Ron Herman(ロンハーマン)のインタビュー

INTERVIEWインタビュー

個性を発揮できる、ホスピタリティ溢れるセレクトショップ

ロンハーマン千駄ヶ谷店 / マネージャー 松本 梨沙さん

松本 梨沙さん

ロンハーマン千駄ヶ谷店 / マネージャー

1976年、ロサンゼルス ハリウッドのメルローズアベニューに誕生した「Ron Herman(ロンハーマン)」は“全てのお客様に心地よく買い物を楽しんでもらいたい、お客様の想像力をかきたてるような心地よい刺激を与えたい” 創業以来、一貫してそのコンセプトと共に歩んできました。“ファッションとは愛にあふれ、刺激的で楽しく、自由であるべきだ”という理念のもと、心地よくリラックスした空間で、ロンハーマンに訪れる全てのお客様に心からファッションを楽しんでいただきたい。そんな想いを大切にし、独自の視点で世界中からセレクトしたアイテムで多くのファンに愛されています。

今回お話をお聞きするのは、ロンハーマン千駄ヶ谷店でマネージャーを務める松本梨沙さん。マネージャーという立場でありながらトップセールスを実現するエキスパートの松本さんに、ロンハーマンで働く魅力や仕事のやりがいについてお聞きしました。

働いている人が生き生きしていて「仲間になりたい!」と思った

−松本さんは販売歴が長く、他ブランドも経験され現在のキャリアに就かれたそうですが、ロンハーマンで働くに至ったきっかけをお聞かせください。

新卒で、今と同じセレクトショップで働いたことをきっかけに接客が好きになりました。 経験を重ねるうちに1つのブランドを掘り下げてみたい気持ちが芽生え、ラグジュアリーブランドに転職しました。転職してやりがいは感じていたものの、自分らしさややりたいことを改めて考えたときに、もっと楽しみながらお客様と接し、より幅広い層に自分らしくファッションを伝えていきたい、と思いました。

セレクトショップでもう一度チャレンジしようと考えたときが、ちょうどロンハーマン1号店の千駄ヶ谷店ができた頃で、当時とても話題になっていました。訪れてみると、心地よいカリフォルニアの空気を感じるリラックスした空間が広がっていて、働いている人がすごく素敵だと感じました。生き生きと、楽しそうに仕事をしている姿を見て、とにかく「仲間になりたい!」と思ったのが入社のきっかけです。

−入社時のエピソードはありますか?

2010年、二子玉川店オープニングスタッフとして入社したのですが、その時に聞いた三根(現:サザビーリーグ リトルリーグカンパニー プレジデント)の言葉が強く印象に残っています。ボードに、「親孝行・恋愛・サーフィン」という3つの言葉が書かれていて、なんだろうと不思議に思っていたら三根がこう言いました。「ここに書いてある3つのどれかを一生懸命やっている人だったら、うちの会社で活躍できる」。

ただ仕事だけをするのではなくて、何か一つでも大切なものを持つこと、自分自身がHappyであることが、チームで勝つことにつながるんだと。そこで各自が一生懸命打ち込んでいることを共有し合ったのですが、家族を大切にしたり、スポーツや趣味を楽しんだりと、仕事もプライベートも“楽しむ”ことを大切にしている人が集まっている会社なんだと感じることができました。

もう1つは、「商品を売るのではなくて、お買い物をする経験自体を売る」という言葉です。お買い物をする経験自体がエンターテインメントで、お客様に楽しんでもらいたい、何年後も思い出に残ってもらいたいからこそ、お客様と心の通い合う接客をとても大切にしている、というところにも、共感できました。

−当時のスタッフが生き生きしていた理由は入社してから感じますか?

入社してからずっと感じています。その理由は、ファッション業界での経歴にこだわらず、良い意味で色々な経歴を持ったスタッフがいることが大きいです。経歴や経験が違うからこそ、個性豊かなスタッフが集まり、それぞれの個性や強みを活かした自分らしい接客ができます。悪いところを指摘するのではなく、良いところを伸ばす社風だからこそ、生き生きできるのだと感じています。

ロンハーマンのスタッフが持つ“スピリット”

−そういった会社の精神、理念があれば教えて下さい。

私たちは“スピリット”と呼んでいますが、例えば「当たり前のことを当たり前にやる」や、「“販売”ではなく“接客”をする」、「“サービス”ではなく“ホスピタリティ”を大切にする」など、気持ちの部分を大切にしています。目指すのは「今日は天気が良いからロンハーマンに行こう」とお客様に思ってもらえるようなお店。そのためにも、訪れる方がワクワク感を感じ、心地よい時間を過ごせるよう、気持ちの良いおもてなしを心掛けています。

また、お客様だけに限らず、スタッフ同士においても、感謝の気持ちを積極的に伝えあったり、常に周りへ気を配り、必要なフォローを入れたりと、相手の立場に立ち、心を配る行動を大切にしています。

−そういうホスピタリティーは教えられるものなのでしょうか。また、高い接客レベルを保つために意識していることはありますか?

