国内のアパレルブランドに勤めていた人でも、外資系のラグジュアリーブランドに転職したときに戸惑いがちなファッションビジネス用語。会社やブランドによって使われる共通言語はさまざまですが、今回はラグジュアリーブランドなど外資系企業でよく使われる基礎用語を紹介します。
外資系ラグジュアリーブランドへの就職・転職を考えている方や、入社を控えている人はもちろん、ご存知の方も確認してみてくださいね。
・トラフィック
ファッション・アパレル業界では、「入店客数」のことを指す。ストアトラフィックと呼ぶところもある。例えばミーティングなどで、「本日のトラフィックは◯◯名…」といった感じで日常的に使用します。
・トランザクション
買上客数のこと。お店の売り上げは、このトランザクションとトラフィックによって変動します。
・コンペティター
競合他社や同業他社、いわゆる商売敵を指す。同じマーケットで近い製品やサービスを提供していて同じ消費者をターゲットにしている会社がコンペティターとなる。競合ブランドや、競合百貨店など、ジャンルによって異なるコンペティターが存在する。
・コンヴァージョン
一般的なブランドでは、「コンヴァージョン(CV)=買上げ」のことを指し、「コンヴァージョン・レート=買上げ率」と呼ぶ。元々はECサイト用語として、商用目的のウェブサイト上で獲得できる最終的な成果を意味する。
・アサイン
人に仕事やポジションを割り当てる、任命するなどを意味する言葉。例えば、店舗で担当者を割り振る時に「顧客管理担当に◯◯さんをアサインします」などと使用する。
・アジェンダ
計画、予定表、議事日程などスケジュール全般を指す。ブランドによっては、入社時に配布されるブランド規定の手帳のことをアジェンダと呼ぶことも。
・インバウンド
英語の「inbound=入ってくる、内向きの」という意味を持つ言葉で、今では一般的に「訪日外国人・外国人観光客」を指す言葉として定着。インバウンドに向けた商戦も各商業施設などで行われている。
・サマリー
「Summary=要約、概略、集約」を意味する。特定のことに関する情報を要約したもの。いわゆる概要となるものを指し、ミーティングなどの場で「次回イベントのサマリーはこちらです」、などと使うことが多い。
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