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ファッション業界マーケティングPRの今を知る!米国インスタグラム事情【1】

Hello, I’m Alessia the admin of @considerablehotel (a page on instagram).
I would be very interested for a collaboration, what do you think about it?
Waiting for an answer. Best regards,
Alessia
こんにちは!私の名前はアレッシアです。
@considerablehotel というアカウントでインスタグラムをやっています。
コラボレーションにとても興味があります!ご意見をお知らせください。

お返事を待っています。アレッシアより

このメールは、筆者が勤める会社に実際に届いたメールです。最近では毎日この様なメールを受け取ります。これは簡単に噛み砕くと、”PR交換ディール”といった感じで、「私はインスタグラムにxx万人のフォロワーがいます。商品を無償で提供していただけたら、それを私のインスタグラムに投稿しあなたのビジネスをPRします」という意味。

近年、このような”インスタグラマー”からのアプローチや、影響力のあるインフルエンサーを集めたエージェントが今ファッション業界を盛り上げる大きなキーパーソンになっています。

昨年ファッションブロガーについての記事を執筆しましたが、インスタグラムビジネスは、「いま最も有効なプラットフォーム」として、その人気度はまさにうなぎ上り、とどまることを知りません。今回はインスタグラムの人気の理由をデータを参考に紐解いてみたいと思います。

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インスタユーザーの60%がインスタグラム上で商品やサービスの知識を得る

同アプリの使用目的を調査するアンケートでは、「60%のユーザーは商品やサービスの情報取集のためにインスタグラムを使用している」ことが分かっています。この結果は、間違いなく「購買行為につながる第一ステージ」と言えます。

これらのうち75%のユーザーは、実際に気になった投稿のリンクからウェブサイトに飛び、さらなる情報を収集をしたり他人にその情報を共有したり、実際に購入するということも分かっています。

80%のユーザーは少なくとも1つの企業アカウントをフォロー

インスタグラムのビジネスアカウントを持つと、プロフィール欄にアドレスやホームページURL、メッセージ機能を追加することができ、これまでに120億人以上のユーザーが企業のプロフィール欄からサイトを訪問したり、企業にコンタクトをとっているというデータも出ています。

このアクティビティは、「ユーザーが企業に対して関心があること」を表しています。そして多くの意味で、彼らはインスタユーザーの“リーダー的存在”になり得るとも考えられます。一度ビジネスアカウントを持つと、インスタグラムアナリティクス機能も開設され、あなたのフォロワーの性質を分析することも可能です。

ちなみに、Fashion HRにも掲載しているラグジュアリーブランドのインスタグラムアカウントをチェックしたところ、10月末時点でのフォロワー数は以下のとおりでした。

Louis Vuitton :1,961万
Gucci :1,834万
Dior :1,749万
Burberry :1,023万
VALENTINO :945万
GIORGIO ARMANI :934万
GIVENCHY :920万
Fendi :810万
Stella McCartney :444万
BALENCIAGA :441万
SAINT LAURENT :297万

※数値は2017年10月時点のものです。

フォロワー数はさまざまですが、SNSを活用したマーケティングPRを積極的に行っているブランドや、コラボレーションアイテムを打ち出すなどインスタ映えするトピックが多いブランドが多くのフォロワーを獲得しているのかもしれません。

アメリカ企業が食いつくインスタグラムのビジネス活用

おそらく日本企業とアメリカ企業の大きな文化の違いによるものが大きいですが、アメリカ企業の70.7% はインスタグラムをビジネスで有効的に活用しているのです。

2011年、インスタグラムがリリースされた当時はごく一部の企業にしか使われていませんでした。しかし、年月と共にその数字は順調に伸び続け、昨年には遂に48.8%をマークしたのち、なんと今年8月にはいきなり70%を超えるまでに成長を遂げました。この数字の伸び方は「リープ・フロッギング(成功へのカエル跳び)」と呼ばれ、その飛躍の理由の一つに、昨年リリースした「ビジネスプロフィール機能」が挙げられているのです。ここでニューヨークでいま注目されているブランドアカウントを下記にてご紹介。

いまNYで人気のブランドアカウント

Everlane(@everlane)
ITとファッションをうまく融合したスタートアップのオンラインリテール ブランドの、Everlane (エバーレイン)。モダンベーシックをコンセプトにしクリーンでシンプルなデザインが特徴です。彼らのインスタの特徴は、旅行がしたくなるようなライフスタイル提案を織り交ぜたポストや
商品の原価を公開したり、SPAブランドのデザインコピー問題などタブーな内容を投稿しファンを獲得しています。また、インスタストーリーではフォロワーがコメントを返したくなるように、
質問形式の内容をポストしています。

Glossier(@glossier)
ミレニアムピンクの火付け役とも言える、今まさにトレンドの中のトレンディビューティプロダクトブランドglossier (グロッシア)。キャッチーなポストはもちろんなのですが、何よりのポイントは
”マイクロインフルエンサー”と呼ばれるフォロワー数は少なくとも、エンゲージ率が高い(いいね!の数が非常に多い)インフルエンサーと数多くパートナーシップを組んでいるのです。その結果ニッチなオーディエンスを獲得することにも成功しています。また、新商品リリースの日の朝には、 何百人ものGlossierインフルエンサーが一斉にその商品をインスタにあげるので、ターゲットとなるオーディエンスのインスタフィードはその商品でうまるという戦略です。

by boe(@byboe)
スウェーデン人女性がデザインする、Brooklyn 発ハンドメイドアクセサリーブランド。 上記2つに比べて、フォロワー数はそこまで多くないのですが、ジュエリーよりもアートやミュージックシーン、カルチャーなどビジュアルインスピレーションにフォーカスしてイメージを投稿しています。その結果、ブランドの世界観やデザイナーの個性をわかりやすくアピールしているのと同時に、ファッション分野とは異なるインスタユーザーも取り込んいます。

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今年はインスタグラマーに“総額10億円以上”が使われる!?

インスタグラムの人気が高まれば高まるほど、インフルエンサーもインスタグラムビジネスも増加するという予測は言うまでもありません。インフルエンサーに支払われる報酬額も上記に合わせて比例しています。

インフルエンサーマーケティング企業のメディアキックス(Mediakix)によると、今年はインフルエンサーに総額10.7億円の予算が組み込まれており、東京オリンピックが開催される2020年までにはこの予算枠は「年間で50億円から100億円に拡大されるだろう」と推測されています。また、同社はインスタグラムのスポンサード投稿数は2016年には970万件にも登ったと発表しました(ハッシュタグに「PR」や「提供」といった表記があるものをカウント)。2019年までには3230万件に伸びると予測しています。

ニューヨーク在住で若い女性たちからの強い支持を集めているファッションブロガーDanielle Bernstein(@weworewhat)は、22歳の時に1枚の写真の投稿で180万円も稼いだことが一時話題になりました。彼女のように、インスタグラマーとして活躍するブロガーも増えていて、近年はブログ以上にインスタグラムの収入のほうが上回っているケースも多いようです。

もはや立派な職業とされているインスタグラマー。今、どんどん新しいビジネスモデルも出てきています。詳しくは次の記事で!

Text : Haruka Sagoya / Edit:Mio Takahashi(Fashion HR)

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