コーディネートに欠かせないアイテム、靴(シューズ)ですが皆さんはどのようにお手入れしていますか?毎日履くものだからこそ汚れや臭いが気になる…という方も多いのではないでしょうか。
今回は、毎日履く靴をできるだけ長く大切に履くために欠かせない「自宅でできるお手入れ方法」を靴クリーニングのプロの方に教えてもらいました。
プロが伝授!「革靴(レザーシューズ)」のお手入れ方法
レディース・メンズ共にファッションアイテムとして取り入れることの多い革靴(レザーシューズ)は、正しくお手入れをしないと、カビてしまったり、シミが付いてしまったりします。久しぶりに履こうと思って出したら靴底にカビができていた、なんて経験のある方は、きちんとしたケアをするだけで長く大切に履くことができますよ。
◯革靴に汚れがついた場合
すぐに汚れを落とすことが一番大切!中性〜弱酸性の洗剤を薄めたものに浸し絞ったやわらかいクロスで、革靴の汚れを落としましょう。
◯革靴の臭いが気になる場合
消臭スプレーを使用するのは良いですが、スプレーを吹きかけるだけでは臭いの原因となる菌を除去するものの、菌の死骸は靴の中に残ったままの状態です。このままでは消臭効果は不十分です。しっかり消臭するためには、消臭スプレーを湿らせたタオルで靴の中を拭くようにしましょう。
◯革靴にカビが生えてしまったら?
もし靴にカビが生えてしまったら、その下駄箱にはカビの原因となる菌がある証拠です。つまり、その靴だけではなく他の靴にもカビが生える可能性があるのです。この場合、カビが生えた靴だけのカビ取りをしても意味がありません。下駄箱やシューズ保管場所全体の環境を変えるために、通気を良くしたり、除湿剤を置くなどして湿気を取ることが必要です。
プロが伝授!「スニーカー」のお手入れ方法
ストリートはもちろん今やラグジュアリーブランドでも必須アイテムとなったスニーカー。カジュアルなアイテムで履きやすいため取り入れる頻度も高く、清潔を保つのにも工夫が必要です。
◯スニーカーの臭いが気になる場合
靴の中がムレてしまうことが臭いの原因になります。ついつい履く頻度が高くなるスニーカーでも、2〜3日同じ靴を履くことは避け、しっかり靴を乾燥させる期間をつくりましょう。
◯スニーカーが雨に濡れてしまった場合
雨の日でも気軽に履けるイメージの強いスニーカーですが、もし雨に濡れてしまった場合は表面をまず拭き取りましょう。中に雨が染み込んでいたら、無地のタオルをまるめてスニーカーの中に入れておきましょう。新聞紙を詰める人も多いと思いますが、新聞紙の顔料は水性のため、靴の中にインクが溶け出す可能性がありおすすめできません。
◯スニーカーのゴム部分が剥がれてしまったら?
剥がれた場合、剥がれた部分(接着面)をヤスリで少し削ります。その後、ボンドで接着しましょう。
◯スニーカーの保管方法
100円ショップなどで手に入る靴の除湿剤などを使って保管するのがベストです。一足ごとに除湿剤をいれるだけでなく、前述のとおり下駄箱の環境を整えることもお忘れなく。
いかがでしたか?ファッション業界で働く方には知っておいていただきたい靴のお手入れ方法。コツをしっかり覚えて、お仕事に活かしましょう!