TASAKI(タサキ)のインタビュー
INTERVIEWインタビュー
1954年に(日本)神戸で創業し、ハイクオリティで洗練されたデザインを発信し続ける、日本が誇るプレミアムジュエリーブランドTASAKI。長きにわたって生み出されてきたクリエイティビティの数々は、多くのジュエリーファンを魅了しています。
TASAKIのジュエリーからは、きらびやかな華やかさだけではない、日本ならではの高い美意識とおもてなしの精神を感じます。
2008年にはクリエイティブディレクターにThakoon Panichgul(タクーン・パニクガル)を迎え、これまでのジュエリーの概念を一新し、様々なアイコニックデザインを巧みなクラフツマンシップで創り出しています。今年の10月には銀座と京都それぞれの優良百貨店に新店舗がオープンし、ますます注目を浴びるジュエリーブランド。
日本のプレミアムジュエラーとして躍進を続けるTASAKIに転職で入社し、ショップスタッフとして働くK.Aさんにブランドの魅力や働く環境についてお話をお伺いしました。
セレクトショップから、ジュエリー業界への挑戦
−前職の、セレクトショップの販売員からジュエリー業界に入った経緯と、TASAKIを選んだきっかけをお聞かせください。
実は、以前勤めていたセレクトショップでTASAKIの商品が展開されており、そこで初めてコレクションラインを見たことがきっかけです。他にも国内外のブランドを多数取り扱いしていましたが、TASAKIの独特な世界観に強く惹かれました。当時は、なかなか簡単に手に入らない高嶺の花のようなイメージを持っていました。まさか自分が働けることになるとは思ってもみなかったので、入社が決まった時はとても嬉しかったです。
−カジュアルが中心のセレクトショップとジュエリー業界では、様々な相違点がありそうですが、違うと感じた点はありましたか?
高価なものを取り扱うので、全てにおいて「丁寧さ」の度合いが高いと感じました。具体的な動作や話し方などは、より丁寧になりましたし、貴重品を取り扱うということはその分リスクも大きいので、商品への責任感も大きく違うと感じました。
また、セレクトショップではカジュアルな接客でしたが、TASAKIではお客様に座っていただき対面でお話します。最初は座っていただくことが難しかったですが、実際に座っていただくとお客様も緊張がほぐれるのか、気軽にご相談してくださいます。ジュエリーは洋服のように気軽に試すイメージがないので、なるべく緊張をほぐして差し上げるために日常会話などからお話するよう心がけています。
−同じ販売職でも様々な相違点があるようです。では、逆に共通点はありましたか?
洋服をコーディネートでご提案するように、ジュエリーもトータルコーディネートでご紹介するところは同じだと感じました。お客様が身につけているものを観察して、趣味嗜好をお伺いしながらジュエリーのあるライフスタイルをご提案します。なるべくジュエリーというものを、リアルに感じられるようにイメージをお伝えしています。
万全のサポート体制、未経験スタッフへの研修
−ダイヤモンドやパールなど、ジュエリーの取り扱いが未経験だったK.Aさん。入社後のトレーニングなどはあったのでしょうか?
TASAKIには、会社独自の育成カリキュラムがあります。営業本部内にある、各部署のスペシャリストを集めたチームで、未経験や経験者などそのスタッフに合わせたトレーニング内容でサポートしてくれています。
前職ではあまり本部のサポートがなかったので、未経験の私はとても安心しました。とても印象的で、スタッフを大切にしている会社だなと感じました。
そして、入社後に必ず行われるのが神戸のアトリエ研修です。このカリキュラムでは、自分たちがお客様にご紹介する商品がどのような工程で、どれだけの人が関わって創られているのかを実際にアトリエで見ることが出来ました。
実際にダイヤモンドの加工やパールの選別の作業の見学や、クラフツマンの講義など、関わる人と顔を合わせてコミュニケーションが出来るので、お店に戻った後も相談がしやすい。高いクオリティを実際に間近で見ることができるので、自信を持ってお客様にお勧めすることができます。
−なるほど、心強いバックアップがあるのですね。育成カリキュラムはどのくらいの期間や頻度で行われるのですか?
具体的にカリキュラムの内容や期間は決まっていません。お店と同じように流動的で、その都度入社したスタッフに合わせた内容やスケジュールに合わせて行っています。
TASAKIだからこその、高い品質
−TASAKIのジュエリーを身近に見て感じる、他ブランドとは違う魅力について教えてください。
TASAKIの提供するパール・ダイヤモンドを中心とした商品のクオリティの高さは大きな魅力のひとつです。クリエイティブディレクターのタクーン・パニクガルが手がける「balance(バランス)」シリーズを代表とするコレクションラインのアイコニック商品は、強いデザイン性があります。そして、そのデザインを実現させる高い技術力もTASAKIならではです。
今まで冠婚葬祭のイメージが強かったパールを、タクーンが手がけることによりデイリーでファッショナブルに身につけられるものに進化しました。
−コラボレーション商品や、ジュエリー以外の商品も増えてきているそうですね。
現在はフランス人デザイナーのMarie-Helene de Taillac(マリーエレーヌ・ドゥ・タイヤック)と、ロンドンで活躍するデザイナーMelanie Georgacopoulos(メラニー・ジョージャコプロス)とのコラボレーション商品を展開しています。 ジュエリー以外にも今年満を記して発表した高級腕時計をはじめ、レザーグッズなども取り扱っています。
−TASAKIのジュエリーを通じてお客様との関係性を築いた、印象的なエピソードがあればお聞かせください。
お店を通るたび、ウィンドウだけ眺めていてなかなか入店してくださらなかったお客様がいました。日常的な会話でお声がけを続け、お店のフェアを行う時にご案内をすると、心を開いてくださったのか、ずっと気にされていたジュエリーを買いに入店してくださったんです。
今では月に数回、お店に足を運んでくださるようになりました。ジュエリーは、安価なものではないですが、関係性をゆっくり築けば長くお付き合いしてくださるお客様も多いです。
人の温かさが強みの会社
−最後に、TASAKIで働く魅力とはどのようなものですか?
日本ならではの「おもてなし」という意識をお客様へはもちろん、従業員にも持っている会社だと感じます。勤続年数が長いスタッフも多いので、未経験の方もしっかり現場でサポートしてくれます。経験者の方も、育成カリキュラムなどを通して販売のスキルを上げる体制が整っていると思います。
−勤続年数の長い方が多いことは魅力ですね。待遇はあるのでしょうか。
産休、育休制度が整っているので、出産や子育てを経て復帰している方も多いです。販売スタッフにも、実際に復帰して働いている方が沢山います。あとは、チームインセンティブ制度と個人インセンティブ制度があるので、店舗のスタッフがやりがいを多く感じられる会社だと思います。
−ありがとうございました。
日本が誇るプレミアムジュエラーとして世界的に発展を続けるブランドで、その可能性を現場で体感されているK.Aさん。TASAKIで働く誇りとやりがいを、熱心に語ってくださいました。