決して「店舗販売職＝ジュニア」ではない！ショップスタッフのキャリアパスの考え方

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得てして、“他職種を目指すための通過点”という取られ方をされてしまいがちな「販売職＝ショップスタッフ」というポジション。もちろん、決してそうではありません。

特に外資系ラグジュアリーブランドやハイジュエリーブランドでは、店長の年収というのはオフィススタッフより高い場合もあるといいます。そんな高収入の可能性を秘めたショップスタッフとして必要なスキルとは？

今回は、外資系有名ジュエリーブランドの人事をご経験された転職コンサルタントの方にショップスタッフのキャリアアップの方法、キャリアパスの考え方についてお伺いしました。

店舗販売職は会社の売上を作る大切な職務

店舗販売職というのは、売上を作る最前線で「ブランドのサービスのすべて」が凝縮されている大切な職務です。売上が高いというのは、ショップスタッフの力が高いということです。

それほど大切な職務が、ジュニアなわけがありません。

本社スタッフの収入を上回る事も実現可能な店舗販売職

収入についても、ある程度の経験を重ねれば、本社スタッフの年収を超えることだって可能です。例えば、高級ジュエリーブランド店長職の年収は、概ね600万円〜1200万円程度と思われます。通常は、フラッグシップショップ（旗艦店）、路面店など大型店ほど高い傾向にあり、目標達成の難易度により金額が上下する場合もあります。

もちろんそれ相応のスキルは必要ですが、例に挙げたケースのオフィススタッフ職の年収は、概ね400万円〜600万円程度と思われますから、「店舗職の長」である店長職のほうが断トツに高いと言えるのです。

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店舗販売職のキャリアアップの道

通常の店舗販売スタッフには、以下の能力が求められますが、あなたが自信を持っているものはどれですか？

①売上をつくる力
②顧客をつくる力
③イベントを企画できる力
④チームワークをつくる力
⑤ブランド価値を高める力
⑥自社ブランドを愛する力

ショップスタッフのキャリアアップの方法には、二通りあります。

一つ目は「店長職のようにマネジメント職として、キャリアアップしていく方法」。二つ目は「セールスエキスパートのように専門職として、キャリアアップしていく方法」です。

では、それぞれのキャリアアップに求められるスキルとは一体なんでしょう？

1.店長職に求められるのは“マネジメント力”

店長職には、特に「チームワークをつくる力」が必要になります。チームワークをつくる力とは、チームが一丸となって目標を遂行できる状況をつくる、つまりチームのみんなの気持ちが一つの方向に向かう状態をつくる力です。

そのためには、スタッフとの円滑なコミュニケーションを図る力や、人の気持ちを推し量る洞察力など、総合的な人間力が求められます。わかりやすく言うと、時に複雑になりがちな人間関係に対して、円滑に対処しながらも、前に進む力が必要ということです。

2.セールスエキスパート職に求められるのは“販売力”

セールスエキスパート職には、特に「売上をつくる力」が必要になるでしょう。売上をつくる力とは、お客様が期待する以上の価値を提供することのできる力のこと。

それは、お客様を満足させる、喜ばせる、楽しませる、感動させる、癒す、など、総合的なおもてなしの心が必要となります。そのためには、商品知識の習得、他社商品との差別化を図ることはもちろんですが、顧客に対する円滑なコミュニケーション能力、洞察力など、総合的な人間力も求められます。わかりやすく言うと、数字を作り続ける厳しさと向き合いながら、前に進む力が必要ということです。

店長職もセールスエキスパート職も「コミュニケーション能力や洞察力などの人間力を高めることでキャリアアップができる」のです。

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