3.1 Phillip Lim(3.1 フィリップ リム)のインタビュー

INTERVIEWインタビュー

「失敗からたくさん学んで、可能性を広げていきたい」

ニードサプライ / ショップスタッフ兼マーチャンダイザー 河内 八千代さん

河内 八千代さん

ニードサプライ / ショップスタッフ兼マーチャンダイザー

「Need Supply Co.(ニードサプライ)」は、アメリカ・ヴァージニア州の都市リッチモンド発のセレクトショップ。日本一号店として2015年、東京にショップがオープンしました。渋谷駅の喧騒から少し離れた松濤に佇むショップには、ほかにはない高感度なアイテムが揃います。今回は販売や仕入れなどでマルチに活躍する河内さんの仕事内容ややりがいについてお聞きしました。

ショップに関わる 幅広い業務に携わるということ

−まずニードサプライについて、ショップのコンセプトやこだわりについてお聞かせください。

20年前にアメリカのリッチモンドという小さな町で、現社長であるクリストファー・ボソラがヴィンテージのリーバイスを販売するところからお店が始まりました。本当に最初は小さなお店だったのですが、今から約10年前にオンラインストアを開設したことによって世界中の人に見てもらうきっかけになりました。そこからありがたいことに、世界中のファンから支持を受けるセレクトショップになりました。

東京のショップでも基本的にはアメリカの本店で扱っているブランドを置いていますが、日本のディレクションのもと日本のマーケットに適したブランドをセレクトしていて、常時45〜50ブランドを取り扱っています。それに本国生産によるオリジナルブランドの「NEED」の展開もあります。商品としては服からシューズ、バッグ、アクセサリーのほか、器や文房具、コスメなどのライフスタイル系のアイテムまであります。

−ブランドのセレクションの基準とは?

まだまだ日本には馴染みのないランドを積極的に取り入れていますね。素材の良いもの、シルエットにこだわっています。同じ白シャツでも全く異なった雰囲気のアイテムであったり、ハイブランドからスケーターブランドまで幅広くセレクトしているので、例えばハイブランドのトップスにジーンズを組み合わせるなどミックススタイリングを提案しています。

−現在の業務内容についてお聞かせください。

メインは仕入れで、MDもしているんですが、仕入れをするにしても販売スタッフとして自分自身が現場に立って感じたこととか、スタッフからの意見を反映させたいと思っています。一つの仕事だけしているとなかなか現場のことってわからないので、仕入れをしながらお店にも立って、お客様の声を実際聞くことができるのは強みです。前職で販売経験もあるので、その経験を活かしながら商品に携われるというのはすごいありがたいことですね。

−もともと商品に携わりたかったそうですね。

はい。基本的に会社は手を挙げるとその仕事に携わらせてくれる環境です。タイミングもあるかと思いますが、小さな会社なので、ショップスタッフでも幅広い業務を担当させてもらえます。スタッフがEコマースの撮影に参加したり、販売でも売るだけの業務ではないので、とてもやりがいも大きいです。

−河内さんの入社のきっかけは?

前職では認知度の高い海外ブランドで販売を約9年間担当していました。もともと接客がすごく好きだったので販売は自分に一番合っていると思っていたのですが、これからのキャリアを考えた時、それ以外のこともできるようになりたいと思うようになったんですよね。前職でできること、やりたいことはすべてできたので、転職を考え始めたタイミングでニードサプライについて知り、販売以外のことにも携われるということで、自分自身の成長にもつながると思いました。もともと出身は大阪なんですが、東京という街にも憧れがあって、何か新しいことを始めるなら東京でとずっと思っていました。

−新たな業務に挑戦したいという思いがあったんですね。実際入社してから、どんなところに違いを感じましたか?

