会社を辞める理由の上位に入る職場での「人間関係」の問題。今度こそいい環境で働きたいと転職を決意したけれど、その環境を知るために面接で何を聞けばわからない。そもそも、人間関係のことを聞いていいの?と悩む方も多いことでしょう。
今回は、そんな人間関係に関する効果的な質問について、ファッション業界の転職・派遣を支援する株式会社エランのキャリアアドバイザー小泉さんにお話を伺いました。さらにもう一問、接客経験はあるけどファッション業界は未経験という方のアピールポイントについても教えていただきます。
例えば、質問のポイントとしては…
・職場のスタッフ人数
・男女比、平均年齢
・組織体制
・上司(店長、副店長)はどういう方なのか
・ランチはどうしてるか
・会食は定期的にあるのか
・店舗の売上げ達成会はあるか
・社員旅行はあるか
など。あまり面接だからといって謙虚になりすぎても、もし受かって入社してから「抱いていたイメージと違う…」と後悔しては元も子もありません。
面接官との会話を楽しむぐらいの気持ちで質問を
ご自身をしっかりアピールしながらも、相手との会話を楽しむようなつもりでいろいろと質問をするとよいでしょう。面接という短い時間のなかで、面接官から必要な情報を引き出せる状況を作り出せるよう、オープンマインドで明るく元気に臨んでみてください。
異業種・異業界出身の方でもアパレル販売職へのキャリアチェンジに成功された方はたくさんいらっしゃいます。何かしらの接客経験をお持ちの方がほとんどではありますが、なかでもとくにホテル業界や航空業界といったホスピタリティの度合いが比較的高い業界で働いた経験をお持ちの方は、採用担当者の目に留まりやすい傾向があるようです。
・なぜ急にアパレル販売員になりたいのか?
・なぜその判断が20代最後の今なのか?
・将来どうなりたいのか?
など、採用担当者からしてみれば疑問だらけです。
接客経験よりも「自分」のことを語れることのほうが大切
これまでどのようなストーリーで生きてきたのか、人生の選択のタイミングでどのような判断や決断をしてきたのか、きちんと「自分」を語ることができるよう事前に整理しておくことをおすすめします。異業界での接客経験をアピールすることよりも大切なことだと思います。
今回お話を聞かせてくれた転職コンサルタント
エラン
キャリアアドバイザー 小泉侑己さん