Priv. Spoons Club(プライベートスプーンズクラブ)のインタビュー

INTERVIEWインタビュー

「お客様の先をいくおもてなしを目指して」

プライベート・スプーンズ・クラブ 店舗運営責任者 竹鼻 香さん

竹鼻 香さん

プライベート・スプーンズ・クラブ 店舗運営責任者

感度の高いショップが集まる東京・代官山に、ルームウエアの中心としたブランド「プライベート・スプーンズ・クラブ 代官山本店」があります。 広々とした店内はまるで誰かの部屋のようなくつろいだ雰囲気。 今回のインタビューでは、同ブランド店舗運営責任者として活躍する竹鼻香さんに、仕事のやりがいやブランドの魅力についてお聞きしました。

幅広いブランドを経験したことを糧に

−入社のきっかけについてお聞かせください。

入社して現在2年目ですが、もともと知り合いだった現社長に声をかけてもらいました。アパレル業界に足を踏み入れたのは実は15歳から。10代でしたし、いわゆる“ギャル系”と呼ばれる渋谷のショップでアルバイトとして販売のキャリアをスタートし、その後国内のブランドや、海外のハイブランドまでさまざまなブランドの販売を経験してきました。今年30歳になるのですが、これまでのキャリアを活かし、もう少し違う業務にも携わってみたいと思っていました。

−15歳から!?かなり長いキャリアをお持ちですね。さまざまなブランドを経験されて得てきたことは?

高校が渋谷にあって、ファッションやメイクについての専門のクラスがある学校でした。そこでの講師でもあった方に誘われて、ショップでアルバイトを始めたんです。当時カリスマ店員と呼ばれていたショップスタッフが数多くいて、スタッフ自身がモデルとなって服を見せるという時代でした。私自身も周りのスタッフの意識にすごく刺激を受け、どのように自分を見せることが売り上げにつながるかということを学びました。一方、ハイブランドは顧客を作って長いお付き合いをしていくことが大切なので、礼儀や気遣いといったものを徹底的に学びましたね。

−「プライベート・スプーンズ・クラブ」というブランドについてお聞かせください。

ブランドがスタートして3年目になるのですが、ウェブストアからスタートして2015年9月にこの代官山本店がオープンしました。スタイリストとして活動する山脇道子がディレクションするルームウエアとパジャマを中心とするブランドですが、ワンマイルウエアとしてそのまま外出できるような感度の高いデザインを揃えています。健康や美容に関心が高まり、部屋でリラックスする時間が重視されてきています。そういったなかで部屋でもお気に入りのアイテムで過ごしたいというニーズは増えてきていると感じます。現在、代官山の本店のほかに伊勢丹新宿店があり、またポップアップショップなども随時開催しています。

−顧客層の特徴は?

お買い求めいただく年齢層が本当に幅広くて、驚いています。メインのターゲット層は30~40歳代なのですが、20代から70代くらいの方まで幅広いお客様がいらっしゃいます。商品の特徴として、色使いにバリエーションがあって、発色の良いアイテムなども多いので、お部屋の中でも明るいカラーをまといたいというニーズがかなり高いのだと思います。

多様な業務に携われる喜び

−店舗運営責任者としての業務についてお聞かせください。

基本的には代官山店舗で販売を行いながら、ショップスタッフのサポートをしていますが、伊勢丹の店舗にも定期的に足を運び、運営状況をチェックしています。また営業アシスタント業務や代官山店で開催する展示会やパーティにお越しいただくための取引先の方々を招待したり、当日に対応したりするなどの業務もあります。オフィス関連の仕事は、代官山の店舗とオフィスは隣接しているため、合間を見てオフィスでこなすようにしています。

−竹鼻さんが接客に関して心がけていることは?

ブランド全体として目指すところでもありますが、おもてなしの精神です。お客様が何よりも大切で、お客様の先を行くおもてなしをするために何ができるのか日々意識していますね。気が利く人の接客って絶対に心に残ると思うんですよね。職業柄なのかもしれませんが、どこに行っても接客の様子を見てしまうんです。買い物に行ったときだけでなく、飛行機に乗っても、ホテルに行っても、仕事以外の場面でもついチェックしてしまうんです(笑)。いい接客を受けた時はやっぱり真似したいと思いますし。友達からは「職業病」って言われています(笑)。

−周りのスタッフに対してはどのようなことを大切にしてもらいたいですか?

常に笑顔でいることを意識してもらうよう話しています。笑顔って誰に対しても気持ちのいいことだと思うんです。そのこと以外は、その人それぞれの個性を生かした接客の方法を磨いていってもらいたいですね。商品知識などは、ウェブなどで調べられるので、通勤途中などでも身につけられます。だから現場では、得意とする接客方法を見つけやすいよう導いていけたらと思っています。

−竹鼻さんが感じている仕事のやりがいとは?

これまで純粋に販売業務だけをやってきたので、今は幅広い業務に携われることに何よりやりがいを感じています。商品の企画会議にも参加し、実際に意見を反映してもらえることも増えてきました。実際に可愛い商品でも必ずしも売れるとは限らないので、お客様のニーズを汲み取りながら、ブランドとして納得いく商品を企画できたときは嬉しいですね。また、店舗は都内に2店舗だけですが、年数回さまざまな都市でポップアップをしています。その時に実際お客様と触れ合える機会はとても貴重ですね。これからもより多くのお客様にブランドを知ってもらえたらと思っています。

−最後になりますが、「プライベート・スプーンズ・クラブ」ではどんな人材が求められているのでしょう。竹鼻さんが一緒に働きたいと思う人はどんな人ですか?

やはりその人の持つ明るさを見ますね。常に笑顔でいるってすごく重要だと思います。笑顔にはなんでもカバーできてしまうパワーがあります。経験や知識があることよりも、その人ならではの魅力をお客様に伝えられる手段だと思うんです。作られた笑顔って相手にはすぐにわかってしまうもの。ポジティブな人でないと素敵な笑顔にならないんですよね。一緒に働く仲間となる人には、楽しく仕事をやってもらえたらと思います。

 

竹鼻さんも非常に明るい笑顔の持ち主でいて、とても話しやすい雰囲気を瞬時に作ってくれる気遣いの人という印象を持ちました。その裏には日常的に自身が受ける接客にも意識を集中し、常に新しいことを吸収しようとする地道な努力もあるのでしょう。現在は接客業務からさらに幅広い業務に携わる竹鼻さんの今後の活躍にも期待したいですね。

 

JOB OFFERSこのブランドの求人を見る