:英語、またはイタリア語、日常会話レベル

と記載してあるとします。

マネージャーではなく、スタッフレベルのVMDでも、日常会話レベル以上の英語力を必要とされることが多いです。特にVMDが1人や2人といった小規模な体制であった場合は、本国との密なコミュニケーションが必要となるため、高いレベルの英語力が求められます。一方で、VMDのチームが複数人体制で、なおかつVMDマネージャーが高い英語力の持ち主であれば、VMDスタッフとしては日常会話レベルの英語力で支障はないでしょう。

これは他の職種にも通ずることではありますが、日本のマーケット事情は欧州とは全く異なります。そのため、本国のレギュレーションと日本のマーケットを照らしあわせ、その折り合いを付けるべく、本国と交渉を行う必要も出てきます。その際、理論的に本国を説得できる高い英語力を身につけていたほうが、スムーズに進むことは想像に難くありませんね。逆に、日本から本国へと新しい提案をすることも可能になり、本国の信頼を得て、あなたの評価も上がるかもしれません。

このように、英語でスムーズなコミュニケーションをとることができるレベルにあれば、スタッフレベルでも非常にプラスに働くでしょう。

また、英語が公用語ではない欧州(イタリア、フランスなど)系企業の場合、イタリア語、フランス語などの現地の公用語のスキルがあれば、より親密にコミュニケーションを取ることができ、重宝されるでしょう。

【3】欧州発有名ファッションブランドのPRに求められる英語スキル

次に「欧州発有名ファッションブランドのPR」の求人に、

  • 応募条件:英語ビジネスレベル

と記載してあるとします。

PRは対外的なコミュニケーションが仕事の軸になります。「高いコミュニケーション能力を必要する」という意味では、日本語の場面でも、英語の場面でも同じです。PRはスタッフレベルでもコレクション時期などに、本国へ出張しなければならないことも多く、本国スタッフとスムーズに意思疎通ができるレベルの英語力は必須でしょう。日常的にメールや電話のやりとりも発生しますし、本国へのレポーティングでは、英語での読み書きのスキルも求められます。

前出のVMDでお話したのと同様に、本国からのリクエストやレギュレーションを汲みつつ、日本のマーケットに合わせた効果的な媒体露出を図るために、本国と交渉をしなければならない場面もでてくるでしょう。日本のマーケットを理解しつつインターナショナルな思考を持ち、英語/日本語双方での高いコミュニケーション・スキルを求められる職種です。

【4】外資系ブランドを扱う老舗企業の営業マネージャーに求められる英語スキル

今までは英語力が重要視される職種に注目してきましたが、一外資系ブランドでも、ほとんど英語力を必要とされない職種にも着目していきたいと思います。「外資系ブランドを扱う老舗企業の営業マネージャー」を例に取りましょう。例えば求人に、

  • 応募条件:英語があれば尚可

と記載してあったとします。

外資系ブランドの営業職に求められるのは、百貨店に対しての営業経験年数、店舗開発に携わった経験年数などで、日常業務の中で英語を使うことはほとんどありません(※日本のジェネラルマネージャーが外国人の場合など、企業によって異なる場合もあります)。

但し、営業マネージャーから、ジェネラルマネージャーへのキャリアアップを目指している方は、必ず上級レベルの英語力が必要となってきます。ジェネラルマネージャークラスとなると、いわゆる「Cクラス」となりますので、本国への出張も多く、現地では本国及び各国のジェネラルマネージャーとの会議や会食など、ビジネス上重要な場面への出席しなくてはならない機会も多くなります。

日常的にはメールでのレポーティングや本国との電話会議の機会も断然多くなり、読み書きだけではなく、会話力もビジネスレベルの高い英語力が求められるでしょう。

マネージャー以上のポジションへのキャリアアップを目指す方には、早いうちから英語力を磨いておくことをおすすめします。

 

 

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