転職を考えはじめるとき、その根底には「収入をアップしたい」「違う職種にチャレンジしてみたい」「業界を変えたい」など、さまざまな理由があると思います。
今回は「転職を通じて年収を上げたい!」と目論む求職者のご質問にお答えしています。確実に年収を上げることのできる転職とは、どんな転職なのでしょうか?
転職には「年収が上がる転職」と「年収が上がりにくい転職」があります。
年収が上がる転職 2つのパターン
まず「年収が上がる転職」について解説していきましょう。この場合には2つのパターンがあります。
1.スキルアップで年収アップ!
1つ目は、現在のキャリアを活かした案件に応募し、さらに現在の仕事内容以外に個人でスキルアップをしているパターンです。年収を上げやすいスキルアップの1つは英語力です。これは仕事を辞めて英語の勉強をし、再就職するという意味ではなく、就業中に自身で英語力を身に付け、TOEICなどの資格を取得するという意味です。就業中の勉強は大変ですが、ライバルよりもたくさんの収入を得るためには、やはり並々ならない努力が必要なのです。
2.役職に就いて年収アップ!
2つ目は、現職で役職をつけてから転職をすること。転職希望の方の中には「現職では昇進が難しいので、今はスタッフだけどマネージャーとして転職したい」「マネージャーだけどディレクターとして転職したい」という方がいらっしゃいます。必ずしも不可能ではありませんが、これらの希望を叶えるためには「現職よりも小規模の会社を選ぶ」「非常に伸びている企業に転職をする」など、あなたを一歩ステップアップさせた上で採用することが可能な企業や環境を選ぶ必要が出てきます。
そのためすでにマネージャー、ディレクターといった役職を持っている方々に勝つのは、なかなか難しいでしょう。転職先で役職を上げようと考えるより、現職で頑張る方が結果的には近道になるパターンが多いように思います。
上記に加え、かなりの確率で年収が上がる方法は「ヘッドハンティングされて、コンサルタントから企業へ推薦してもらうこと」です。
企業の人事と信頼関係を築いているコンサルタント(ヘッドハンター)に推薦してもらえば、鬼に金棒。もしあなたがヘッドハンティングをされたなら、転職を考えていない場合も、ぜひ話だけでも聞いてみることをおすすめします。第三者から見た社会での自分の位置を確認することもできるので、きっと損はないはずです。
年収が上がりにくい転職=未経験の仕事に応募する
そして、年収が上がりにくい転職として一番多いのが未経験の仕事に応募すること。
もちろん新しい事にチャレンジすることはとても良いことですが、企業が一から人を育てるには莫大な費用がかかります。もし未経験で採用をしてもらったら、年収を上げる事ではなく、まずは会社に貢献できるように頑張る事が大切です。仕事のやりがいと年収のバランスを良く考えて転職をしましょう。
このように、転職で年収を上げることは簡単ではありませんが、企業にとって「年収を上げてでもこの人を採用したい!」と思わるような人材になるために、まずはどんなスキルを身に付け、現職でどんな働き方をすれば良いのか今一度考えてみましょう。
考えてもなかなか答えが出ない時は、転職のプロである人材紹介会社の転職コンサルタントに相談してアドバイスをもらうこともおすすめします。
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