Folli Follie(フォリ フォリ)のインタビュー

INTERVIEWインタビュー

スタッフ一人ひとりの成長をサポートすることが一番の「コストコンシャス」

H&Mエリア人事担当 満尾 彩さん 古川周平さん

満尾 彩さん 古川周平さん

H&Mエリア人事担当

H&Mが掲げる7つのバリュー(価値観)について、スタッフが自らの考えを語ってもらうインタビュー。今回のテーマは「コストコンシャス」。エリア人事を担当する満尾 彩さん、古川周平さんはこのバリューをどのように考え、実践しているのでしょうか。その取り組みについてお話を伺いました。

大切な「人材」を生かすためのエリア人事の業務とは?

−まずはお二人が担当しているエリア人事というポジションは、どのような業務を行っているのでしょうか?

満尾さん:私は関西近郊と中国、九州・沖縄エリアを担当しているのですが、採用チームと協力しながら各店舗に人材の空きがあるのか状況を精査し、それに対して社内で調整するのか、または新たに人を雇用するかどうかなどを決めていきます。さらに、新入社員に対して有効なトレーニングを企画したり、既存のスタッフに対してH&M独自のトレーニングを実施したりしています。

古川さん:私は都内近郊と北関東を中心に、北海道までのエリアを担当しています。今アヤが挙げた業務に加えるとすれば、H&Mのセブンバリューをいかに解釈し守っていくか、カルチャーとして広げていくかという役割を担っています。また、労働環境をよりいいものに整えていけるよう取り組んでいます。

−かなり多岐にわたるのですね。

古川さん:そうですね。採用、人材育成、バリューを根付かせること、労働環境改善などが主な業務になります。

−では、「コストコンシャス」というバリューについてお話を聞いていきたいと思います。二人はこのバリューをどのように解釈していますか?

満尾さん:H&Mのバリューは入社当時からすごく好きなのですが、実はこの「コストコンシャス」だけは苦手だと感じていました。もちろん利益を最大化するために、私たち社員にとって無駄をなくす、時間を効率的に使うことはとても重要なのですが、今のポジションに就いてから、一番の「コストコンシャス」って人材育成だと考えるようになったんです。やはり人材が育っていくことで、物事が効率的に動いていくんですよね。人の成長を促すというのは時間がかかるし、もちろんコストもかかります。ですから、投資した分をどのように最大化して成果を出すか、というのが私の考える「コストコンシャス」です。

古川さん:僕にとってもこのバリューの解釈は、はじめはすごく難しいと感じていました。突き詰めていくと、単純に経費の削減だけでなく、限られた会社の資産をどのように使うかを意識する集団でいるべきだと考えるようになりました。就労時間や人材育成について意識するのはもちろんなのですが、電気や水といったすべてのエネルギーも実は有限で、意識しないといくらでも浪費してしまいがちですよね。そういった一つひとつのリソースを大切にし、感謝をしながら、どのように使っていくことがH&Mとして重要なのかを考えることが、「コストコンシャス」の柱なのだと思っています。

あらゆることにつながっていく「コストコンシャス」というバリュー

−「コストコンシャス」のバリューを実践するために会社として、またエリア人事の業務として、具体的にどんな取り組みを行っているのでしょうか?

古川さん:このバリューに関しては、いろいろなことがいろいろな角度からつながっていると思います。一つは、会社がグローバルで取り組んでいるCSRの一環として、ガーメントコレクティングがあります。今まで捨てていた不要な衣類を店舗で回収し、発展途上国に寄付したり、分解して新しい繊維に作り変え、新たな商品の生産につなげています。また、自分たちの回収した衣類がこういう風に使われているんだな、自分たちの取り組みが世界的にこういう意味があるんだな、ということを実感してもらえるような周知活動の一環として、各店舗のCSR担当を集めてミーティングを実施し、こうした活動の目的や成果を共有する場を設けています。

満尾さん:ストア内ではレジやフィッティングルームでの基本的なルーティンを実践するためのトレーニングツールがあるんですが、私たちエリア人事は、そのルーティンがストア内できちんと実践されるよう、新入社員に対してはもちろん、それを教える立場のスタッフへのフォローアップを強化しています。やはりきちんとトレーニングを受けて内容を理解し、実践できているスタッフは勤続につながり、反対にトレーニングが十分でなかったスタッフは早期離職につながる傾向にあります。どれだけいい人材を育てられるかは、トレーニングを徹底して続けていくことがカギになっています。

古川さん:サステイナブルに働くということ、サステイナブルウェイというものがH&Mにはあります。一時的に無理をしたり、残業をして終わらせるような状況も時にはあると思うのですが、H&Mはそれを容認していません。ワークライフバランスを保ちながら自身の成長や夢に向かっていくことのできる環境であるべきだと考えています。企業の成長にとって大切なのは人材なので、持続可能な方法で、気持ちよく長く働いてもらいたいと思っていて、それも結果「コストコンシャス」につながっていくんですよね。

満尾さん:役職を問わず、スタッフが自らタスクに対するタイムゴールをきちんと決めて仕事に向き合ってもらうようにしています。時間を効率的に使うという意味で「タイムコンシャス」も非常に重要だと思いますね。

今日・明日・将来にわたってサステイナブル(持続可能)な方法を選択する

満尾さん:「コストコンシャス」って一見、人事的視点からはかけ離れているイメージもあるのですが、目先の利益だけではなくて中長期的にサステイナブルな視点で、人事としてできることを行動に移してしていくことに尽きると思います。トレーニングがきちんと行われ、今後どれだけスタッフの成長をサポートできるかが大事だと思います。私たちの働きかけによって、本当に投資してよかったと思える結果になるのか、そうではない結果を迎えてしまうのか、その責任の一端を担っているという意識は常にありますね。

古川さん:コストを意識した上で、長期的に考えて利益を生むものだからこそ、人材育成に投資する選択をする、そのプロセスが重要だと思っています。

−今後さらにこのバリューを広めていくために考えている施策や目標があればお聞かせください。

古川さん:地球環境や限られた資源について知らないでいると、何も気にせずに生活してしまうと思いますが、それを知ることでH&Mの中だけでなく、社会の一員として私たちの責任って何だろうって考え、行動できるようになります。例えば、分別することでゴミも資源になります。こういったことが、これからの日本、ひいては世界ですごく重要になってくるだろうと考えています。H&Mではそういった取り組みが当たり前に行われており、そのことが自分自身にとってはH&Mで働く一つのロイヤルティーにもなっていて、僕自身、考え方がすごく変わったと思います。こういったことはどんどんスタッフに伝えていきたいですね。

満尾さん:トレーニングや日々のコミュニケーションを通して、もっともっと“H&Mパーソン”“バリューパーソン”を増やしていきたいと思っています。同時に、自分自身ももちろんバリューが大好きですし、根本にあるつもりですが、アウトプットが十分できていないと感じているので、さらなるバリューの体現を目指していきたいと思っています。

 

今回のインタビューを通して「サステイナブル(持続可能)」な選択がコストコンシャスな運営に通じる、という言葉が非常に印象的でした。ストアオペレーションを行う上で、電気や水、時間といった要素を適切に使用するということはもちろんですが、一人ひとり働くスタッフの力を最大限に伸ばし、気持ちよく働いてもらうことが、会社にとっての財産になっていくのでしょう。

 

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