お盆休みや夏季休暇が多い8月の転職活動の進め方に悩んでいる……という方は多いのではないでしょうか?企業のお休みはもちろんですが、採用担当者の連休取得があったりと、選考が進みづらいイメージを持つ方は実際に多いと思います。では、本当に8月は転職活動に不向きなのでしょうか?今回は8月に選考真っ只中の方からの質問にお答えします。
9〜10月入社に向けて採用が活発になる企業は多い?8月の転職活動のポイント
こちらの記事でもご紹介したように、転職活動をスタートする理由として「夏のボーナスの支給額に対する不満」を挙げる方は多くいます。今回の相談者様も、実際に7月に支給されたボーナス支給額が予想より低かったということが理由の一つになっているのではないでしょうか?
ということは、他企業でも同じように8月以降に退職者が出る傾向がある、ということが言えるのです。ただし、求人募集をかける企業側のお盆休み・夏季休暇によっては、実際の採用活動が活発になるのは9月〜10月になることも。
そのため、仮に8月中に転職先を決めずに退職をした場合に、なかなか選考がスムーズに進まないためブランクが空いてしまった……というケースもあるので要注意です。次の転職まで期間を空けても良いという方は問題ないですが、なるべくブランクを空けたくないという方は今の仕事を続けながらの転職活動をおすすめします。
お盆休み・夏季休暇中は選考がストップするの?応募先の制度を知っておくこと
実際に8月に転職活動を始めると、誰もが企業の夏季休暇中の選考はどうなってしまうのか、気になります。しかし、こればかりは企業それぞれの制度に基づくため一概に選考が止まるとも、進むとも言えません。
最近は、夏季休暇制度を設けていない企業も増えており、各社員が自由に休暇を取得するケースが多くなりました。ただ、8月中のどこかで連休を取るといった方は多いので、採用担当者が不在になる場合はその間コンタクトが取りづらくなるでしょう。
採用担当者一人だけで完結しないのが転職活動。面接に同席する部門長や最終面接の社長のスケジュール調整など、複数の人との調整をしなければならないので、なるべく柔軟に動ける体制でいることが求められます。実際に企業側との日程調整が全然うまく進まず、不採用となってしまったケースもあります。スムーズに進めるためには、自分の有給休暇を活用するなどで対応していきましょう。
さらに気をつけたほうが良いのは、先方に返答を急かしたり、緊急以外で急ぎの連絡を求めること。あらかじめお盆休み・夏季休暇を想定した動きができるようにスケジュール組みしましょう。
夏休み中だからこそできる企業研究/面接対策は?
ファッション・アパレル業界の転職活動において、ブランド知識や店舗見学などの企業研究は欠かせません。夏休みなどのタイミングに、特に販売職の方におすすめしたいのは、繁忙期のショップ見学(店舗見学)。自分が興味を持っているブランドが繁忙期にどういった施策を行っているのか、忙しい時のお店の雰囲気を見ることができます。さらに本社職の方でも、そのブランドがどのようなサマーイベントを実施して集客しているのかなど、客観的に見ることができます。
なお、ショップ見学の際に注意すべきは「見るのは繁忙期だけではない」ということ。繁忙期だけでは忙しいイメージしか見ることができないので、通常時の営業と見比べることがポイントです。面接時にそこで感じたエピソードや分析結果について話すことができれば、良い印象を得られるかもしれません。
※混雑時の店舗見学時にやってはいけないマナーもあるので注意が必要。「アパレル“面接前の店舗見学”でやってはいけない7つのタブー」を参考にしてみてください。
さらに、混雑をあえて避け、自宅でじっくりブランドについて調べたり、面接に必要な知識を溜め込んでおくことも◎。どのような求人情報があるか探したり、転職に役立つコンテンツを「HR TALKS」や「先輩社員のインタビュー」で読むこともおすすめです!
選考がストップすることを恐れて転職活動を後回しにしてしまうか、9月〜10月の入社を目標に今動くかはあなた次第。もちろん旅行やお買い物に繰り出すことも良いですが、常にアンテナを貼っておくことで、意外なところでキャリアについてのヒントに出会えるかもしれませんよ!
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