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産休後は退職しないで時短勤務を選ぶべき? – ファッション・アパレル業界のワーキングマザーの実情を知る

他業界と比べても、女性が多く活躍するファッション業界。数年のキャリアを積み、これから!という時期に、「子供が生まれたら、仕事はどうしよう……」と悩まれる方も多いようです。今回はファッション・アパレル業界専門の人財紹介会社アパレルコンシェルの深澤さんに、ファッション・アパレル業界のワーキングマザーの実情についてお話をお伺いしました。

デザイナーとしてアパレル企業に勤務中です。そろそろ子供が欲しいなと思っているのですが、現在の仕事は残業も多く、今の仕事のボリュームだと出産、そして子育て……と想像がつきません。子持ちの人が勤めやすい会社、産休後の企業の取組など、ファッション・アパレル業界のワーキングマザーの実情を教えて下さい。

ファッション業界でも出産して産休をとり、時短もしくはフルタイムでお仕事をされている方もいらっしゃいます。でも、ご心配されている通り、今までと同様なお仕事スタイルは、もちろん難しいと思います。だって、子育てというもう一つの大切な役割が増えるのですからね。

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一度退職してしまうと、復帰が難しくなる。選択できるのであれば「時短勤務」を選びたい。

あなたにさまざまな負担が強いられることは想像できると思います。企業によりますが、通常勤務でも定時に上がることが難しい現状は少なくありません

育児をしているからと言って「お先に」と先に上がることは、最初は良くても、期間が長くなると、ご自身はもちろん、周囲もストレスを溜めることになりかねません。急な取引先の商談が夕方から入ってしまったり、トラブルが発生して対応しなくてはいけないなど、ビジネスの世界では日常茶飯事です。かといって仕事を優先して、保育園のお迎えに行けなくなってしまうなんてことは、延長保育があったとしても対応に限界があります。

母として子育てをしている時期、優先順位はお子さんにあります。なので、たとえ職務内容が多少変わってしまったとしても時短でお仕事を継続できるのであれば、割り切って時短を選択されることをお勧めします。一般的にも言われることですが、一旦辞めてしまうと、やはり復帰が難しくなってしまうからです。

周囲の理解、協力を得ることが、気持よく仕事を続けることに繋がる

また、時短を活用したとしても、ご主人やご両親、近所のママ友などの力添えが必須となってくるでしょう。さらに、上司や職場の仲間(先輩/後輩)にも理解を得ること、協力してもらうことは、お互いに気持ちよくお仕事を続ける上で非常に重要なポイントと考えます。前例としてワーキングマザーのいる/いた環境は、メリットもデメリットもよくわかっているので、理解や協力を得やすいと思います。

それから、育休から復帰する際に時短勤務を選択するときには、お給料や人事評価についてしっかり確認してください。時短勤務の間は、給与が下がり、昇級・昇進などの対象にならない場合もあります

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ここで、事例を1つご紹介します。

某アパレル企業で販売、そしてバイヤーとしての経歴を7年持った方がいらっしゃいました。産休を取り、その後は時短勤務で、バイヤー職として職場に復帰したのですが、時短勤務の期間が3年を経過し「これ以上延長できない。」との会社側の判断で、早番専門の販売スタッフとして店舗に異動されました。最初は良かったのですが、早番で18時に上がろうとしても接客中で、他スタッフに代わってもらうことになってしまったり、それが出来ずにお迎えに間に合わなかったりということが徐々に増えてきてしまいました。やがて、その板挟みに悩んでしまうようになり、結局退職することを選択されました。

この方は、「どうしてもお仕事がしたい!」という思いが強く、時短勤務が可能なバイヤーの求人をずっと探していました。ある日、バイヤーの中途採用求人を発見。その求人は以前に勤務されていた会社のブランドとテイストが近かったので、経験が即活かせる環境でした。また偶然にも、その企業には産休から復帰されたスタッフが働いていた実績がありました。人事も職場の仲間にも時短勤務のスタッフと一緒に働くイメージがあったので、ワーキングマザーであることを理解をしていただき、めでたく時短勤務の契約で入社できることになりました。今は、時間ギリギリまでお仕事をされ、走って、保育園にお迎えに行かれています。

このようなパターンはレアケースではありますが、今後、このようなケースが増えることを心から願っています。

今後は育児だけではなく「介護で時短」というパターンも増えていく

これからますます労働人口が減ってくる時代に入り、育児だけではなく、介護で時短を余儀なくされるケースも増加すると思われます。もちろん、制度や法律も大切ですが、一緒に働く仲間の理解と協力が重要ではないかと考えます。出産はしない方でも、両親の介護やご自分の病気やけがで仲間に頼らざるを得ないこともあるでしょう。

お互いが置かれた状況を理解し、協力し合える職場だと、お仕事も円滑に進むのではないでしょうか。

今回お話を聞かせてくれた転職コンサルタント
アパレルコンシェル
代表取締役 深澤 恵美子さん

 

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