Folli Follie(フォリ フォリ)のインタビュー

INTERVIEWインタビュー

「一生に一度」を最高に輝かせるためのスタイリングをするドレスコーディネーターの仕事

ノバレーゼ 銀座 / プロフェッショナルコーディネーター 鈴木 裕子さん

鈴木 裕子さん

ノバレーゼ 銀座 / プロフェッショナルコーディネーター

「記憶に残る優美なウエディングを」をテーマに、ウエディングやドレスをコーディネート、プランニングするNOVARESE(ノバレーゼ)。世界中のセレブが愛するトップブランドや英国王室御用達ブランドとのコラボレーションドレスなど、流行や定番にとらわれることのないラグジュアリーなインポートブランドドレスを多数ラインナップしています。

今回は、社内のコンテストでMVPも獲得しているプロフェッショナルコーディネーターにインタビュー。ドレスコーディネーターの仕事内容や求められるスキルなどについてお伺いしました。

人を輝かせるドレスってすごい!──想いを仕事に

−まず、ノバレーゼのブライダル部門について教えてください。

主要な部門は3つあります。ドレスやタキシード、和装など衣裳全般を扱う「婚礼衣裳部門」、ウエディングプランナーがお客様と一緒に結婚式の空間を作りあげていく「婚礼プロデュース部門」、ゲストの方々に振る舞うお料理やドリンクをプランニングし提供する「レストラン部門」があり、私は「婚礼衣裳部門」に所属しています。またノバレーゼでは、結婚式場やドレスショップ、レストラン店舗を現在は国内外で58店舗展開しています。

−鈴木さんは中途入社とのことですが、ノバレーゼに転職しようと思った理由はなんですか?

小さい頃からファッションが好きで、高校、大学と服飾系のことを専門的に勉強してきました。ただ、特に好きなブランドやしたい仕事があるわけではありませんでした。ドレスの魅力に気付いたのは、高校の卒業製作でウエディングドレスを製作した時です。

出来上がったドレスに袖を通したとき、クラスメート全員がとてもきらきらとした表情になりました。ドレスを着た瞬間、鏡にうつった自分を見て、可愛いと口にしたり、自然と笑顔がこぼれたりした光景は今でも忘れません。自信に溢れた瞬間の、女性の笑顔や表情は、なによりも輝いて綺麗になれる瞬間なのだと思ったのを覚えています。洋服は、着るものによって自分のテンションや気持ちを変えてくれます。なかでもウエディングドレスは、女性の「綺麗」を最上級に叶えてくれます。だからこそ、それ以上にないほど、女性の美しさを極めるドレスコーディネーターの仕事がしたいと思いました。

卒業後は、結婚式のドレスだけでなく、成人式や七五三などのコスチュームアドバイザーとして、様々な衣裳全般を扱いました。途中からはドレスコーディネーターとして、結婚式のドレスをメインにスタイリングし、買い付けなども任せてもらっていました。

その店舗では、日本製のドレスをメインに取り扱っていましたが、日本のウエディングドレスはレンタルされるケースがほとんどのため、何度ものレンタルに耐えられるように素材はポリエステル製のものが多く店頭に並んでいました。また、型崩れがしないようがっちり作ってあり、その分だけとてもずっしりと重く、アジャスター、ファスナー、編み上げで閉めあげていくようなものが大半です。重たく、そして何十回と使いまわすドレス……ふとした時に、もっと花嫁様のことを考えて作られていて、そして心の底から素敵だと思えるセンスのあるドレス、自分が自信を持ってご紹介できるドレスを扱いたいと思うようになりました。

ノバレーゼでは、その想いが叶えられる上質で厳選されたドレスが店頭に揃っており、さらにコーディネーターという仕事のレベルをいま以上に高めていくことがこの環境でなら出来ると思い、入社を希望しました。

“ここでしかない、出来ない体験”をコーディネートする

−ドレスコーディネーターとはどんなお仕事ですか?

