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ファッション業界らしい21世紀の働き方を考える。「WWD JAPAN FASHION COLLEGE 2014」イベントレポート

日本で唯一のファッション週刊紙「WWD JAPAN」が、ファッション業界での働き方を考えるイベント「ファッション カレッジ」を今年も開校!豪華ゲストによるトークショーなど、当日の様子をレポートします。

バイヤー、販売、プロデューサーなどの豪華ゲストが登場し、それぞれの立場から、ファッションの面白さややりがいが語られた「WWD JAPAN
FASHION COLLEGE 2014」。誰しもスタートは、「ファッションが好き!」という純粋な気持ちから。それをどう自身のキャリアや夢の実現へとつなげていったのかーー。一歩先ゆく先輩のアドバイスは必見です。

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「WWD JAPAN FASHION COLLEGE 2014」イベントレポート

ファッション業界で働きたい人や、すでに働いている人に向けて、業界らしい21世紀の働き方を考える1日限りの「WWD JAPAN FASHION COLLEGE 2014」が2014年12月19日に開催されました。

反響のあった昨年の開校に続き2回目となる今回は、ゲストを迎えたトークショー形式の5つの講義のほか、ファッション企業の就職相談ブースが併設され、内容もさらにパワーアップ。当日会場となった渋谷ヒカリエには、金曜の夕方にもかかわらず、ファッション業界を志す、のべ800人の学生や社会人が集まりました。

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エディター、バイヤー、販売、プロデューサーなど、ファッション業界で活躍されている豪華ゲストによる講義

「WWD JAPAN, WWD Beauty」編集長・都築千佳氏による開校式のあと、1つめの講義では、「FASHION NEWS」編集長兼「WWD JAPAN」マネジングエディター・村上要氏と「WWD JAPAN」ファッションディレクター・向千鶴氏が登壇。12月22日に発売された「WWD JAPAN」最新号の特集「ファッション業界の新しい働き方」の内容に沿って、各企業が進める多様な働き方の取り組みを紹介。また、ファッション業界を再現したフジテレビの人気ドラマ『ファーストクラス』で話題になった名台詞を取り上げ、自分らしい働き方を考えるヒントも示されました。

4783_2テレビドラマ『ファーストクラス』の豪華キャストのカバーフォトがインパクト大!の12/22-29合併号。発売日に先駆けて参加者たちに配られていました。

続いて2つめの講義は、ユナイテッドアローズバイヤー 兼 ユナイテッドアローズ&サンズ ディレクター・小木“Poggy”基史氏をゲストに迎えて、「21世紀型のバイヤーとは?」をテーマにしたトーク。小木さんが地元北海道から上京し、一販売員からカリスマバイヤーになるまでのキャリアヒストリーのほか、自身がディレクターを務めるユナイテッドアローズ&サンズ立ち上げ秘話も披露。次世代のファッション業界を担う若者に向けて、「ルーツへの尊敬を大切にしながら、それを破り新たなルールを作ること」や「“直感で好きなもの”について、その理由をきちんと分析してみること」の大切さなど、今すぐ行動に取り入れることができる具体的なアドバイスを話されていました。

4783_3「アイディアを持っている人はたくさんいる。とにかく行動してみることが大事」と小木さん。

そして、中でもっとも印象的だったのは、『販売員の地位向上』と題して、ご自身の販売員人生について話された、ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク リテール営業本部 第三リジョン 営業部長 秋山恵倭子氏の講義。

秋山氏は、販売員として、国産アパレル、セリーヌジャパンカンパニー、ジョルジオ アルマーニ ジャパン、プラダジャパンを経て現職につかれたという、販売員一筋で42年!の輝かしいキャリアを重ねてこられた方。一般的に、“給料が安くてキツイ!”という印象を持たれがちな販売員の仕事ですが、秋山さんは「(モノを買うという)お客様が幸せな気分になれる瞬間に立ち会え、その幸せをおすそ分けしてもらえる素晴らしい仕事」とその魅力を話されていました

4783_4左から、IDA 社長 加福真介氏、秋山恵倭子氏、都築千佳氏。

講義の中では、「どんな仕事も習得するまでは10年。スキルを磨き、小さな努力を積み重ねていくことが大事」「はじめからお金や待遇を追いかけてはいけない。会社にきちんと貢献できる人材になれば、給料や待遇は後からついてくる」など、参加者を鼓舞する発言が次々と飛び出しました。販売の現場を知りつくした秋山さんならではのアドバイスに、販売員という仕事への印象が変わった参加者も多かったのではないでしょうか。

講義の後半には、ミュージシャンでありながら自身のアクセサリーブランド「AMBUSH®」をプロデュースしているm-floのVERBAL氏、bills、MAX BRENNER CHOCOLATE BARなど話題のお店や、Cath’s Caféなどアパレル企業の世界観を表現したカフェを次々とプロデュースしているトランジットジェネラルオフィス社長中村貞裕氏によるスペシャルゲスト・トークショーも開催されました。

4783_5m-floのVERBAL氏

企業による就職相談ブースも大盛況

会場の脇に設置された「アイア」「IDA」「パル」「ベイクルーズ」「ユナイテッドアローズ」「ワールドストアパートナーズ」などファッション企業の就職相談ブースは、ファッション業界を目指す学生たちで賑わっていました。

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大盛況のうちに閉校となった1日限りのファッション就活応援セミナーでしたが、参加者にとっては、5つの講義を通じて、ファッション業界で働くことや、バイヤー、販売員、プロデューサーなどさまざまな職種の面白さややりがいを肌で感じることのできた充実したイベントとなったようです。

こちらの記事は
Fashion HR編集部が執筆いたしました。
Fashion HR
text : Lina Ono(Rhythmoon

 

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