GLADD(グラッド)のインタビュー

INTERVIEWインタビュー

お客様に“見つける喜び”を感じてもらうことがMDのやりがいです。

GLADD マーチャンダイザー 渡邉 春美さん / 澤近 将海さん

渡邉 春美さん / 澤近 将海さん

GLADD マーチャンダイザー

4,000以上に及ぶブランドの商品を取り扱う会員制オンラインファミリーセールサイトとして、飛躍を続けている「GLADD/グラッド(旧グラムール セールス)」。バイヤーの確かな審美眼で選び抜かれた商品をお得に購入できるサービスとして今、多くのユーザーの信頼を得ています。今回はGLADD株式会社(旧GLS JAPAN株式会社)でブランドとお客様を繋ぐ MDの役割として活躍するお二人、澤近将海さんと渡邉春美さんにインタビューしました。

幅広いカテゴリーの取引先に出会える魅力

−まず、お二人の前職についてお聞かせください。


澤近将海さん(以下、敬称略):僕はもともと国内アパレル企業で9年程勤務していました。販売を経てMDとして経験を積んでいましたが、ファッションだけではなく幅広い世界を見てみたいと思い入社しました。

渡邉春美さん(以下、敬称略):私はインポートのブランドを取り扱う会社と、MDに重点を置いた国内アパレル企業でバイヤーをしてきました。

−GLADDのMD職は、前職での仕事内容とは異なりますか?

澤近:GLADDでは、MD一人ひとりにファッション、ジュエリー、コスメ、家電、食品などのカテゴリーのブランドが振り分けられます。ここまで幅広いカテゴリーを一人で取り扱えることは前職ではなかなかできなかったことですし、ファッション以外のMDの概念まで知ることができて、貴重な経験ができています。

渡邉:今はファッション業界でもライフスタイルを打ち出すことが主流になっていますが、それを一人で体現しているのがGLADDのMDです。コスメや家電ブランドは、今後ファッション業界に参入したいという考えを持っていたりするので、これまでのアパレル経験を活かし提案することもできます。自分がブランドを任せてもらえる感覚は他の会社ではなかなかできない経験だと思います。

−入社当時、大変だったことはありますか?

渡邉:アパレルでバイヤーをしていた頃は、自分がお客さんとして取引先と関わることが多かったですが、GLADDのMDはブランドに対する営業も行うので、感覚だけではない数値的な面も必要です。アパレルではどちらかというと感覚から始まり数値に繋げる形でしたが、GLADDに入ってから数値の部分は以前よりも自然に見られるようになったと思います。

澤近:僕の場合はやっぱりコスメ分野など、自分とかけ離れたカテゴリーに関しては何も知らなかったので大変でしたね。そこから自分の興味以外のものに対する見方が大きく変わりました。普段はスルーしてしまうようなことでも、自然に興味を持つようになりました。

信頼関係の構築のために大切にしていること

−具体的にファッションのみのMDの仕事と何が違いますか?

澤近:取引先で話す内容から全然違いますね。もちろん双方の売り上げを上げるための話がベースにはなりますが、その内容も取引先によって全く異なります。どういう風にブランドを見せるか、どうターゲットにプロモーションするか、どんなイベントを行うかなど、そういうところまでMDが考えて提案することができますし、どういうバナーが反応があるかまで細かいコントロールができます。そういう意味では実店舗の経験がかなり活かされていると思います。

渡邉:アパレルは最先端にいるのにとてもアナログな部分が強いですが、コスメや家電業界の方たちと取引をすると非常にシステマチックで、そこに違いを感じました。アパレルでは当たり前だと思っていたことが意外と他業界では違っていたりして。今まで知らなかった部分を仕事を通じて培うこともできました。

−取引先との信頼関係を築くためにそれぞれ心がけていることは?