ドレスコーディネーターの仕事は「花嫁様とドレスを一緒に選ぶこと」だとよく言われますが、実はとても奥が深く、知れば知るほど楽しくなっていく仕事です。

まず結婚式を行う会場が決まった後、最初の準備がドレスを選ぶこと。まだ何もわからない、スタート地点にいるおふたりを私たちがお迎えします。ドレスのコーディネートだけでなく、おふたりのウエディング全体をプランニングする立場でご案内する感覚が近いかと思います。おふたりのご来店前には、結婚式を挙げる会場の特性をチェック。どのようなドレスが映えるのか、HPから全体の雰囲気、絨毯や壁の色彩などを確認します。また、その会場の口コミなどをチェックすることで、人気のポイントやお客様の好みを想像して、接客に臨みます。

花嫁様のご希望や好みはもちろん、会場の特徴、ゲストの顔ぶれ、季節などを常に頭に置いて、トータルでコーディネートをしていきます。 また普段のファッションでもそうですが、「好みのもの」と「似合うもの」はイコールでないことも少なくありません。よりお客様がきれいに見えるものを選択していただけるように、プロとしてオススメしたいドレスなども積極的にご案内しています。

−「ドレスコーディネーター」として求められるスキルなどはありますか?

資格などは特に必要ありません。だからこそ、勉強した分が結果に繋がる仕事だと思います。花嫁様より知識がないのはプロとして恥ずかしいこと。そのため、もちろん最低限のドレスの知識やスタイリングのセンス、フラワー、ヘアスタイルなどの基礎知識、トレンドなどは押さえておかなくてはいけないと思っています。

また「ドレスコーディネーター」は、大切なドレスを決めるお手伝いだけが仕事ではありません。私たちの目的は、「結婚式当日に綺麗にドレスをお召しいただき、ゲストの皆様にも喜んでいただく事」なので、ドレスのサイズ直しなども丁寧に行います。 結婚式は誰もが初めて。お客様が不安になられたり焦ってしまったりするのは当然のことなので、気持ちのサポートもしたいと思っています。「準備期間から当日まで絶対に幸せにして差し上げる」という責任感も大切だと思います。私たちからすれば毎日見ているウエディングドレスですが、おふたりにとってはなにもかもが初めてのドレス選び。ドレスに袖を通す瞬間や、親御様、新郎様へドレス姿を見せる瞬間などの感動やロマンチックな心も忘れないようにしています。

−鈴木さんはどうやってドレスやスタイリングなどのトレンドを取り入れられているのですか?

SNSを参考にしたり、ブライダル系、ファッション系の雑誌、海外の情報などを活用したりしています。例えば、お客様が読まれている雑誌がどのようなものなのかによって、お好みのドレスや小物の傾向を把握でき、お客様に伝わりやすい言葉も違ってきますので、さまざまな雑誌を読むようにしています。

 

ノバレーゼ 銀座

 

50年後、100年後。お子様やお孫様まで素敵と思える空間づくりを大切に

−実際にお客様がノバレーゼを利用するときの流れを教えてください。

最初に会場選びをスタートし、結婚式場と日取りを決めます。その後、次に選ぶアイテムがドレスとなります。結婚式のイメージなどもお客様にお聞きしながら、どのような空間にしていくかという内容をスタッフ間で共有し、結婚式の4ヶ月前から担当プランナーにバトンを繋げていきます。そこからは実際に結婚式の空間がウエディングプランナーのサポートによりだんだん作られていきます。例えば、席次表や席札などのペーパーアイテムから、お料理に至るまで、細かいものまで決定していきます。 並行して、選んだドレスのスタイリングやコーディネートも進めていきます。おふたりだけのスタイリングを決め、小物などを選びます。 結婚式の日が近付くにつれて、体型やサイズが変わられるお客様もいらっしゃるので、結婚式の約1週間前に再度細かな採寸を行い、結婚式当日に一番綺麗に見える状態でドレスを着ていただけるようにミリ単位まで調整します。

−1度にどれくらいのお客様を担当されるのですか?