まず、その人がホスピタリティの心を持っているかどうかを面接で見ています。 ロンハーマンには、接客マニュアルや個人ノルマがありません。スタッフ一人ひとりがお客様を想い、何ができるか考え行動するからこそ、ホスピタリティが自然と生まれるのだと思います。私がマネージャーとしてスタッフに伝えていることは、とにかく“笑顔”と“挨拶”。相手を思いやることや、気持ちの基本を忘れてしまうとお客様にはそれが伝わってしまいます。ですから、挨拶に込める気持ちが大切だと言っています。入社してすぐのスタッフにも、「何もわからなくても良いから、とにかく一番の笑顔で、一番の挨拶をしなさい」と、徹底して伝えています。

−だから、いつも訪れると全員が笑顔で挨拶してくれるんですね。ロンハーマンには他にも入社研修制度はあるのでしょうか?

まず、入社研修で、会社・ロンハーマンの歴史やスピリット、クレド(従業員の約束事)を1日かけて学びます。その中では、先ほどもお話に出た笑顔と挨拶のトレーニングや電話対応のロールプレイングなど、接客・販売の基本を体得してもらっています。入社後は、各店舗のスタッフが集まって行う“販売スキルアップ研修”を定期的に行っています。 また、現場では、実務を通して店長や先輩スタッフが、接客方法やお客様とのコミュニケーションのとり方、ディスプレイ、コーディネートなどを教えています。

−しっかりと充実した制度があるのですね。

外から見るとカジュアルなイメージが強いのか、「他の会社と比べて楽に仕事していそう」「ゆるく仕事をしていそう」と言われることもあります。ですが、私たちが目指しているのは“素敵に勝ちに行く”ということなんです。

スタッフ一人ひとりの個性を大切にする

−やはり、そういった会社のカルチャーはとてもカリフォルニアらしいですね。松本さんはマネージャーとしてはどのようなマネージメントをするタイプなのですか?

私は正面からぶつかるタイプです(笑)。「厳しいけど楽しいお店」であり続けたいと思っているので、厳しくするときは本気で厳しくし、楽しむときは一緒に楽しみます。真正面からいくタイプですし、マネージャーに向いているかどうかは分からないのですが、メンバーがしっかりとフォローをしてくれているので、助けられています。スタッフ一人ひとりとコミュニケーションをとり、自主性を尊重し、育てるのではなく育っていける環境づくりを心掛けています。

−優秀なマネージャーでありながら、売り上げもトップクラスというのは素晴らしいですね!

マネージャーになると業務が増え、店頭に立つ時間が減ることもありますが、私にとって接客は仕事の上で欠かせないものです。ですから、ほとんどの時間、店頭に立ち、接客をしています。マネージャー業務はほとんどお客様が帰られた閉店後に行うようにしています。

−売り上げを上げる秘訣はあるのでしょうか?

私の場合は、義務ではなく「ただ人が好き・洋服が好き」ということが大きいです。来てくださるお客様やファッション、色々なことに興味を持っているだけかもしれません。ロンハーマンや洋服以外のことでも、お客様が気になっていることはとことん調べ、どこへでも足を運ぶようにしています。部下にも、「とにかく色々なことに興味を持ちなさい」と伝えています。ロンハーマンへご来店されるお客様の年齢層は幅広く、ファッション感度の高い方ばかりです。商品知識はもちろん必要ですが、いろいろなことにアンテナを張り巡らせ、日々感性を磨くことも大切だと考えています。

圧倒的なセンスとハートで最高の店を目指す

−他のセレクトショップを経験した松本さんが見た、他とは違うロンハーマンの良さとは?

お店と本部の距離が近く、他の会社に比べて風通しが非常に良いと感じています。本部はお店がこうしたいということをすぐに吸い上げてくれますし、普通だったら「今さら変えるの?」ということでも「よし、やろう!」と一致団結し、垣根なくゴールに向かっていきます。会社の承認も必要ですが、時にはそういうものを取っ払って自由にできるからこそ、結果、お客様に感動を与えるようなことが実現できるのだと思います。

また、バイヤーの気持ちを近くで感じられることも良さの一つです。お店での勉強会をバイヤーが精力的に行ってくれるのですが、ただ商品を説明するだけではなく、まるで女子会でファッションショーをしているようなイメージで、全員が次のシーズンを心待ちにできる、こんなに楽しくワクワクする勉強会はロンハーマンならではだと思っています。

−最後にロンハーマンの応募者にメッセージをお願いします。

知識や経験はなくても良いですが、ロンハーマンが好きで、それ以上にファッションが好き、そして、“人”が好きな方にご応募いただきたいです。ロンハーマンが目指すのは、他を突き抜けるような圧倒的なセンスとハートがあるお店。ロンハーマンにいた人ってすごいよね、って思ってもらえるような人を輩出できるような場所をつくっていきたいです。ぜひ、ロンハーマンでチャレンジしたい、成長したいという方に来てほしいです。仕事ですので、楽しいことばかりではありません。厳しいことや辛いこともありますが、1日終わったときに、ああ、今日はいい日だったと感じることが出来る毎日を送っていただきたいと思っています。

 

強いホスピタリティー精神を持ち、まさにロンハーマンの“スピリット”を働きながら体現する松本さん。そのお話からはロンハーマンの、お客様はもちろん、従業員にも熱いハートを持って向き合う気持ちの良い社風が伝わってきました。真剣に仕事に向き合い、楽しさも忘れない。そんなロンハーマンにはチャレンジする人が成長できる、素晴らしい環境があります。

 

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