Folli Follie(フォリ フォリ)のインタビュー

INTERVIEWインタビュー

変革期を迎え、新しいモードへと生まれ変わったヴァレンティノが今後求める人材

ヴァレンティノ ジャパン ヒューマンリソースディレクター

ヒューマンリソースディレクター

ヴァレンティノ ジャパン

メゾン ヴァレンティノは1960年、ヴァレンティノ・ガラヴァーニとジャンカルロ・ジャンメッティにより設立されました。以来、ヴァレンティノはファッション界におけるメジャープレイヤーであり続け、さらに2008年から2016年にかけて大きな進化を遂げました。

ラグジュアリー部門において大きな役割を果たすメゾン ヴァレンティノは、その伝統と革新、ときにその2つを融合させ、美を生み出しています。 ヴァレンティノはオートクチュールやプレタポルテに加え、ヴァレンティノ ガラヴァーニのレーベルにおいて、シューズやバッグ、スモールレザーグッズ、アイウェア、スカーフ、 ネクタイ、フレグランスを含むアクセサリーを展開しています。現在、ヴァレンティノの美の世界を表現する製品は、160のヴァレンティノ直営店と1300を超える拠点を通じ 90カ国以上で販売されています。

今回は、ヴァレンティノ ジャパンのヒューマンリソースディレクターに、現在のブランドの立ち位置やヴァレンティノで働くことについてお伺いしました。

ヴァレンティノ、変革期の背景にあるもの

―日本でも老舗のラグジュアリーブランドとして認知されているヴァレンティノですが、日本に上陸してどのくらいになりますか?

初上陸は1974年です。当時はヴァレンティノ・ブティック・ジャパンという社名でした。100%出資のヴァレンティノ ジャパン社になったのは、2009年です。

―現在、ヴァレンティノ ジャパンが運営する店舗数はどのくらいですか。

ヴァレンティノは24店舗、レッド ヴァレンティノは8店舗になります。そしてアウトレットが2店舗です。

―ここ数年で変革の時期を迎えたヴァレンティノの現在についてお聞かせください。

ブランドが45周年を迎えた2006年には、ヴァレンティノS.p.A. 現CEOであるステファノ・サッシが迎え入れられ新しい戦略的ヴィジョンが示されました。 ヴァレンティノ・ガラヴァーニからクリエイティブ ディレクター、マリア・グラツィア・キウリとピエールパオロ・ピッチョーリへとバトンが渡され、 2人のクリエイティブ ディレクターがヴァレンティノをもっとも成功したブランドへと成長させました。

2016年7月7日パリにて、ブランドに17年在籍したマリア・グラツィア・キウリは、8年間務めた共同クリエイティブ ディレクターを退任し、プロフェッショナルとしての新たな挑戦 に向け旅立つことを発表しました。これを受け、ヴァレンティノは単独クリエイティブ ディレクターとしてピエールパオロ・ピッチョーリを指名しました。 

―そして、オーナーも変わったことも世界的に好調に向かった背景としてあるのではないでしょうか。

ヴァレンティノS.p.A.は2012年より、カタールの大手民間投資家グループが出資する持ち株会社、メイフーラ・フォー・インベストメンツS.P.C.により管理されています。この買収によってヴァレンティノが持つポテンシャルが大きく引き出されたのだと思います。

―2016年には旗艦店の表参道ヒルズ店がオープンしましたね。

360平方メートルの売り場面積を誇る表参道ヒルズ店は、ヴァレンティノの世界的なセールスネットワークの拡大における 重要なステップであり、英国人建築家デイヴィッド・チッパーフィールドが作り上げた革新的なストアコンセプトを踏襲しています。

( ヴァレンティノ表参道ヒルズ店 )

ヴァレンティノが今後求める人材

―日本においても成長著しいヴァレンティノですが、現在、従業員は何名ほどいらっしゃるのでしょうか。

2017年1月現在、本社で約60名です。ショップはヴァレンティノ、レッド ヴァレンティノとアウトレットを合わせて220名ほどです。

―ベテランから若手スタッフまで、さまざまな方が在籍されていると思いますが、今後求められている人材について教えてください。

やはりヴァレンティノというブランドや商品を好きな方です。接客スキル、言葉遣いや振る舞いの点で、ラグジュアリーブランドでウェアを扱っていた方などはポイントとして見ています。

―ヴァレンティノの洋服を扱うには、ラグジュアリーでの経験値がかなり必要とされるということですね。

ヴァレンティノはお洋服が主軸のブランドで売上の半分以上をウェアが占めているため、ラグジュアリーでのウェア販売経験があればより質の高い接客が出来ると思いますが、そこに固執してしまうと「ヴァレンティノで働きたい!」という方にとっては狭き門になってしまう可能性もありますので、経験があることは望ましいですが、絶対条件ではありません。ダイアモンドの原石は常に探していたいと考えています。

―同時に、今後は次世代を育てていくというミッションもあるのではないでしょうか?

まさにその通りです。長く働いている方、そして若い方を採用し、幅広い年齢層の販売スタッフで構成する店舗では、育成・教育がしっかり出来ますし、また長いお付き合いの顧客様との関係を保ちつつ、若い顧客様も増えてきていますので、相乗効果が生まれています。

ヴァレンティノならではの豊富なキャリアパス

―ヴァレンティノだからこそできる経験にはどんなものがあるのでしょうか。

イタリア本社にはアカデミアという部署があり、ここでは全世界共通に使える教材を作っています。ヴァレンティノの歴史、商品、販売についてなど、アカデミアから発信された資料をもとにトレーナーがスタッフのトレーニングをおこなっています。また、ヴァレンティノならではの高品質で稀少な素材をふんだんに使った洋服を扱うことで、プレミアムな素材への知識も身に付けていただけると思います。

―インセンティブについてもお聞かせ願えますか。

売上達成率に応じ、月単位でインセンティブを支給していますし、売上目標や顧客様戻り率を目標に掲げた通年のインセンティブ制度もあります。また不定期ですがリテールやMDからの提案により、ウェアやファーなど、カテゴリーやアイテムごとのインセンティブもあります。

―インセンティブ制度も充実している上、ヴァレンティノの場合、雇用形態は正社員で、外資にもかかわらず退職金制度もある、というのは、働く側にとって魅力的ですよね。

退職金については、3年以上勤務した方を対象とし、勤続年数により金額が変わりますが、長く務めた場合、退職金の支給があるというのは安心出来ると思います。

―急激な成長を遂げる中、キャリアパスも含めていろいろな経験ができそうですね。

ジャパン社は、考え方も若くさらに挑戦的になってきています。2017年4月には日本最大規模の旗艦店が銀座にオープン致します。販売スタッフはもちろんのこと、本社スタッフも増えていくと思いますし、今後もたくさんの挑戦が待っていると思い、わくわくしています。

 

ヴァレンティノの巧みな経営手腕と現代的なヴィジョンは、ラグジュアリー業界の未来を占う存在とも言えそうです。オートクチュールの技術が散りばめられたコレクションに触れ、さらなるブランド力強化によりさまざまな経験を積めるチャンス、ラグジュアリーでのステップアップを考えている方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょう。

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