Jo Malone London(ジョー マローン ロンドン)のインタビュー

INTERVIEWインタビュー

目に見えないストーリーを創り出していく、ジョー マローン ロンドン スタイリストの役割

Jo Malone London 丸の内店 / ジョー マローン ロンドン スタイリスト 古旗 悠美さん

古旗 悠美さん

Jo Malone London 丸の内店 / ジョー マローン ロンドン スタイリスト

1994年に英国・ロンドンで誕生し、香りをテーマに豊かなライフスタイルを提案し続けているラグジュアリーブランド「Jo Malone London(ジョー マローン ロンドン)」。独創的な香りとエレガントなギフトギビングで英国スタイルを象徴するブランドとして世界中のセレブリティや美容通に愛されてきました。日本でもその魅力はすぐに広まり、上陸以来多くのファンを獲得しています。

今回は、ジョー マローン ロンドン丸の内店のスタイリスト古旗悠美さんにインタビュー。香りのスペシャリストとしてお客様に香りある豊かなライフスタイルを提案する仕事の魅力についてお聞きしました。

服を着替えるように香りを重ねて楽しむフレグランス

−まず、ジョー マローン ロンドンの製品について教えて下さい。

ジョー マローン ロンドンには香りを重ねてオリジナルの香りを楽しむことができる20種類以上のコロン、日常のボディケアを贅沢な香りで彩るバス&ボディ製品、暮らしに自分らしい香りをプラスして、空間をスタイリングできるホームコレクションを展開しています。

人々を魅了する理由の一つに、「フレグランス コンバイニング™」というジョー マローン ロンドンが提案する“香りの重ねづけ”があります。服に合わせてアクセサリーや靴・バッグをコーディネートするように好きな香りを重ねることで、いつもの香りが新鮮な香りへと生まれ変わります。その日の気分やシーンに合わせてオリジナルの香りを楽しんでいただける特別な提案です。

−アイコン商品はあるのでしょうか?

「フレグランス コンバイニング™」からご案内することが多いので、30mlサイズのコロンが人気です。香りは、ブランドのシグネチャーとなっている「ライム バジル & マンダリン」、「イングリッシュ ペアー & フリージア」、「レッド ローズ」など多くのベストセラーがあります。

使い方も、ボディクレームを使用した後にコロンを振りかけたり、仕事帰りに違う種類のコロンを重ねて気分を変えたり人それぞれです。私たちジョー マローン ロンドン スタイリストはお客様の好みやライフスタイルをお聞きした上でその方に合う香りのご提案を行っていきます。

−香水を重ねづけするとはとても新しい提案ですね。

ジョー マローン ロンドンが「フレグランス コンバイニング™」の提案を始めた当時はまだ香水の重ねづけは一般的ではありませんでした。それが今では主流へと変化をして、他ブランドでも少しずつ重ねづけを取り入れるようになりました。

コミュニケーションを通してお客様のシーンを想像し香りを選ぶ

−ジョー マローン ロンドンではどのような接客をするのでしょう?

香りというのは人の記憶に残るものです。「そういえばあのときの、あの香り…」というように、香りをきっかけに様々なストーリーを思い出すこともできます。なので、どういった香料を使っているかなどの知識はもちろん必要ですが、お客様がどんな空間でどんな装いをして、どんな人に会うのか…、お客様が過ごされるシーンを想像して、その場に合う香りを選ぶことを大切にしています。

全店舗に設置されているテイスティングバーでは実際に香りを感じていただきながら接客をしています。カウンターでは「ハンド&アーム トリートメント」という30分間のカウンセリングとトリートメントを行ったり、お誕生日の方にシャンパンをサービスしたり、ジョー マローン ロンドンらしい世界観でラグジュアリー体験をしていただけます。

−香りをお勧めする上でどのようなスキルが求められますか?

香りという目に見えないものを提案するので、コミュニケーションスキルは重要です。一言で甘い、爽やかとお伝えしてもそのお客様にとっての甘い、爽やかといった感じ方はさまざまです。フランクな会話を交えながらお客様の好みを聞き出していくことが大切なんです。

コミュニケーションは対お客様だけではなくスタッフ間でも欠かせません。「こういうシーズンにはこんなフレグランス コンバイニング™が良いよね」、「今日は雨だからこういう香りの気分」など、スタッフとのコミュニケーションから香りの組み合わせのアイデアを発見できるのです。

−知識はどのように身に付けられるのですか?

入社時のベーシックトレーニングで香料や香りの持続性など、必要知識を身につけることができます。本社には店舗をそのまま再現したトレーニングルームがあり、専任のトレーナーから学ぶことができます。その他、実際にどのようにお客様に提案するか、シチュエーションごとのトレーニングやOJTもあります。

出会いのきっかけは「オレンジ ブロッサム」の香り

−古旗さんご自身のジョーン マローン ロンドンとの出会いについてお聞かせください。

入社して2年弱になりますが、ブランドとの出会いは10年程前にさかのぼります。たまたま友人が付けていた「オレンジ ブロッサム」の香りに一目惚れをしたことをきっかけに初めてジョー マローン ロンドンというブランドがあると知り、それからずっと憧れでした。

その後ワインを取り扱う会社に就職をしたので、毎日ワインの香りに囲まれて働いていました。今思えばその頃から味わいや香りという目に見えないものを表現してお客様に喜んでいただく仕事が好きだったんですよね。ワインも味はあるけれど、その味がどんなパーティに適していて、どんな料理に合うのか、さらにワイングラスや空間によって変化していく。そんな感覚を探っていく接客が好きだったんです。

−運命的なブランドとの出会いから、自然と香りに囲まれるお仕事を選んでこられたんですね。まさに天職のようです。

そうですね。ジョー マローン ロンドンではイマジネーションが求められます。昼間のパーティならこんな香り、ウェディングにはこの香り…といった機転やセンス、プランニングが大切なので、前職での経験は今でも活かされていると思います。

目に見えないストーリーを創り出していく特別な役割

−ジョー マローン ロンドン スタイリストのやりがいとは?

お客様に実際ご使用いただいたストーリーを直接聞かせていただけるというのはこの仕事のやりがいですね。ご提案したプランニングが本当のシーンとして生まれたことの実感を味わえるだけでも素晴らしいことですし、直接フィードバックをいただけることも貴重です。

あとは、普段から香りに囲まれているので、生活の中にも自然と香りを感じることができて自分自身のライフスタイルも充実します。

−ご自身の向上のために心がけていることはありますか?

こうだと決めつけないことですね。香りはトレンドに左右されないからこそ自由に、今日はこんな天気だからこういう香りにしてみようと、常に探究心をもって取り組むようにしています。働いている感覚はもちろんありますが、香りが自分の生活に密着しているのでいつも自然体で働けることも魅力です。

−最後に応募者へのメッセージをお願いします。

香水はとても身近なものです。ジョー マローン ロンドン スタイリストという仕事は、お客様の日常に寄り添って空間や時間という目に見えないものを創り出していく特別な役割です。お客様に喜んでいただけることが一番のやりがいです。ジョー マローン ロンドンの世界観に共感できるという方からのご応募をお待ちしています。

ジョー マローン ロンドンのラグジュアリーで洗練された製品から広がる華やかなライフスタイル提案は、まさに一流のブランドだけが伝えられる世界。本物の価値、真のゆとりや豊かさを知るお客様と接し、新たな発見と刺激を感じながら働くお仕事には大きなやりがいがあります。お客様に感動を与えることができるブランドで、新しい可能性に挑戦してみてはいかがでしょう。

 

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