いよいよ暑さも本格的になって、少しずつサマーバケーション用のアイテムの実売が目立つようになってきたこの頃、販売員の皆さんもリゾートアイテムの接客場面が増えてきたのではないでしょうか。夏に向けた多くのアイテムのなかで、意外とお手入れについて説明できる方が少ないのが「水着」。皆さんは水着のお手入れをどのようにしていますか?実は、特殊な素材でつくられた水着は、洋服と同じように洗うのはNG!正しいお手入れをしないと水着の寿命を縮めることにもつながります。
今回の宅配ネットクリーニング「リネット」監修によるアパレルお手入れ基礎知識では、リネットお洗濯アンバサダーの近藤さんによる、“水着”の正しい洗い方をお届けします。仕事はもちろん、プライベートで水着を着る時の参考にしてみてください。
水着は「脱いだ直後」と「自宅」でそれぞれ洗うのがポイント!
水着のお手入れは、実は脱いだ直後から始まります。水着を脱いだ直後にしておくべき洗い方と、その後自宅に帰宅してからの水着の洗い方について、それぞれご紹介します。
ポイント1: 水着を脱いだ直後の洗い方
1.できるだけ早く水で洗う
特にプールの水には雑菌の繁殖を防ぐための塩素が配合されています。塩素は水着の変色や色落ちの原因にもなるため、水着を脱いだあとはすぐに水で洗いましょう。
2.タオルに挟んで水気を取る
洗った水着は水がしたたるため、絞りたくなりますよね。でも、水着を絞ると型崩れの原因になります。濡れた水着はタオルに挟んで、丁寧に水気を取りましょう。
3.乾いたタオルに挟んで持ち帰る
水気を取った水着は、乾いたタオルに挟みましょう。タオルに挟んだまま、メッシュ素材などの通気性の高い袋に入れるのがベスト。できるだけ涼しいところに置いて帰りましょう。
ポイント2:自宅での水着の洗い方
1.水で押し洗いする
水もしくはぬるま湯で、ていねいに押し洗いをします。水着の素材にはポリウレタンが使用されていることが多く、一度型崩れをするとなかなか元に戻りません。洗濯機で強い回転を与えると型崩れの原因になるため、できるだけ手洗いをしてください。
2.汚れが落ちない場合は中性洗剤で落とす
ぬるま湯で洗っても汚れが落ちないときは、色あせや生地の劣化を防ぐために中性洗剤を使用しましょう。中性洗剤をぬるま湯に溶いて、再びていねいに押し洗いします。
汚れを落とすために漂白剤を使用すると色落ちや生地の劣化につながります。絶対に使わないようにしましょう。
3.タオルで脱水する
乾いたタオルに洗った水着を挟んで、丁寧に水気を取ります。どうしても早く乾かしたい場合は、水着をバスタオルに包み洗濯ネットに入れて、洗濯機の弱脱水設定で30秒を限度に脱水しましょう。水着は熱に弱いので、ドライヤーやアイロンを使って乾燥すると、変形や劣化につながります。熱による乾燥は絶対に避けてください。また、回転式のタンブラー乾燥機は型崩れの原因になるので使用を避け、浴室乾燥などを使用してください。
4.形を整えてから陰干し
水着は伸縮性があり型崩れを起こしやすいので、ハンガーなどを使って形を整えてから、陰干しで乾かします。直射日光にあてると変色する可能性があるため、必ず陰干しをしてください。陰干しができない環境であれば、室内で扇風機をあてて乾かしましょう。
ポリウレタンやナイロン、ポリエステルなどでできている水着の弱点は、「熱」「薬品」「日光」「強い力」。水着を脱いだあとのお手入れでも自宅での洗濯でも、この4つに注意することが大切です。また、濡れた水着を長時間放置するとカビが発生する原因になるので要注意。
お気に入りの水着をできるだけ長く使えるようにするためにも、今回ご紹介した水着の洗い方をぜひマスターしてくださいね!
いかがでしたか?水着を取り扱う販売職の方は、ぜひお手入れに悩んでいるお客様に提案してみてくださいね。クリーニングのプロ、宅配ネットクリーニング「リネット」さんが伝授する「アパレルお手入れ基礎知識」のコーナーでは、ファッションのお仕事で役立つ情報をお届けします。次回もお楽しみに!
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