「はじめまして」と今日初めて会うお客様もいれば、今週末に結婚式を控えているお客様もいらっしゃるので、1日に5,6組様とお話しをすることもあります。シーズンなどにもよりますが、50組様から100組様くらいのお客様を担当しています。 担当させていただくおふたりに関しては、結婚式の日程、お名前、会場、ドレス、お答えいただいたアンケートの情報などすべてを把握するように努めています。たくさんのお客様を担当しても、おふたりのコーディネーターは私だけなので、何でもお話しいただけるように努めています。

−ブライダル市場の中でのノバレーゼの他社との違いを教えてください。

ノバレーゼのターゲットとしては、20代後半から30代のお客様が中心になります。結婚式という空間を自分たちの記念日というとらえ方だけではなく、これまでお世話になってきた人たちと過ごす特別な一日にしたいという方が大半です。そのため、おふたりからゲストの皆様へ、感謝の気持ちを存分に伝えていただけるような空間を作るよう努めています。 結婚式場も西欧風のステンドグラスや赤いカーペットが印象的な一般的な結婚式場ではなく、居心地の良さ、くつろぎの空間を大切にしながら、設計やデザインを行っています。 また、全国に同じデザインの会場は1つもありません。それぞれの会場によって、その土地ならではの文化、歴史、景観を最大限に活かしたデザインをするということも大切にしております。

ドレスに関しては、お客様の嗜好性やトレンドなども大切ですが、いつの時代でも色褪せない、普遍的な美しさも大切にしています。かつ何十年後に見たときにも美しいと思え、お子様やお孫様にも綺麗だと思っていただきたいからです。

日々勉強!向上心があれば未経験者も歓迎

−「人間力」を上げるためにしていることとは?

先輩方のサポートに入ったり、雑誌やSNSから情報収集をしたり、ショッピングでは流行をチェックしたりなど日々勉強です。休みの日にはハイブランドやレストランなどで高いクオリティの接客を受け、自分が心地よかったと思える接客や、気になる点なども含め勉強しています。また美容院やネイルは毎回、初めてのところに行くようにしています。私も「初めまして」のおふたりから好みなどを理解し、ご提案する仕事に従事しているので、日々の買い物やメンテナンスでも参考にするようにしています。

−鈴木さんは前職もドレスコーディネーターをされていたそうですが、未経験の方や他業界からの転職などはありますか?

ブライダルジュエリー販売経験者や、テレビ会社のアシスタントディレクター、家具屋、看護師など、さまざまな業種からの転職者がいます。「人の人生に携わる」という点、「女性の美」などに興味がある方には親和性が高いと思います。

未経験であっても、入社後に合宿型の研修を用意しており、直近3ヶ月間で入社したスタッフを「同期」と位置づけ、会社の沿革、ブランディング、接客などの技術を学ぶ場を設けています。ノバレーゼのさまざまな職種を体験したり、他社ブランドを訪問して接客を体験したりと、ブライダルに縁のなかった方でも刺激を受けていただけるカリキュラムになっています。現場でのOJTも実施していますし、入社後もスキルによって、等級別や職種別にそれぞれ研修を行っています。キャリアアップに関してのサポートは非常に充実しています。

−最後に、どんな方と一緒に働きたいですか?

ここの仕事には終わりがありません。その為、向上心を持って意欲的に取り組んでくださる方にぜひお越しいただきたいです。弊社のスタッフと同じ温度で切磋琢磨し、共にスキルアップしていきたいと思っています。自分の知識が増えることは、お客様のためにもなります。自らだけでなく相手に還元できてこそ、それが自分の喜びに繋がるといった方にはぴったりの環境です。

 

一生に一度しかない「結婚式」に、ここでしか出来ない体験をしてもらうため、全体的なコーディネートを心がけているという安心感は、常にアンテナを張り、学び続けることから生まれる自信に裏付けられているのだということが伝わりました。「幸せな時間」を作り上げる大切な役割を担うドレスコーディネーター、向上心があれば未経験も歓迎とのこと、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょう。

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