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もっとオシャレを楽しみたいアパレル販売員のためのおすすめ節約術

おしゃれで華やかな印象のあるファッション業界ですが、残念ながら他業界に比べて決して高いと言えないのが販売員の給与。しかも人に見られるお仕事として、洋服はもちろんコスメやヘアケアなど、何かと出費がかさみやすい、という特徴があります。

とはいえ「洋服が好き」「おしゃれが好き」という気持ちを満たしてくれる、お金では買えない喜びがあるのがこの仕事の大きな魅力。給与は突然上がるわけではないので、まずは使うべきことにお金を使うため、節約意識を取り入れるのが始めの一歩になります。
ぜったいに知っておくべき節約の基礎知識から販売員に役立つアプリまで、好きな仕事を存分に楽しむために賢く節約するテクニックをお届けします。

◆節約は自分の現状を把握するところから

以前、HR TALKSで行った「職種別年収平均調査」によると、店長・販売・店舗系で働く人の年収平均値は約370万円~530万円。ボーナスなしで考えると(※12ヵ月で割る計算を採用)月収は31万円~44万円、年2回基本給1ヵ月分のボーナスが出る場合だと(※12ヵ月+ボーナス2ヵ月=14ヵ月で割る計算を採用)、月収は26万円~38万円が平均値である、と考えられます。

先行きの見えない時代ですから、貯蓄もしたいと考える人は多いはずです。一般的に家計における貯蓄額の目安は収入の3割、と言いますからボーナスをもらっている人であれば、貯蓄を除く生活費は18万円~27万円。ここから家賃や光熱費、食費などの生活費を除いた金額が自由に使えるお金ということになります。

◆まずは面倒でも「洋服予算」を出してみよう

目安が分かったところで、自分の「洋服予算」を算出してみましょう。というのも、会社によっては自社の商品を社員割引きで購入する場合、給与から天引きされる場合があるので、あらかじめ金額を決めておかないと、あっという間に手取りが減ってしまうからです。

まずはこちらの記事を参考に(貯金術の記事リンク)、お財布のなかにある使っていいお金を把握します。そのお金は服だけでなく、友人と外食したり、趣味や習い事に使ったりすることも含まれた金額です。毎月の生活をイメージしながら、その中から服にいくら使うべきか決めてしまいましょう。特に販売員は、シーズンの始まりに新作を着ることが求められるケースも多い仕事。月単位で計算すると分かりづらくなる場合は、春夏秋冬の4シーズン単位で予算を決めるのも方法です。

予算決めは手間もかかりますが、いったん決めてしまえばその中でストレスなく洋服を買うことができ、「使いすぎて失敗した!」「貯金ができない…」という悩みからも解放されます。連休などを利用して、毎年の恒例行事にしてしまいましょう。

◆手持ちの服を把握すると、無駄づかいも防げる!

一般的な節約は「買わない」ことを求められるものですが、販売の仕事をしていると服やアクセサリーを買わないわけにもいきません。そのため、「いかに賢く買うか」に注力することが節約のポイントになります。

陥りがちな無駄づかいとしてよくあるのが「好きな服を買っていたつもりだけど、気づけばクローゼットの中は似たような服ばかり」とか「安くなっていたので衝動買いしたら、前にほぼ同じのを買っていた」という失敗です。記憶だけで手持ちの洋服管理をするのは、服が増えるほど大変。買い物ミスを防ぐには、アプリを利用すると便利です。

たとえば「My Closet」は自分の持っている洋服やアクセサリーをスマホで撮影すると、いつでもどこでも確認できるようになるアプリ。カテゴリーやカラーで分類もできるので「買おうかな?」と迷った時にさっと立ち上げて、似たような服を持ってないかチェックしたり、事前に手持ちの洋服とコーディネートできるかイメージしたりすることができます。

https://itunes.apple.com/jp/app/id1116387048

 
 
 
また、さらに面倒くさがり屋の人には、写真を撮らなくても、似ている服から選ぶだけで手持ちの服を登録できる「XZ(クローゼット)」がおすすめ。お気に入りの洋服や、ワンパターンに陥っているアイテムを登録すると、手持ちの服と組み合わせた着まわしを瞬時に提案してくれる機能も搭載。さらに毎日のコーディネートを登録すると、前と同じ服装をしていないかチェックすることもできます。

https://itunes.apple.com/jp/app/id909369654

 

◆買い物する前に、同僚のスタッフに意見を求めるのを習慣に

気に入って即買い! とお財布を開く前に、自社の商品である・なしを問わず、一緒に働くスタッフに「今、こういうものが気になっているんだけど、似合うと思う?」「これって着まわしきくかな?」と写真を見せるなどして、意見を求めるワンクッションを設けることを習慣にしましょう。

頭を冷やす時間ができることで衝動買いが減らせるうえ、「この形はあんまり似合わないかも」「いつも白ばっかり! こっちの色のほうが似合いそうじゃない?」など、率直な意見が聞けて、コーディネートの勉強にもなります。せっかく身のまわりにいるのが、普段たくさんの洋服に触れているプロたちなのですから、活用しない手はありません。一方、おすすめ上手な人たちでもあるので予算を超えてまで買わないようにくれぐれもご注意を!

◆社員販売価格の特権はとことん活用!

せっかく社員割引きが使えるのなら、新作はできるだけ早いうちに購入したほうが、長く着られてオトクです。一方で、「安く買えるから」という理由だけで買ってしまうと出費増に陥りがち。社員割引きで購入するのは「仕事に活用できる服」または「流行を問わずに何年も使えるもの」など、マイルールを作る意識も大切です。

もしファッションビルやテナントに勤務しているなら、たとえアルバイトであっても勤務先割引きが活用できるケースがたくさんあります。洋服に限らず、食料品や日用雑貨なども安く購入できるチャンスがあるのがテナント割引きのメリット。お客さまの目に触れないスタッフ向けの掲示板などに、割引き情報が掲示されていることも多いので、休憩に行くときなどに定期的にチェックするようにして、コスパよく買い物を済ませましょう。

◆不要になった服は、思い切ってフリマアプリで販売する!

「あんまり着ないかも」と感じる服は、「メルカリ」などのフリマアプリに出品してしまうのも方法です。責任感のある人ほど、自社の商品をフリマアプリに出しては店頭に影響があるかも…と考えてしまうかもしれないですが、捨ててしまうよりも、どこかで誰かに気に入ってきていただき、服が世の中に出ていくほうが、ブランドにとってもプラスになるのでは?という考え方もあります。

先に述べた、流行のものを社員割引きで早く買っておけば、すぐに買い手がつきやすいですし、なおかつ新たな洋服の購入資金になります。定期的なワードローブの断捨離にもなり、いつも着まわせる洋服がクローゼットに集まりやすくなるメリットも。必要に応じて、前向きに使って行くのが今の時代らしい選択肢のひとつではないでしょうか。
 
少しでも節約しようと、買い物のときにポイントやクーポンを貯めたとしても、支出が多ければ結局お金も貯まりません。使っていいお金を把握して、無駄なことに使わないのが節約の原点。一度取り組んでしまえば、10年後に大きく差がつく習慣です。おしゃれを思いっきり楽しむためにも、これを機会にぜひチャレンジしてみましょう!
 

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