渡邉:やることに対して何かしらの意図をもって提案することですね。結果がでたら良い場合はもちろん悪い場合もなぜこうなったのか、必ずフィードバックするようにしています。ブランドに自分が関わることによって良い結果をもたらすことができるように、ブランドに対する想いを常に持って取り組みます。細かい部分では幅広い取引先とやり取りをするので、相手を不安にさせないようにできる限り早い返答をするようにしています。

澤近:何か提案するときは必ず一つだけでなく、いくつも提案できるようにしています。その上で、これまでの自社データに基づいた予測をお伝えするようにしています。GLADDは、個々のアイデアが活かせる環境なので、それぞれが自由にアイデアを出して実行することができるんです。

GLADDがブランド側に与えるメリットとは?

−GLADDがブランドに与えるメリットとは?

澤近:ブランドが持っていない層のお客様にアプローチできるところです。私たちのコアターゲットは30代後半~40代中頃が中心です。そのためブランド側のお客様とは売れるものが異なる事もあります。GLADDはあくまで1サイト内で販売しているため、GLADDでブランドを知ったお客様がそのままブランドのオフィシャルサイトに飛んだり、新しい層にブランドの認知を広めることもできる。そういったところにもメリットを感じていただいています。

渡邉:実店舗のセールが厳しい傾向にあるなか、GLADDに出しているとブランドイメージを損なわずにセール商材を売ることができるとブランドの方にお声をいただくこともあります。赤文字を使わずにセールを見せることができたり、販売スタッフがいないので売る側の先入観なく商品を売ることができるので、いわゆる店舗で死に筋と言われるものでも場所が変われば売れ筋にすることも可能なんです。

澤近:ブランド側にとって売上はもちろん、マーケティングにおけるメリットもあります。いわゆるマーケットで同じ位置付けとされているブランド以外の場所で買い回りがあった場合、「もしかしたらこういう場所に出店するのもありかも」と、新しい可能性を見つけて頂くこともできます。また、なかなか実店舗では共演することが難しいブランド同士がGLADDでは編集次第で共演することも可能なんです。

渡邉:弊社側のメリットとしては、やはり在庫を抱えずにこれだけの商品を取り揃えてご紹介することができるということですね。なかなかここまで幅広いカテゴリーを取り扱えるサイトもないと思います。なおかつお客様がお得にお買い物を楽しんでいただけるというのは、双方にとってメリットがあると思います。

ライフスタイル全般で提案できるMDの仕事のやりがい

−お客様からはどのような反応がありますか?また、どんな傾向がありますか?

澤近:例えば、好きな洋服のブランドが売っているからGLADDに来たけど、最終的には洋服じゃなくてドライヤーを買ったりされることもあるんですよね。そういう思わぬ出会いを楽しんでもらったり、しかもお買い得に買えるということで、お客様には「見つける喜び」を感じていただいていると思います。そういう動向を見ると僕らも嬉しいです。

渡邉:今の時代は体験することに消費動向が高まっていて、そういった流れをまだ知らないお客様がGLADDが提案するエクスペリエンス(体験)や美容というカテゴリーから楽しさを知ってくれたり、お友達との会話のネタになったり、そういうライフスタイルのきっかけでありたいです。今は昔のように着飾ることよりライフスタイルの方に比重があるけれど、ファストファッションとかではなく良いものが着たいという、欲張りなお客様の感覚はとてもファッショナブルだなと感じます。

−最後にお二人の今後のGLADDでの目標をお聞かせください。

渡邉:お客様にとってわかりやすいライフスタイルの提案をしていきたいですね。セールという入り口で入って来ていただくことは大前提ですが、GLADDが日常にあるという新しいライフスタイルを提案していきたいです。

澤近:オンラインショッピングが苦手な人たちはまだまだ沢山いると思うんです。GLADDというサイトを通じてそういう人たちにECの良さを知っていただけるようなきっかけづくりもしていきたいと思っています。

 

お二人は今、同じMDとして個々の受け持つブランドを少しでも多くのお客様にお届けできるよう日々奮闘されています。アパレルで培ってきた良いものを見極める力を活かして新しい価値観をつくれるMDという仕事の魅力をたっぷり感じられるインタビューでした。

 

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