扱っている商品も提案型のものばかりですし、感度の高い環境にいられることで背筋が伸びる思いがあります。販売をやりながら仕入れも担当し、また定期的にニードサプライではイベントがあるのですが、いろんな方とその準備にも携われるということで、貴重な経験を日々しています。いろんな発見がありますし、こんなことが自分にはできなかったんだと自覚することもあります。すごく物事に考えるようになったと思いますね。こんなにいろんなことに思いを巡らせることってあったかなって思うくらい(笑)。今は、自分たちで考えて実行すると、こういう結果につながるとわかってきたので、大変だと感じることももちろんありますが、すごくやりがいを感じています。

失敗を恐れない姿勢で、新しい可能性を切り拓く

−販売以外の業務は初めてでしたが、難しさはありませんでしたか?

そうですね。難しさはありますが基本的にポジティブな性格なので、辛いな、しんどいなと思っても最初からうまくいくことなんてないし、この一年はいっぱい失敗しようと思っているくらいで(笑)。そこから学ぶことってたくさんありますし。以前はプライドがあって失敗したくないとか、失敗をどう隠そうとか思っていたんですが、今は失敗してこそと思うようになりました。

−失敗を恐れない姿勢は、新しい仕事にチャレンジしたいと思う人への強いメッセージになりますね。接客に関してもこれまでとの違いはありますか?ニードサプライの顧客層とは?

松濤という少し雑踏から抜けた場所にあるので、やはりニードサプライへの興味や目的を持ってきてくださる人が多いですね。ファッションが好きで自分以上に知識のある方もたくさんいらっしゃるので、学ぶことも多く、いい刺激になります。前職はブランドネームがあったので来店目的が明確でしたが、ニードサプライでは、もっと前の、お客様が何が欲しいのかというところからスタートするんです。初めて会ったお客様に対していかに距離を縮められるかがポイントで、難しい反面お客様と打ち解けられたときはすごく嬉しいです。年齢層は20代後半から40代がメインですが、19〜20歳くらいの若いお客様がニードサプライに憧れを持ってお店に来てくれたりということもあります。

−感度の高い顧客層に向けて、ブランドや服について話すためには幅広く知識を持っておく必要がありそうですね。

「服のことを知りたい!もっと教えて」というお客様はかなりいます。なので仕入れをする際に、展示会や各ブランドで服がどういった思いで作られたのかを直接聞いて、その内容をスタッフにはもちろん、お客様にもできるだけわかりやすく伝えるようにしています。ブランドの背景やストーリーを聞くことでモノに対しての思い入れが増しますし、接客トークにもより熱が入ります。ただ、閑静な場所にあり、ゆっくりした雰囲気のお店なので、リラックスした空間の中で会話を楽しみながらゆっくり過ごしてもらうような接客が多いですね。みなさん居心地が良いと言ってくださいます。

−一緒に働く人に求めることとは?

尊敬できる人がいいですね。ポジティブで前向きで向上心のある人。そして失敗を恐れずに何でもトライできる人ですね。お互い尊敬し合えたり、いい刺激になるような関係が理想だと思います。「大変でも頑張ろう!」「もっと良くしたい!」という熱い思いを持った人と一緒に働けたら嬉しいですね。もちろんスキルがあったら尚良いですが、未経験でも想いが強い人であればチャレンジできます。経験がある人でも、ブランドネームだけで売れるお店ではないので、大手でやるより接客力はつくと思いますね。私も販売経験者ですが「こんなに接客できなかったっけ?」というところから始まりましたから。

−今後の目標とは?

東京のショップがまもなく3年目になるんですが、まだまだ一般的には認知度が低いと思うので、もっとニードサプライをみんなに知ってもらえるようにしたいと思っています。置いているものには揺るぎのない自信を持っています。それをもっと広いお客様に知ってもらえたら必ず気に入ってもらえる、そう確信しています。

 

長く販売スタッフとして活躍してきた経歴を持ちながらも、ステップアップするためにあえて新しい業務内容にも挑戦している河内さん。たくさん失敗をしてそこから学ぼうという姿勢が、彼女のキャリアをより豊かなものにしていくのでしょう。これからの活躍にも期待したいですね。

 

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